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自転車で日本を走ろう。

チャリで四国九州リベンジ2018 0日目 2018/3/29 青春18きっぷ編

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このブログを始めていて、過去の旅を振り返る機会が増えた。

というのも前は、誰かと旅行することに重点をおいていたり自転車でとんでもないところを走ることに重点をおいていたり。

 

しかし、だんだん違うことに気づく。あくまで自分がどう楽しむかなのである。

振り返れば、意外にも一回の自転車旅では回れていないところがたくさんあるのだ。

一周では足りない、二周も三周もしないとその土地のことはわからない。

このブログを書いているうちに頭に浮かんだのが

九州四国にもう一度行こう。」

九州は全県制覇はしたものの、ただ自転車で走っているだけだった。観光地もうまい飯も食えていない。

はたまた四国ではネカフェに泊まればいいか、という浅はかな考えが死ぬ寸前にまで来てしまった。

 

準備を万全にして、もう一度幸せになれる旅をしよう。。。

 

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これは昨年の夏、北海道を回っていた頃の写真。

後ろのキャリアバック2つに50Lリュックという見た目でも

重そうな印象。

確かに、これだけあればなんでも積めて無敵なのだが。。。

この時3週間の旅で荷物は25kgにも及んでいた。

しかし重いということはそれだけ”燃費”が悪くなるわけで、峠も登れない、1日の距離が減ってしまう、など。

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そこで今回、初めてバイクパッキングを導入。

バイクパッキングとは、従来のツーリングスタイル「後ろに荷台をつけてデカイバックをつける」のとは異なり、

自転車の空いているスペースにやや小ぶりなバックをたくさんつけて軽量化・重心のバランス化を図るのだ。

バイクパッキング にはアピデュラ社のバックがベストセラー。

がしかし、なにせ高い。大学生の財布では無理だ。

そこでrhinowalkというメーカーのどう見ても中国製のバッグを買ったのだが、意外にも問題のない商品であった。アピデュラを揃えれば5万ほどになるが、これで代用すればせいぜい1万ほどである。

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たまプラーザ駅横浜市青葉区

今回は九州まで青春18きっぷで移動する。

2年ぶりだ。

東京駅横浜駅の始発に乗れば1日で小倉駅までギリギリいけるのだが、

前日からずっと支度をしていたらあっという間に朝の8時とかになってしまった、、、

 

もう面倒だしたまプラからずっと西に行って、いけるとこまででいいや、と半分諦めていた。

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ちなみに自分は大学4年生になるが、就活が解禁されたくらいの時期だった。

周りは就活に汗を流していたが自分はとりあえず東京から逃げよう!という選択だ。

アホである。

でもこのくらいの方が面白いでしょ?

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今回の1日目のルート。

青春18きっぷは日付が変わってから最初の駅までしか乗ることができない。

深夜の0時を過ぎてから残念ながら山口の岩国駅までも行けず、間に大きい駅もないので広島でドロンすることにする。

 

という計画は実は夜に決まったことであって青春18きっぷほど夜にどこで降ろされるか分からない乗り物はない。

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田園都市線中央林間まで行き、

小田急江ノ島線に乗り換えて藤沢まで向かう。

通勤ラッシュに自転車を突っ込むという勇気ある迷惑行為が試される。心が痛い。

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小田急から藤沢駅東海道線に乗り換える途中に改札をくぐるのだが、乗り換え口の改札は小田急のものなのである。

なので青春18切符にハンコは押してもらえず、特例書みたいなのを貰ってJRの有人改札に出してください、と言われる。

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熱海行きにいって、ただひたすら揺られる。意外にも全然すわれない!

熱海に合宿しに行く”いかにも”大学生みたいなやつらが

根府川あたりで「海だ!!!」とクソ高いテンションで騒ぐあの現象に名前をつけたい。

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根府川駅でドアが開くと、なんか変な影が見える。

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ん???

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やないか!!

よく見ると三匹いる。

ホームの裏で堂々と毛づくろいしている。

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人を見下しているかのよう。図々しい。

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熱海で乗り換える。

熱海の乗り換えはかなりめんどくさくて、下に降りてホームを変えなければならない。

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しかも混んでいるから動けない。

大学生は、まだ慣れていないような女の子で溢れている。1年生か?

