チャリで四国九州リベンジ2018 0日目 2018/3/29 青春18きっぷ編
このブログを始めていて、過去の旅を振り返る機会が増えた。
というのも前は、誰かと旅行することに重点をおいていたり自転車でとんでもないところを走ることに重点をおいていたり。
しかし、だんだん違うことに気づく。あくまで自分がどう楽しむかなのである。
振り返れば、意外にも一回の自転車旅では回れていないところがたくさんあるのだ。
一周では足りない、二周も三周もしないとその土地のことはわからない。
このブログを書いているうちに頭に浮かんだのが
「九州、四国にもう一度行こう。」
九州は全県制覇はしたものの、ただ自転車で走っているだけだった。観光地もうまい飯も食えていない。
はたまた四国ではネカフェに泊まればいいか、という浅はかな考えが死ぬ寸前にまで来てしまった。
準備を万全にして、もう一度幸せになれる旅をしよう。。。
これは昨年の夏、北海道を回っていた頃の写真。
後ろのキャリアバック2つに50Lリュックという見た目でも
重そうな印象。
確かに、これだけあればなんでも積めて無敵なのだが。。。
この時3週間の旅で荷物は25kgにも及んでいた。
しかし重いということはそれだけ”燃費”が悪くなるわけで、峠も登れない、1日の距離が減ってしまう、など。
そこで今回、初めてバイクパッキングを導入。
バイクパッキングとは、従来のツーリングスタイル「後ろに荷台をつけてデカイバックをつける」のとは異なり、
自転車の空いているスペースにやや小ぶりなバックをたくさんつけて軽量化・重心のバランス化を図るのだ。
バイクパッキング にはアピデュラ社のバックがベストセラー。
がしかし、なにせ高い。大学生の財布では無理だ。
そこでrhinowalkというメーカーのどう見ても中国製のバッグを買ったのだが、意外にも問題のない商品であった。アピデュラを揃えれば5万ほどになるが、これで代用すればせいぜい1万ほどである。
今回は九州まで青春18きっぷで移動する。
2年ぶりだ。
東京駅や横浜駅の始発に乗れば1日で小倉駅までギリギリいけるのだが、
前日からずっと支度をしていたらあっという間に朝の8時とかになってしまった、、、
もう面倒だしたまプラからずっと西に行って、いけるとこまででいいや、と半分諦めていた。
ちなみに自分は大学4年生になるが、就活が解禁されたくらいの時期だった。
周りは就活に汗を流していたが自分はとりあえず東京から逃げよう!という選択だ。
アホである。
でもこのくらいの方が面白いでしょ?
今回の1日目のルート。
青春18きっぷは日付が変わってから最初の駅までしか乗ることができない。
深夜の0時を過ぎてから残念ながら山口の岩国駅までも行けず、間に大きい駅もないので広島でドロンすることにする。
という計画は実は夜に決まったことであって青春18きっぷほど夜にどこで降ろされるか分からない乗り物はない。
田園都市線で中央林間まで行き、
通勤ラッシュに自転車を突っ込むという勇気ある迷惑行為が試される。心が痛い。
小田急から藤沢駅で東海道線に乗り換える途中に改札をくぐるのだが、乗り換え口の改札は小田急のものなのである。
なので青春18切符にハンコは押してもらえず、特例書みたいなのを貰ってJRの有人改札に出してください、と言われる。
熱海行きにいって、ただひたすら揺られる。意外にも全然すわれない!
熱海に合宿しに行く”いかにも”大学生みたいなやつらが
根府川あたりで「海だ!!!」とクソ高いテンションで騒ぐあの現象に名前をつけたい。
根府川駅でドアが開くと、なんか変な影が見える。
ん???
猿やないか!!
よく見ると三匹いる。
ホームの裏で堂々と毛づくろいしている。
人を見下しているかのよう。図々しい。
熱海で乗り換える。
熱海の乗り換えはかなりめんどくさくて、下に降りてホームを変えなければならない。
しかも混んでいるから動けない。
大学生は、まだ慣れていないような女の子で溢れている。1年生か?
熱海から静岡行きに乗る。この区間だけで1時間以上かかる。高速で車を使ったほうが早い。
熱海からの東海道線はガラッと雰囲気を変え、静岡臭がプンプンしていた。
東京にはない、のんびりした暖かい感じだ。そんなことを思いながらウトウト寝てしまった。
今度は静岡から浜松へ。景色がずっと茶畑だった。
青春18きっぱーはご存知だろう、静岡区間は各駅停車である。急行もクソもない。
しかも三両編成とかで、座れなかったりする。とにかくこの区間が長くてしんどい。
幼稚園児ぐらいの子が「これ何入っているのー??」って聞いてきて「自転車が入っているよ〜」みたいな会話をする。
焼津に家族でマグロを食べに来たらしい。
豊橋から大垣へ。
ここで各駅地獄から解放され晴れて新快速列車になる。電車のシートもロングシートからクロスシートに変わる。寝やすい。
愛知に入ると名古屋までしばらく住宅街が続く。
岐阜って駅前結構綺麗なんだ。
大垣。ここから米原までしばしまた各駅停車。この辺になるとずっと付いてくる人ぎ何人かいて、ああこの人も青春18きっぱーなんだなと勘づいてくる。
米原駅で鬼のダッシュ乗り換え。滋賀県米原市から兵庫県の相生市まで一気に快速列車でワープできる。静岡のノロノロストレスに比べたら気持ちのいいほどぶっ飛ばす。
しかし、途中で電車は運転を見合わせる。
なんと理由が、「近隣の布団が飛んできた」
だった。リアル布団が吹っ飛んだ。
京都、大阪と通過していくうちに日が暮れて帰宅ラッシュに重なる。
満員電車にチャリンコ。座る席を間違えれば間違いなく殺される。申し訳ないが補助席ゾーンに置かせてもらう。他にスペースないからね。日本に輪行文化はいまだ普及していないから自転車を電車に載せるという発想が浸透していない。
恒例の姫路駅で列車切り離し。
前の車両だけ赤穂線で海沿いから攻め、
別のホームでは山陽本線で山沿いから岡山からいく。
赤穂線に乗ろうとしたが、なんと45分ほど遅れてくることを告げられる。
岡山に行く人は山陽本線に乗ってください。これも来るのは20分後だけどって。
とりあえずご飯食べよう。乗り換えに忙しすぎて何も食べれていなかった。
岡山駅。岡山は未だにこのうるさい国鉄時代の古い列車を使っている。この列車にスーツを着たビジネスマンが乗っているのが違和感。
糸崎駅。また腹が減ってきた。
唯一、糸崎駅で13分ほど停車をしていたので電車に荷物を置いてきたまま、駅の外のコンビニに買い出しに行く。
荷物を放置するのはものすごく不安。おれを置いて荷物だけ広島に行ったらどうしよう。
広島行きの列車は山陽地域では珍しくあの古い列車ではなく割と新しい車両で、どこか広島カープ感があるペイントだった。
しかし車内はガラガラである。
春休みのこの時間に乗っている人、だいたい青春18きっぱー説。
空腹にじゃがりことビールが沁みる。
東京のラジオJ-WAVEをradikoのエリアフリーでずっと流していたら
いつの間に夜の番組SONAR MUSICになっていた。
地方できく、六本木オシャレレディオの違和感やばい。
ジントニックも空けよう、、段々ダメ人間になってきた。
23時38分、ようやく広島駅に到着した。
15時間ずっと電車に乗る苦痛。飛行機ならニューヨークにとっくに着いているぐらいであろう。
改札の幅はどこも狭いから青春18きっぷを出しながら抜けるのは駅員さんの手伝いがないと少しキツい。
結局自転車を1度組み立て、翌朝またバラすというのは面倒臭いし、そもそも電車でずっと寝ていた人間が初日にネットカフェに入るのは甘えな気もするし、どうしようかとしばらく徘徊していた。
地下通路ではおっさん二人が情熱的な喧嘩をしていて、さすがは広島人だ、と感じさせられるのであった。
結局寝るところは固まらず、駅構内は深夜に閉めると言われる。
広島駅の地下街紙屋町シャレオは夜中開放されているらしい。
しかし明らかにホームレスの人が良さそうな位置をどんどん抑えていく。旅人だけれどもホームレスと同じ空間で寝る、というのは何だかプライドが許さない。むしろこういう地下街の方が治安が悪かったりするから分からない。
外はいい感じの涼しさではあるものの、とにかく風が強かった。全然寝床が決まらない。
でもやっぱり何回来ても広島の景色は好きである。今年もう2回来ている。
そんなこんなでフラフラしているうちに良さげな場所を発見する。
船?の停留所?
