秋の!北海道一周自転車旅 10日目 2017/9/11 網走〜興部
さて!10日目です。この旅に設けた日数は20日間。いよいよ折り返し地点になります。
これまでの走行距離は1100キロ。この旅の終わりが何キロなのか実は把握できておらず、ペースが遅いのか早いのかも不明です。
朝の網走湖。隣のテントには外人チャリダーがいました。彼はラトビアから来たらしく、英語で質問攻めに合いました笑
やばい、英語力...
聞き取れる限り、屈斜路湖とか阿寒湖とか摩周湖などひたすら内陸を攻めているらしい。
他にも愛知県から来た大学生チャリダー。彼らは佐渡島のサークル合宿の帰りにそのまま船で北海道に来たそう。運が良いことにこれから稚内方面に向かうとのこと!
彼らは昨日に網走を観光したそうなので、一度別れを告げ、自分は午前中網走刑務所に行くことにしました。
現役の網走刑務所と、博物館網走監獄とあります。本物の刑務所に行くのは重罪を犯したときですから、多分ないでしょう笑
ということで博物館の方へ。
天都山を少し登ったところに現れる。
北海道の開拓の為に集められた囚人たち。囚人なら死んでもいいだろう、と過酷な作業を強いられた歴史がある。当時使われていた独房や農場、浴場などが再現されていた。
↑絶対に着れないお土産のTシャツ
1時間半ほど見学し、北に自転車を進めます。網走から常呂(ところ)までは能取湖を沿うようにしばらくオホーツクサイクリングロードが続きます。
70歳くらいの老紳士がものすごい勢いで自転車を飛ばしてきました。どうやら同じキャンプ場で泊まっていたらしい。四年前に日本一周を経験するほどの現役チャリダー。なんと130万ほどするロードバイクだそうです笑
よく見たらあと303キロと書いてありました。トホホ...
まもなく常呂につきます。
時々道端に落ちているじゃがいも。
サロマ湖に差し掛かると猛烈なアップダウンが続きます。連日あまり体力がなくなって来たので、登りは12km/h、下りは30km/hで。
道の駅 サロマ湖。お腹が空いたのでホタテカレーを。疲れている体にカレーは沁みます。
サロマ湖からさらにアップダウンを抜けて10キロほど、湧別町(ゆうべつちょう)にある計呂地(けろち)交通公園が右手に見えます。
ここはもともと旧湧網線の計呂地駅の跡になっており、このSL客室や駅長の家で泊まることができます。
サロマ湖畔に続く遊歩道にはサンゴ草が見頃なんですが、残念ながら閉鎖されていました。
時刻は15時30分。ここには泊まらず、さらに進みます。
道の駅愛ランド湧別。観覧車など、小さな遊園地が併設されています。
このあたりは近距離で道の駅がでてきます。
オホーツク紋別空港の目の前を通過し、道の駅 オホーツク紋別。
この日は月曜日だったんですが、休館日。かなりハイペースで進み補給が必要なので紋別市街のセブンへ。
「兄ちゃん、どっから来たの?」
と、オロナミンCを二本いただきました!感謝。
自分は横浜から新函館北斗まで新幹線、新函館北斗から反時計回りで走っているのでこのような質問に少し困惑してしまいます。なんて説明するのがいいんだろう?
日も落ちナイトランです。なんとか50メートル先までは照らせるのですが、景色は全くなく道路の白線だけが流れていくので酔ってしまいそう。
あーーーやっと着いた!興部町(おこっぺちょう)の道の駅 おこっぺ 内にあるルゴーサ・エクスプレスです。
あ、もう気づきました?
そう!計呂地に続いてこれも廃列車を利用したライダーハウスなのです。
しかも無料!洗濯機も無料でした。すげえ。
平日だし...と思い中を覗くとぎっしり。確か合わせて9人泊まっていたはずです。一両のSLに9人が寝るとなるとかなり満席です笑
北海道一周はもちろん、日本一周旅人の溜まり場にもなっておりました。↑すげえ、簡単に本土四極到達証書がつくれる。
近くには公衆浴場があり440円で入浴できます。ロッカーなどがないので貴重品には注意!受付のおばちゃんが脱衣所を見ているので少し恥ずかしい。
風呂には刺青バキバキの人が何人かいて緊張しました笑
外のベンチには地元の高校生3人が男女で語らってました。田舎の高校生って、なんかいいですよね。
みんなでお酒を持ち寄り小宴会。そう、本来のライダーハウスってこんな感じなのよ!!
お互いのツイッターを交換しあいました。
明日はまた、雨だ。