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熱海から静岡行きに乗る。この区間だけで1時間以上かかる。高速で車を使ったほうが早い。

熱海からの東海道線はガラッと雰囲気を変え、静岡臭がプンプンしていた。

東京にはない、のんびりした暖かい感じだ。そんなことを思いながらウトウト寝てしまった。

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今度は静岡から浜松へ。景色がずっと茶畑だった。

青春18きっぱーはご存知だろう、静岡区間は各駅停車である。急行もクソもない。

しかも三両編成とかで、座れなかったりする。とにかくこの区間が長くてしんどい。

 

幼稚園児ぐらいの子が「これ何入っているのー??」って聞いてきて「自転車が入っているよ〜」みたいな会話をする。

焼津に家族でマグロを食べに来たらしい。

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浜松から豊橋二川駅から見えるのは、立岩という岩山らしい。

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豊橋から大垣へ。

ここで各駅地獄から解放され晴れて新快速列車になる。電車のシートもロングシートからクロスシートに変わる。寝やすい。

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愛知に入ると名古屋までしばらく住宅街が続く。

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岐阜って駅前結構綺麗なんだ。

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大垣。ここから米原までしばしまた各駅停車。この辺になるとずっと付いてくる人ぎ何人かいて、ああこの人も青春18きっぱーなんだなと勘づいてくる。

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関ヶ原を超える。実は岐阜県をまだ自転車で走ったことは無い。

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米原駅で鬼のダッシュ乗り換え。滋賀県米原市から兵庫県相生市まで一気に快速列車でワープできる。静岡ノロノロストレスに比べたら気持ちのいいほどぶっ飛ばす。

 

 

しかし、途中で電車は運転を見合わせる。

なんと理由が、「近隣の布団が飛んできた

だった。リアル布団が吹っ飛んだ。

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京都大阪と通過していくうちに日が暮れて帰宅ラッシュに重なる。

満員電車にチャリンコ。座る席を間違えれば間違いなく殺される。申し訳ないが補助席ゾーンに置かせてもらう。他にスペースないからね。日本に輪行文化はいまだ普及していないから自転車を電車に載せるという発想が浸透していない。

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恒例の姫路駅で列車切り離し。

前の車両だけ赤穂線で海沿いから攻め、

別のホームでは山陽本線で山沿いから岡山からいく。

赤穂線に乗ろうとしたが、なんと45分ほど遅れてくることを告げられる。

岡山に行く人は山陽本線に乗ってください。これも来るのは20分後だけどって。

とりあえずご飯食べよう。乗り換えに忙しすぎて何も食べれていなかった。

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岡山駅岡山は未だにこのうるさい国鉄時代の古い列車を使っている。この列車にスーツを着たビジネスマンが乗っているのが違和感。

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糸崎駅。また腹が減ってきた。

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唯一、糸崎駅で13分ほど停車をしていたので電車に荷物を置いてきたまま、駅の外のコンビニに買い出しに行く。

荷物を放置するのはものすごく不安。おれを置いて荷物だけ広島に行ったらどうしよう。

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広島行きの列車は山陽地域では珍しくあの古い列車ではなく割と新しい車両で、どこか広島カープ感があるペイントだった。

 

しかし車内はガラガラである。

春休みのこの時間に乗っている人、だいたい青春18きっぱー説。

空腹にじゃがりことビールが沁みる。

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東京のラジオJ-WAVEradikoのエリアフリーでずっと流していたら

いつの間に夜の番組SONAR MUSICになっていた。

地方できく、六本木オシャレレディオの違和感やばい。

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ジントニックも空けよう、、段々ダメ人間になってきた。

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23時38分、ようやく広島駅に到着した。

15時間ずっと電車に乗る苦痛。飛行機ならニューヨークにとっくに着いているぐらいであろう。

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重いバッグと、自転車を担ぎながらノロノロと改札を抜ける。

改札の幅はどこも狭いから青春18きっぷを出しながら抜けるのは駅員さんの手伝いがないと少しキツい。

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結局自転車を1度組み立て、翌朝またバラすというのは面倒臭いし、そもそも電車でずっと寝ていた人間が初日にネットカフェに入るのは甘えな気もするし、どうしようかとしばらく徘徊していた。

地下通路ではおっさん二人が情熱的な喧嘩をしていて、さすがは広島人だ、と感じさせられるのであった。

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結局寝るところは固まらず、駅構内は深夜に閉めると言われる。

広島駅の地下街紙屋町シャレオは夜中開放されているらしい。

 

しかし明らかにホームレスの人が良さそうな位置をどんどん抑えていく。旅人だけれどもホームレスと同じ空間で寝る、というのは何だかプライドが許さない。むしろこういう地下街の方が治安が悪かったりするから分からない。

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外はいい感じの涼しさではあるものの、とにかく風が強かった。全然寝床が決まらない。

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でもやっぱり何回来ても広島の景色は好きである。今年もう2回来ている。

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そんなこんなでフラフラしているうちに良さげな場所を発見する。

船?の停留所?

川の駅で腰を下ろす。

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一応川のサイドはサイクリングロードにはなっているものの、いい感じに静かだし、明るいし、地下にはトイレもある。

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東屋の下にベンチがあり、マットと寝袋を敷けばベッド完成。

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桜と夜景を見ながら寝れる、超高級ホテルである。部屋も広いね。

桜の向こうのベンチには若い男女が数人溜まっており、楽しそうでなんだか悔しかった。始発を考えると4時には起きないと行かないんだが、朝になるにつれ風が強まり気温は下がり、何度も起きてしまった。オマケに喉が痛い。旅初日にして風邪を引いてしまうのであった。。。

 

 

続く