川の駅で腰を下ろす。
一応川のサイドはサイクリングロードにはなっているものの、いい感じに静かだし、明るいし、地下にはトイレもある。
東屋の下にベンチがあり、マットと寝袋を敷けばベッド完成。
桜と夜景を見ながら寝れる、超高級ホテルである。部屋も広いね。
桜の向こうのベンチには若い男女が数人溜まっており、楽しそうでなんだか悔しかった。始発を考えると4時には起きないと行かないんだが、朝になるにつれ風が強まり気温は下がり、何度も起きてしまった。オマケに喉が痛い。旅初日にして風邪を引いてしまうのであった。。。
続く
九州自転車旅 10,11,12,13,14日目 2016/3/12~16 大阪〜名古屋〜横浜 【自走帰宅編】
大阪・天満駅のネカフェに泊まっていた。
マッサージシートしか空いていなくて
5時間で2500円という強気な価格だった。
さらには1時間寝坊してしまい、追加金が発生する。最悪。
大阪嫌いになりそうなレベル。
その後守口市、門真市と大阪府道161号を進み、大東市に入る。
この辺、さすがは大阪、都市部特有の信号だらけの道路、全く進まない。
途中で5人ぐらいのロードバイク集団に遭遇し、大阪からの抜け方を教えてくれた。
京都方面に抜けるには清滝トンネルというのを超えるのがメジャーらしい。。。
が、なぜか自転車NAVITIMEは別の道を指定してくる。
よ う こ そ 阪 奈 道 路
大阪から奈良に向かって生駒山地を抜ける道路。
大東市から四條畷(しじょうなわて)市に入り、片側二車線の峠道にはいる。
結構きつめの斜度なのと、車の流れが大分早い。
イメージ的にはいろは坂みたいな感じだろうか。
そして運の悪い事にここでまさかのパンク。
歩道があるところだったから良かったけれど。。。。
気が滅入る。
しかしこの阪奈道路、ママチャリで名古屋から大阪まで旅している青年も迷い込んでいた。
ダンボールに「自分探しの旅」と書いてあり、服装は旅人...感はお世辞にも言えなく、”家出少年”といった感じだった。
わたくし自転車旅を始めて約8年、いまだに自分は見つからないですが、、
この阪奈道路、頂上を超え、奈良県生駒市に入るとまさかの、、、
高速道路 始まる。
お分かりいただけるだろうか、見通しの良い直線下り坂になんとご丁寧にインターチェンジまでついている。
どうやら昔は有料道路だったらしい。
しかし、自転車侵入禁止とはどこにも書いておらず、一応合法的に走行可能なようだ。
自転車で高速道路を走りたい願望がある方は、ぜひ、w
下り坂を一気に加速し、60km/hで路肩をぶっ飛ばす。
そして気がつけばあっという間に奈良市内についてしまった。
奈良の定番、ファミマが黒い。
周りの景観を損ねないよう看板の色に対する条例が定められている。
奈良と言えばシカ!
県民や出身者は、毎回いうたびに他県民に「ああシカのところね」と何度言われてきたことか。
シカは奈良公園にしかいねえよ!!と何度思ったことか。
ガチな野生シカは宇陀とか山奥にいるかもな!!
まあ奈良県民でも出身でもないけど。
まさか自転車で奈良公園に来るとは思っていなかった。
阪奈道路に勝手に運ばれてしまった。
JR奈良駅。
京都とは真逆のこの飾っていない感じ、自分は好きだ。
日曜日なのに、この人口密度。
のんびり観光できるので奈良は一人旅とかにオススメ。
ここまでまだ何も買っていなかったので奈良駅の二階でお土産をまとめ買いした。
だがここは京都らしくない景色、奈良の延長戦みたいな感じか。
国道163号で木津川沿いに東へ進む。和束町→笠置町→南山城村。
ここからは東京〜大阪を24時間以内で自転車で走破する非公式公道レースキャノンボールでよく使われるメジャールートだ。
大阪から京都市内を回るよりも近道で、このルートを好むチャリダーも多い。
だんだんと山あいの田舎な景色に変わっていく。
名阪国道のバイパスルートになっていたり、奈良方面から名阪国道に入るまで、伊賀インターまで行かないといけないのでトラックや交通量がかなり多かったりする。
途中まで路肩が全然ないのでかなり緊張する。
だんだんと上り坂が苦しくなって来る。これぞ伊賀越え。
東京から大阪まで自転車で行くときには
箱根越え or 御殿場越え→金谷峠越え→鈴鹿峠越え or 伊賀越えの三つのヤマがある。
なおも続く上り坂の嵐。コンビニもないし、飲み物もなくなっていてキツイ。
この後峠を下りきれば伊賀上野の市街地になる。
小雨がパラパラ降り始めていて体力を消耗し続けていた。
この辺は何度も通っているので別記事を参考にしてほしい。
伊賀上野で国(酷)道25号に代わり、名阪国道(新・国道25号)と並走する。
この日は名古屋を目指していたのだが、なにせ夕方の時点であと80km。
まだまだあるのだあ。
名阪国道と並走する旧国道25号は、非名阪とも言われ、酷道25号とも言われる。
名阪国道は亀山から天理まで、東名阪道と西名阪道をつなぐ実質高速道路に対し、非名阪はお世辞にも綺麗に整備されている道路とは言えない。
伊賀上野市街を抜けると、恐ろしいほど急に車通りがなくなり静寂に包まれる。
この時点で夕方5時を回っていたが、10分に1台車が通るか、というぐらいだった。
センターラインも消え、採石場の入り口付近でダート道になる。
何度も何度も舗装をしているらしいが、採石場を行き来する大型ダンプのタイヤに削られて、あっという間にダートに変わってしまうそう。
もはや国道どころか林道や。
夜になると動物、特にシカがたくさん出てくる。
やがて亀山市に入ると、加太(かぶと)地区に入る。
国道なのに今度は住宅街の路地といったところか。こんな山林に住宅街が現れる。
哀愁漂うが、ここも国道25号の一部である。古い民家もあれば割と新しい戸建もありどんな生活をしているのかがきになる。
その後どんどんと山を下って行き、関というところで国道1号とぶつかる。
”酷道”とはお別れだ。
その後普通は亀山市街に国道1号を東に進むのだが、これを回避するために自転車ナビタイムは鈴鹿川沿いの土手を走れ、と案内してくる。
亀山市〜鈴鹿市〜四日市市の国道1号は流れもはやく、交通量も多くでかなり危険ではあった。
なのでナビに従ってこの時は鈴鹿川沿いに土手を進み、鈴鹿市→四日市市と走ったんだと思う。
交通量が少ないのはありがたい反面、突然「ルートから外れました」を連発した挙句、アプリがクラッシュしたりしてどこを進んでいるのかわからなかった。
だいぶ省略してしまうが、四日市市で国道1号線に復帰し、日曜夜の渋滞をすり抜けながら、四日市市→川越町→朝日町→桑名市へと抜けていった。
途中の朝日町あたりだったか、三重県道401号に迂回し、そのまま国道23号に出た。
途中で雨が強くなってくるもカッパを着るのも面倒、濡れながら漕いでみる。
ここがナガスパ...中京民の遊び場、ナガシマスパーランドの近くか、、、
しかしこの自転車ナビが指定してきた国道23号線、入ってはいけない場所であった。
ここは通称名四国道といって、その名の通り名古屋と四日市を結んでいる。
名古屋→四日市に移動するのに、伊勢湾岸道や東名阪道は有料、国道1号は流れが遅い、ということでこの名四国道が安く速く走れる。
安くて早い!牛丼みたいな道路だ。意味わからない。
つまりは大型のトラックが我先に、と80km/hほどの速度でたくさん走ってくる。
しまいには路肩がほぼ皆無。
夜だし雨だしで、大型トラックに踏まれてミンチ肉になるのも時間の問題だ。
ならば我慢して歩道を、、、、
段差だらけ、除草されていない雑草たち、路面全然見えない、
しまいには海岸沿いだからか、ちょいちょい深い砂にハマる。
そして運の悪いことにこの砂のおかげでパンク。
この日だけで阪奈道路に続き二度目のパンクだよ。
雨で砂がタイヤに付着しやすく、タイヤにあいた穴から砂が入り込みパンクする。
おまけにスマホの充電ない、モバイルバッテリーも充電ない、雨が激しくなってくる、腹が減る、、、と散々だった。
カッパも、ホームセンターのやつだったから雨が染み込んでくるし、寒いし、名四国道から抜けられないし、暗いし、散々だった。
その後も飛島村から名古屋市港区まで、2時間ほどこの名四国道という名の地獄から抜け出せなかった。
土砂降りだよ。もーーー。
ひとまずネカフェで就寝。
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翌朝、名駅の中でなご家という無理やりなネーミングのラーメン屋に入る。
とにかくラーメンが食べたい。カロリーを欲している。
これが八丁味噌ラーメンだ!
確かに八丁味噌の味がするスープだ!
しかしこれが麺に合うのかと言われれば、、、、。
せっかく名古屋に来たことだし、市内を少しサイクリング。
結局雨はこの日も降っていた。
月曜日の栄(中区)。SKE。
高校生が多かった。平日夕方の微妙な感じ。
自転車旅人が、繁華街に用はあまりないのでドン・キホーテで吸水セームとお菓子だけ買った。
続いてこれは
名古屋城(北区)。夕方の4時半を過ぎていて城の中は入れなかった。
昔父親が名古屋に単身赴任していた頃に1週間くらい泊まってて、その時以来の名古屋観光だと思う。
何回も来てはいたけど。
久しぶりにしゃちほこは見ておかないとなあ、と。
月曜日に雨という組み合わせ。周辺は閑散としていた。
まあこんなもんか、と時間を見ていたらもう夕方5時。
とっとと浜松くらいまで抜けないと。
国道19号→国道1号 中区→熱田区→南区→緑区、桶狭間古戦場を超えて
豊明市へ。
この辺になると国道1号も車の流れが早くなり、大型トラックとともに東進する。
トラックに怯えながら走る状況が50kmほど続くもんだからだんだんと
精神的にも疲れてくる区間だ。さらにはなかなか雨が止まないもんで、一層肩に力が入る。
写真は岡崎城。
不気味なイルミネーション。
豊川市あたりが暗くて、車の流れも早くて、しかも大阪からだと上り坂になっていてキツイ。
その後、かの有名なボウリング場"岩屋キャノンボウル”から斜め左に入り、愛知静岡県道3号線へ。
真夜中の住宅街、国道301号のアップダウンを抜けて新居町、浜松市西区へ。
真っ暗でなんだかわからないが写真は浜名湖だ。
その後、国道257号、国道152号と北上。
南区、中区と抜けてひとまず浜松駅へ。
名古屋から100kmほどか。夕方に出発して深夜の3時に到着。
駅の中で寝れそうなスペースもないし、北口で見つけたネカフェへ。
浜松駅、以外にネカフェが少ない。
北口は栄えているが、南口はシャッター商店街が広がる。
コンビニの前に選挙する若者。
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新浜松駅。
大阪→東京まで24時間以内に走破する猛者もいるが、私はだいたい4日ぐらいかける。
というか1000kmほどのツーリングをした後の自走で体が追いつかない。
↑すぐにボロボロになるから、また張り替えた。こんなにアピールしたけど、人吉~熊本は電車に乗っているというワケあり仕様。
鹿児島といっても霧島ですが。。。って感じ。
あれこれ荷物を整理していると"めんどくさいお爺さん”に捕まる。
このタイプめんどくさそうだな、という勘が当たる。
案の定彼は宇宙開発の話を長々とし始めた。それだけならまだしも、そんなんじゃダメだもっと若者しっかりしろのタイプ。
こんだけ長々と話を聞かされたのだから、飲み物の一本ぐらい差し入れてくれよ!
という悪魔からのささやきが自分の脳内をめぐり出す。
浜松出身の友達がこぞって、市野ならなんでもあるよ!というので、国道152号をしばらく上がって、東区の天王町へ。
ネカフェのシャワーが有料だったからどうせなら、と温泉にしばらく浸かることにする。
そんでもってイオンモールもあるので食料を買い込んで、ダラダラしてたらもう正午。
自転車旅の難しいところは、休憩や観光にたくさん時間を要することなんだよな。
浜松ののんびりした空気、悪くない。
この辺はヤマハとスズキの植民地といったところか。
工場がたくさん並ぶ。
ちょっとした、、、いや少しキツイ峠越えだ。
日差しに当たる茶葉の匂いがプンプン香ってくる。
静岡茶はだいたいこの辺か、牧之原で生産されている。
小夜の中山トンネル。国1バイパスと並走する。
やっぱ夜には、、、、出るのかな、、、、
夜泣き石とか、初めて見ると結構怖い。
夜泣き石区間で一度下って、また登らされる。意外にも標高が高い。
そしてこの金谷峠の頂上にはラブホテルになっていて、チャリダー界隈ではラブホ峠と言われている。いつか行ってみようかな。多分部屋の中普通だと思うけど。
と思ったら結構すごかったw
しかも結構安い。
その後すぐに藤枝市に入る。
ここは国道1号の旧道扱いなので、かなりお店で賑わう。
途中あまりにいい匂いがするもんで入ってみる。
ご存知だろうか、今や浅草や青山で大行列の”ななや”
世界一濃い抹茶ジェラードをいただける。
この藤枝が本店なのだが浅草や青山と違い、すんなり食べることができる。
前に浅草に行ったときは100分待ちのアトラクション状態だったぞ。
ここの抹茶はどこよりも美味しいのでお勧めしたい。
藤枝のゆったりした雰囲気と抹茶がマッチしてるよ。
その後自転車ナビは県道30号、焼津市方面に案内する。
あ、そっちから行くルートがあったのか、宇津ノ谷トンネルより楽やな、そんな感じで走っていた。
が、
国道150号に入ると何やら心配そうな視線が車から何台も当てられる。
しばらくすれば、軽ワゴンのおっちゃんがクラクションを思いっきり鳴らしてきて、煽り運転かと思いきや、
「この先、チャリンコ通れないよ!!!」
そんなことはあるのかい?自転車ナビタイムに案内されてきたのに。
ああああああああああ。こんなことってあるのかよ。
途中まであった歩道も消えるクソ仕様。
ならば、大崩海岸から用宗周りすればいいのかあwwwなんだあwww
あん????
当時2013年、台風による崩落で通行止めになっていた。
この時2016年だから三年間も復旧出来なかったのか、とにかく詰んでいた。
自転車ナビタイムを許すわけにはいけない。
結局南下した道を北上し直し、結局藤枝の国道1号から宇津ノ谷越えである。
内谷新田インターを県道208号に迂回し岡部宿へ。
その後宇津ノ谷トンネルを下り線に渡って歩道を走る。
また県道208号に逸れて、安倍川を渡る。
そのまま静岡市に入り、駿河区、葵区、清水区と気持ちよく静岡市街を無視して通過する。
県道407号に合流して清水、興津と進む。
また国道1号に戻り、歩道に誘導される。
ここでも自転車ナビタイムは、国道52号に迂回し富士宮の山奥まで登れというクソみたいな案内をしてくる。
そろそろキレそうだ。
宇津ノ谷トンネル同様、下り線の歩道を走る。
夜になると、対抗のライトが眩しくて何も見えない。
しかし途中で歩道は終了してしまうので、押しボタン式歩道を渡って、旧東海道に移らねばならぬ。
民家の間を縫うような狭い道。
左には山、右には海と、大地震や台風に弱い地域。
すぐ近くには薩埵(さった)峠があって、駿河湾、東名、国1、富士山という素晴らしい景色が見えるのだが、暗くて何も見えない。
でもこの道路の夜景も悪くない。
県道396号を進む。
この道の駅 富士川楽座とは東名・富士川SA(上り)に隣接されている施設だ。
富士市突入。
深夜に高齢者を起こすという罪悪感に駆られながら、祖母宅に着弾。
やっとの事で寝られるかと思いきや、夕食だけ振る舞われた後、近くの叔母宅に護送された。w
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実を言うと富士で1日休息していた。だらだらしていたら17時間くらい寝続けていて、ここは甘えて休んでいようという気分になっていた。
翌日起きて一発目。。
定番のさわやかを11時ぐらいに食べる。
そのまま出発。
富士市に来てしまえば、家までチャリであとちょっとか、という軽い感覚麻痺に陥る。
けど富士山を見ると落ち着く気分になる。
県道170号。国1より海側を東進する。
東京までの距離がだんだん射程圏内の数字になってくる。が、
タイヤにヤバイ亀裂が入っていた。あと120km持つかなああ。
中のチューブが出てきてしまっているので最悪の場合破裂して、転倒する。。。
しかしここまできたら強行突破するしかない。
タイヤを一度外し、持っていたガムテープで穴を塞いだ。
耐久性に定評のあるコンチネンタルのグランプリ4000s2を履いていたはずなんだが、それでも限界か。
県道22号を長泉町・裾野市方面に北上する。箱根よりこちらの方が走りやすい。
国道246号線へ。ここまで出れば旅も終盤だ。
東名の裾野IC、駒門PA、御殿場ICがそれぞれ見える。
最終補給エリア。毎回いつもこの御殿場のサークルKで休憩する。
246はまた自転車進入禁止になるために、静岡・神奈川県道72号線で迂回。
小山町に出て、足柄駅を抜けると最後の山場、国道246号トンネル乱立エリアに入る。
カーブに下り坂、路肩せまし、トラック多し。
神経をとがらせていると気がつかないうちに神奈川県山北町に入っている。
松田町へ。ここまで出ればずっと国道246号線を走り続ければ帰宅できる。
左手に小田急線が2週間ぶりに見えてくる。
ヤビツの入り口、名古木交差点(秦野市)。
このまま伊勢原市、厚木市、海老名市、大和市、東京都町田市、横浜市瀬谷区、緑区と入る。
ここまで来ると地元に帰ってきた感が勝ってしまったのか、写真が全然なかった。
西の果てから横浜まで無事に到着した感動でたまらなかった。
母校でもパシャり。
今回の旅の大まかなルートはこちら↓
2016/3/3〜16
実走行日数は12日で1830km。
人吉〜熊本 輪行。
家にたどり着いたぞおおおおおおおお
— くりはら@干からびラン1718乾燥 (@nikomiiii__) 2016年3月17日
以上をもちまして
チャリで
大分県別府市→九州一周→福岡→横浜ラン
完。
1830キロ走りましたぁあああああ!!! pic.twitter.com/eSZkMtLiAT
九州自転車旅 8,9日目 2016/3/10,11 広島~岡山~大阪【自走帰宅編】
午前7時の広島新天地。
平日の朝は閑散としていて
ごみ収集車がゴミを集めていた。
通勤中のビジネスマンを横目に東へ走る。
この時広島に上陸するのは二回目か。
もうこの記事を書くまでに5回くらい行っているかな、何回来ても雰囲気が好きだ。
「自転車は車道を走りましょう」
「広島では自転車は車道を走れません」
ロードバイクを殺しにかかるこの標識。
歩道を走れだと!?段差と歩行者に溢れる歩道、かなりの苦痛である。
もう一度言おう、広島市街の国道2号は自転車車道走行禁止区間がある。
MAZDA ZOOM ZOOMスタジアム。
広島を見て思うのが、マジでこの街、マツダ車が多い。
トヨタよりも多分多く走っている。
国道2号がかなりめんどくさいので、広島県道164号で南区から安芸(あき)区、
国道31号に入って海田町、坂町
そして呉(くれ)市に入る。
東に行くのには国道2号線から東広島に抜けるルートと、
国道31号から呉市に抜けるルートがあるが、
70キロぐらい瀬戸内海を楽しめる後者の呉ルートがおすすめ。
自転車レーンもあるし。
瀬戸内海は美しい。
青々とした海に、たくさんの島々が浮かぶ景色を右手に見ながら、追い風に押されてハイスピードでチャリを漕ぐ。
呉市街。
呉駅。駅ショッピングモールの名前はクレスト。呉だから。
呉だから。
TRFのCRAZY GONNA CRAZYを替え歌にして、呉市 GONNA 呉市になっちゃった。
だって呉だから。
呉港には、大和ミュージアム、海上自衛隊呉資料館、西の恒例 you meタウン。
実は呉に来るのも2回目で大和ミュージアムには訪れていたりする。
一緒に行った友達によれば、艦これをやりながら見に来ると楽しさ10倍らしい。
海自資料館の戦艦。
左手に灰ヶ峰、正面に休山(やすみやま)が見える。
呉市街はレトロ感溢れる商店街、呉れんが通りが並ぶ。
休山を突っ切る休山トンネル(国道185号)。
1.7キロにも及ぶトンネルは車道を走れません。
ただし立派な歩道あり。
中はこんな感じ。完全に車道と歩道が分離されている。
防音壁も為されているので割と居心地良い。野宿できそう。
でも色々なところに監視カメラがあって、多分怒られるんだろうな。
トンネルの先、安芸阿賀のサギ。
広駅。
ちなみにこの地域は住所にいちいち”広"がつく。
いつもこの辺は曇っている気がする。
休山トンネルを抜けると曇って、仁方のトンネルを抜けるとまた晴れる気がする。
ほらね。晴れたでしょ。
仁方駅を抜けると景色がガラッと変わり、建物が激減し、呉駅ぶりに海が現れる。
国道185号はさざなみ海道と名付けられていて、その名の通りドライブでもサイクリングでも最高のコースだ。
仁方〜安浦のあたりの景色がとても良くて、絶好の撮影スポット。
道の駅たけはらで小休憩。公民館的な役割をなしていて、おじいさんおばあさんがコミュニケーションを取りにきてる感じだろうか。
手作りの弁当が低価格で売っていて思いっきり食べた。
小休憩とか言っていながら一時間うたた寝してしまった。
忠海(ただのうみ)駅。
広島のある観光スポットになっているという。。。
おりゃ。
すぐそこの忠海港フェリー乗り場には、あのうさぎ島で話題になった大久野島行きのフェリーがある。
近くのコンビニではウサギ用の野菜やラビットフードが売っていたりする。
この一年前に実際に大久野島に行ったのだが、朝一のフェリーに乗るためにこのフェリー乗り場でテントも張らずに野宿していた。。。
大久野島のうさぎは可愛い、を少し通り越して若干凶暴だったりする。
フェリー乗り場。
今回はスルー。大久野島の写真はいつか別記事にて。
三原市に入ると、呉〜竹原までののどかな風景は姿を変え、郊外のベッドタウン的な景色になる。
地味に呉から70km。
尾道市で国道2号に合流。
ちなみに2018年春に訪れた時は工事中で、仮設のしょぼい駅舎しか残っていなかった笑
右上にあるのは尾道城。
こいつは単なる城ではない。歴史背景が一切ない城である。博物館として50年前に城っぽい奴を建てたらしいが閉業。
1990年代からずっと廃墟になっているというツッコミどころ満載の城...っぽいやつである。
駅には輪行用にシャワーがあったり組み立て場があったりした。
この当時は向島を眺めながらいつか、しまなみ海道を走るぞ〜なんて思っていた。
東尾道を抜け、福山市松永町あたりで既に大分県別府市から1000kmを突破。
この時は感動していました。あと800kmあるけど。
というのもどうやら三台ほどの事故が起きているようだった。ひやっとする。
ちなみにこの丸太トラック、九州旅で一番嫌いなやつでした。
トラックからすれば自転車が一番嫌いだと思うけど。
福山駅周辺。広島第二の都市。この辺も広島市同様、車道を自転車は走れませんトラップ発動。
歩道上のクソみたいな対面通行の自転車レーンを走らされる。
段差ボコボコ、車止め、対面通行、歩行者もいる、駐車場や路地から出てくる車見えないなどクソ要素満載なので広島市と福山市は早急に改善してくれ。
サイクリスト誘致県だけに都市部だけこんなにクソなの、とても残念だよ。
東福山の丸亀製麺で燃料補給。
18歳の仕事帰りの兄さんたちが話しかけてすごく興味持ってくれた。やばいって。
今日はどこまで行くんですか?
と聞かれたので岡山と答える。
岡山県ならすぐそこですよ!
と言われたので、
いや、岡山駅までです。
と言ったら恐ろしくドン引きされた。この時間でまだ70kmほどある。
確かにドン引きする。
もう真っ暗で街灯がない上に大型トラックがギリギリをバンバン抜いて行く。
暗いのと危ないのとで集中していたので写真が全然撮れてなかったりする。
昨年にもここを使ったことがあるので閉店1時間前の駆け込みで湯に浸かる。
サウナや露天風呂を使わなければ420円で入ることができるのでかなり嬉しい。サウナを使うかを選ぶことができるのって嬉しいよね。
深夜の倉敷。川崎医科大学という川崎にない医学部が存在するのも倉敷である。
ちなみに
学費が6年で4550万円。一軒家買える。
倉敷といえば美観地区が有名だろうか。
こちらも2015年と2018年に訪れており、また別記事で紹介しよう。
観光しない倉敷で見れば、岡山市に次いで第二都市の役割を果たしていて仕事帰りのサラリーマンが飲み屋で酔っ払いながらタクシーで帰る光景が多く見られた。
倉敷から20km走って、早島町を抜けてやっと岡山市南区へ。。。
南区から約10km走って北区岡山駅。
安定の桃太郎推しである。
しかし駅周辺にはなかなかネカフェも当時はなかったりするので少し移動。。。
同じく北区の岡山駅から2kmほど、表町(おもてちょう)に移動。
広島と同じように、新幹線の駅から話した路面電車の駅の近くに繁華街を置くスタイルだろうか。
岡山ロフトや天満屋など百貨店が並んでいて若者もここで遊んでいるようだ。
まあ深夜なんだけど。誰もいないけど。
深夜の表町商店街。
もちろん誰も歩いていないし店も空いていない。
意外にもホームレスもいなかったりする。
商店街を独り占めする感じが少し優越感に浸れるが、もう深夜2時だし、
とっととネカフェにこもることにした。
金曜の夜でネットカフェはリクライニングシートしか空いていなかった。
地方にもネカフェ難民はいるのだろうか。。。
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翌朝の岡山市街。
土曜日なのでお出かけする家族が多い。車社会の岡山県。たしかにあちこちで渋滞している。
そして岡山県民はウインカーを出さないで車線変更するというのもあながち当てはまっていた。。。
岡山城&後楽園。ここも2015年に訪れたが結構ゆったり時間を過ごせるスポットである。
沼。
東区を抜けて国道250号線を東に進む。
途中のファミマで、ライダーがモンスターエナジー魔材ンゴをおごってくれて、オススメのスポットを教えてくれた。
備前市にエメラルドグリーンの池が二つあって、今日みたいな晴れている日は写真を撮るのに最高だという。
なるほど。
国道2号線を右折、岡山ブルーライン方面に向かうと不気味な色をした池が現れる。
最初に現れるのが長谷上池、その後に下池が現れる。
気持ち悪いくらい鮮やか。
あとでググってみればバイク乗り達がこの池と一緒に映ってる写真がたくさん出てくる。
でもどちらかと言えば、さっきのバイク乗りのオッチャンに、たくさん撮れ!とどこかで指示されている気分でもあった。
とりあえずパシャパシャ写真を撮ってみる。
エメラルドグリーン、ただそれだけだ。
夜になれば岡山有数の心霊スポットになってるそうで、挑んでみる価値もあるかもしれない。
下った道をまた登り直して再び国道2号線へ。
しかし、この先の船坂トンネルはかなり危険だという情報が多々見られるので、三石で岡山県道96号に別れる。
普段は海に出て日生の方に行くのだが、、、こっちは山陽道に沿うものの集落の生活道路になっている感じ。
車もほぼ通らなくて、山々に囲まれたのどかな景色に囲まれる。しばらく登るけど。
こんなところで幼少期過ごしたみもある。
もう戻れないけど。
急に気になる物体を発見。白黒のやつが小屋に飼育されている。え、牛飼ってるの?
ということで綺麗な清流の上を渡りつつ近づいてみる。。。
ん?
ヤギやん。
なんだよヤギかよ。
でもコイツ、結構人懐っこいやつだった。
岡山ではヤギもペットになるらしい。
そういやうちの大学でも正門で飼ってたな。
思いっきり下り坂を飛ばして赤穂市街へ!
播州赤穂駅。兵庫とは言ってもお世辞にも都会とは言えない。のどかーな、ノンビリした街である。
昔友達と高校の卒業旅行にチャリで赤穂まで温泉旅行しに行こう!みたいなことを言ったのを思い出した。
高校時代はチャリも往復200キロ以下の日帰り旅しかしたことがなかったから、関西の果てまで行くことに憧れていた。結局企画は流れたけど。
でも目的地が赤穂かあ、もうちょっと温泉街みたいなのを想像していたんだけどなあ、
※ちなみに赤穂温泉は播州赤穂駅よりもう少し海側にリゾートみたいな感じであるらしいです。でもリゾートみたいな感じかあ、
にしても駅前を抜けると山と川、みたいな景色になる。ボキャブラリーが足りないような感じかもしれないが、言葉のままの景色である。
結局国道250号に復帰して、高取峠を登る。
この峠も三年連続で登ってるなあ、、
驚くべきハゲ山。
カーブの標識のナンバーをカウントダウンしながら必死に登る。
採石場になっている。
うわあ、ハゲてるどころかえぐられてる!
頂上120m。相生市に。
高取峠を下って相生市街へ。
中華街みたいな建物は、あいおい白龍城という道の駅である。。
相生で国道2号に復帰。かなり手強い幹線道路に姿を変えていた。
大型のトラックがビュンビュン飛ばしていて、生きた心地がしない。国道2号線は自転車に厳しい。
まだまだのどかな景色。しかし段々コンビニから、飲食店やらが立ち並ぶようになる。
そして姫路市へ。
姫路城!!
夕暮れの姫路は美しい。
やはりこの辺は観光客がちらほらと現れる。
木に隠れてる...。
そんなわけで、姫路から神戸に向かって70キロ走る。
これまでのように”なにもない”ようなところは無く、ずーっとお店がロードサイドに立ち並ぶ。
神戸市に入ってしばらく海沿いを飛ばすと段々と景色が都会になり、
上に阪神高速が通り、街灯やネオン、人が増えてくる。
ちょー都会。福岡ぶりに都会に来た。
正直旅人感満載の格好で神戸は恥ずかしい。
神戸市灘区、東灘区、芦屋市、西宮市、尼崎市と通過し、左門殿川を渡れば大阪府に入る。
途中ベンツのSLが信号待ちに話しかけてきて、おれも昔横浜に住んでたよ!ってきた。
いかにもお金持ってそうなおじさんで、AMGのマフラー音を響かせながら去っていった。
大阪には割と卍はいて、ちょいちょい暴走族なのか、旧車會なのか、とにかくヤンチャなバイク集団がいた。
西淀川区、淀川区と信号につかまりながらノロノロ走り、北区の梅田駅へ。
大阪の友達に会おう、とか言ってて、
結局予定より2時間遅い23時半の到着になってしまった。
21時くらいに三宮駅にいたので神戸から大阪までチャリですぐだろ、と思っていたが信号がかなり多くなかなか進めなかったのだ。
大阪の終電は東京より早いらしく、会ってわずか15分でに帰ってしまった。
梅田。
結局、北新地駅の近くのネットカフェに泊まった。土曜の夜、あたりはいかにもパリピチックな若者が溢れていた。
ネットカフェも数件まわってやっと空き部屋が見つかる程度。
マッサージシートを確保するも5時間で2500円というネカフェにしては超強気価格。
結局寝坊してしまい、一時間の追加金を払う羽目になった、、、
九州自転車旅 6,7日目 2016/3/8,9 福岡~北九州〜山口〜広島【自走帰宅編】
昨日だいぶ飲んでしまったので
恐ろしくカラダが動かない。
九州のお酒が勢ぞろい。
特に白岳が多い。
当時4年前の写真...??
我がサークルの写真も貼ってあった。
ささっと朝食と出発準備を済ませて、宿を出る。
福岡を一緒に観光する人を誘ったが、
サークル全員足早に、新幹線or飛行機で帰ると行って、
頑張って!
そういってささっと姿を消してしまった。
大雨だぁ。。。
カラダがだるい。
重いカラダを無理やり動かしながらカッパを着込む。
雨が予想以上に本降りなのですぐに自転車をとめ、地下街に逃げ込む。
天神地下街。通称てんちか。
かなりの大きさでここだけでもまぁまぁ時間が潰せそうだ。
天神の風景。たくさんの商業施設があり、大都会な感じはあるものの、
不思議とどこか落ち着いた感じもある。
東京は落ち着けるところがない気がして苦手だったりする。
博多ラーメン 膳 天神メディアモール店。
ラーメン一杯280円という文字に惹かれてしまった。
ちょうど会社員の昼休みとも重なって、行列が続いていた。
30分くらい並んでいたかな。
店内はものすごく賑やかだった。
店員さんがやけに元気だった。
おにぎりともやしネギをつけても500円いかなかった気がする。
味はというと、、、まぁまぁ美味しい。
自分はよく横浜の家系ラーメンだったり、二郎系だったりを好むのだが、
それらよりかは遥かにライト。
麺は福岡特有の細くて粉落とし。
500円でハイカロリーを摂取できるのはチャリダーにとって嬉しい。
大丸百貨店。ハイブランドショップが並ぶ。
途中福岡のツイッターのフォロワーさんに差し入れをいただく。かなりの量(笑)
博多駅。
意外にも、地味な気もする。
よく福岡=博多みたいなイメージをつけられるが、あくまでここはビジネス街。
新幹線が止まる駅。東京駅に遊ぶところがないのと同じなのかもしれない。
中洲。”遊ぶ”お店が集結している。
驚くことに、ヤツがいるではないか。
あのタヌキ。一見可愛いやつに見えるかもしれないが、
出会い系サイト「ミントC Jメール」のキャラクターだ。
出会い系サイトの広告がリアルな風景に溶け込んでいるのが、「画面から出て来た何か」に感じて違和感がする。
夕方まで福岡市内で時間を使ってしまった。
進まねば。
とりあえず、行けるところまで自転車で行ってみよう、そう頭によぎった私は東の方へ自転車を進めてみる。
閑静な住宅街のようなところにあらわれる。
国道3号を使えば、一番速く福岡市から北九州市まで
走れるのだが、ほぼ高速道路状態になっている(バイパス区間で、インターチェンジなども存在する)ので自転車がはねられれば一溜まりもないだろう。
国道495号→福岡県道97号と迂回。
この辺は道路沿いにスーパーや飲食店が並び、渋滞区間が続く。
速い車は国道3号に、遅い車は県道97号に、と言った感じか。
宗像までは福岡市の延長線上みたいな雰囲気であった。
この後、岡垣町の福岡教育大で国道3号に合流するも、県道287号海老津駅方面へ迂回。
この2時間くらいは快適に走れた。。。
そして完全に日がくれた。
............
遠賀バイパスとか言ったっけな。
スマホの自転車ナビはずっと国道3号を指定してきて、迂回路を教えてくれない。
車やトラックが80km/h以上で抜いてきて、路肩も全然ないからかなり死との隣り合わせ。
一度歩道に出てみようと試みるも、こちらは雑草ボウボウ舗装が最悪で全く走れない。
どうしたらいいんだ、そう絶望しながらもゆっくり行けば着くだろう、そんなことを考えながら歩道をノロノロと走る。
北九州市の八幡西区あたりを抜けるとようやく、市街を抜ける迂回路が現れる。
飲み会帰りのビジネスマンでこの街の夜は構成されていた。
北九州市の中心であり、新幹線も止まるこの駅は意外にもこじんまりとしていた。
よく北九州にはいまでも暴走族やDQNや卍が元気にしていると聞くが、意外にも姿はなかった。
トラックにスレスレを抜かれる恐怖から解放された私は、駅に自転車を停め、ネットカフェで平和な時間を楽しむのであった。
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朝起きて、断線したiPhoneのケーブルと朝食を小倉駅のコンビニで済ませる。
小倉駅で自転車を何やらゴタゴタやっている青年二人組を発見。
SUCC...静岡大のチャリサー!!
あまり覚えていないが、輪行をうまくしながら効率よく九州を回っている、、、そんな話をしていた気がする。
ゴタゴタやっていたのは、輪行中にパンクをしたそうだ。
小倉駅から国道199号でおよそ10km、九州の玄関口、門司港へ。
門司港レトロなんて言われている。その名の通りの風景。
コンビニなんかの看板も暗い色に統一されている。
こんな感じで、どんよりとした曇り空でもこの景色は好きだ。
二代目清美食堂。
ちゃんぽん×ラーメン=ちゃんらー発祥の地。
ちなみに、お笑い芸人芋洗坂係長の実家なんです、ここ。
とは言っても朝早くて開いているわけないですよね。
実はこの一年前くらいにサークルの合宿で訪れてました。
もちろん、美味しかったです。が、写真とか店内の風景はまた別記事で。
番外編の記事でも作ろうかな。
そして、関門海峡が見えてくる。海の向こうは本州。ついに九州から脱出する。
自転車は橋でも自動車用トンネルでもなくこの関門トンネル人道を通る。
ものすごく分かりにくい位置にある(案内がない)ので注意。
自転車は通行料20円。本州側下関の方で料金箱に払う。
超分かりにくい国道2号線(笑)
あ!そうだよ国道3号が突然国道2号に変わる。
ちなみに鹿児島から東京まで行くのには、鹿児島〜門司が国道3号、
門司〜大阪までが国道2号、大阪〜東京が国道1号と言ったルートになる。
この県境スポットは日本一周チャリダーには定番スポットになっていて、必ずと言っていいほどここで写真をとる。
ちなみにこのトンネル800mくらいあるのだが、絶対に歩いて押さないといけぬ。
ペダルに片足乗っけてキックボードみたいにしてても、もれなく館内放送にて怒られる。
下関側。
エレベーターで地上に上がる。
下関から門司を望む。
この海が壇ノ浦と言って、源平合戦の舞台になった地。
またこの大砲は長州砲と言って、下関戦争の時に使われていたもののレプリカ。
国道9号→国道2号。
この辺はクソほどつまらない。
何もない。何もない。何もないのはそんなに悪くない。
けれど、ずっとバイパス高架道路。
エセ高速道路みたいなところを延々と走らされる。
しかも、平日の昼間。なんてったって現場に向かうトラックだらけ。
信号もなかなかないところだから、ビュンビュン抜かされる。怖い。
コンビニでガムテープとマジックを買って適当な紙にこんなものを貼ることにした。こうすれば、かなり人に話しかけられるようになる。
実際、コンビニで昼休憩をとっていた土木作業員たちが、イカツイ見かけに寄らず、すげえな、応援してるぞ、なんて言葉をかけてくれたりした。
そんな国道2号も宇部市を越えて、山口市に入った瞬間途端に自転車侵入不可になり...
全く国道2号線は自転車を受け入れる気がない。
しかし、防府市に入ってから少しは飲食店やネットカフェが出てくるも、
やはり山口県は下関をすぎるとなかなかネカフェは見つからない。
防府市を過ぎてようやく国道2号に復帰する。
次は周南市。徳山、と言ったほうが地元の人には馴染みがあるかもしれない。
徳山にくると交通量が増えてきて、ロードサイドも賑やかになる。
まあ、寄るのはコンビニくらいなんだけど、、、
そして、下松(くだまつ)市に入るとまた賑やかさが消えて山あいを走っていく。
やがて岩国市に入る。
ここまで写真も文章量も少なくてなんだかすんなりと進んでいるかのように見えるが、山口県の端から端まで、下関から岩国まで、約170kmもある。
この日かなりの追い風が吹いていたものの、それでもここまでで9時間が経過している。
さて、上の地図をご覧いただこう。
黄色い道が国道2号、青い道が山口県道15号欽明路道路。どちらが近いか?
青いほうだよね?
どうせ、国道2号はまた、トラックビュンビュンなんでしょ?
ということで欽明路道路へ。
ちょっとした峠を登る。
残念なことに大型のトラックが猛スピードで抜けていく。
ここは国道2号線の方が安全だった。
欽明路トンネルを越えると急な下り坂になる。
60km/hで駆け下りる自転車を、何をそんなに急いでいるのか80km/hほどで抜かしてくるダンプカー。
抜かれる時の横風に煽られてしまい、完全にハンドルの制御が効かなくなり落車寸前に。死ぬかと思った。あのスピードで転んだら死を覚悟しますね。
がしかしまだまだ走って広島市街へ。
急にパーキングエリアの表示が出てきて焦る。
またもや国道2号線は走れなくなるので旧国道2号へ。
海沿いを走って廿日市市の宮島口を抜ける。
広島市西端、佐伯区に突入。
この辺になれば車の流れも街並みも穏やかになってくる。
西区を抜けて中区の広島新天地へ。
この辺はお好み村といってお好み焼き屋が立ち並ぶ。
しかし金ない、早く寝たい私はそのままネカフェに流れ込んだ。
広島駅よりもこの新天地とか、紙屋町に人は集まっている。
約200km。山口はなかなか海が見えないのと景色が単調で精神的に辛かった。
九州自転車旅 4,5日目 2016/3/7,8 熊本~嬉野~佐賀~福岡
にほんブログ
久しぶりの布団。
鍵付き部屋。
長時間寝ていたから疲れがだいぶ取れていた。
ついでに外の洗濯機に服を入れて、
乾燥機に突っ込んで...
外には猫がたくさんいた。
熊本市西区のゲストハウス、バラディエ。
ギリギリの時間までダラダラしてしまい、
熊本港フェリー乗り場まで
全力で自転車を走らせる。
本当にギリギリの時間で、
乗務員の方が
「早く!早く!」
と待ってくれていた。
フェリーに合わせて
ウミネコが並走する。
あまりにも並走するもんだから様子がおかしいな、と思いきや
カモメのエサが売っているではないか。
http://www.kyusho-ferry.co.jp/gull/
フェリーの船内はいつもワクワクする。
自転車旅でしかいつも乗らないから
この車内風景込みで、旅をしにきた〜って
感じがする。
マンゴーオレ。天気も風も気持ちよくて、ついつい色々と買ってしまう。
※スルーしてください
さらに財布の紐が緩み、長崎に来たと言うことで
ニューヨーク堂のカステラアイスなるものを買ってしまった。
卵たっぷりのカステラにさらに卵たっぷりのバニラアイスが挟まってて、超まろやか。
自転車がそのまま、自動車と一緒に
甲板に括られている
光景が好きです。
フェチです。
自転車は最後に降ろされる。
島原港。
近くには観光案内所があって、お土産もたくさん。
迷わずカステラを大量に買った。
ザラメつきのカステラが大好き。
目の前に雲仙岳がそびえる。
もともと雲仙の温泉街に行こう、なんて話をしていたんだけど
標高700mくらいの山に登りに行き
温泉に入るというのがどうも乗り気になれず、
諦めてしまった。
まあ、時間もないしな。
カステラ屋のおばちゃんはとても気さくで、
たくさん試食を食べさせてくれた。
そんなおばちゃんに
「オススメのチャンポン屋はありますか?」
なんて何回も聞かれているであろう
質問をぶつけると、
「リンガーハット」
と、喰い気味で来てしまった。
地元の人が言うなら、そういうことなんだろう。
だがしかしな、おいしい云々よりも
旅行に来た感が欲しいのだ。
仕方ないなぁ...
もう途中の道に現れたお店で食べようでないか。
そんな感じで
フェリーを降りたすぐそこに温泉が出てくる蛇口を発見。
お飲みください、と看板が勧めてくる。
手に組んで飲もう
と触れた瞬間に
アッツww
熱湯だと気付かされる。
諦めて柄杓についで、恐る恐る
口に含む。
....
めっちゃ鉄の味がする。
それだけ。
けれど温泉=体にイイと洗脳されているから、
飲まなければもったいないと言わんばかり、
ガブガブと飲む。
この後、体の調子に影響は出なかったように思えるが。
途中の島原市有明町にはロードサイド街が現れるも、チャンポン屋を探しているうちに何もなくなってしまった。
海風を浴びながら、平地を30km/hで流す。
気持ちいい。
多比良駅の近くに、
本場の味
ちゃんぽん
そんな看板に自転車のブレーキを全力で握りしめた。
迷わず、ここにしようと決めた。
れすとらん
湖月
店内は一昔前の洋食屋
といった雰囲気。
そう、こういうのを待っていた。
朝からまともに食べていなかったのでちゃんぽん定食(大)を頼む。
ボリュームたっぷり!
最高だよ。
程よいまろやかなスープと
麺と
肉と
野菜が絡み合う。
おまけに生卵があるかないかで
全然違うと思う。
野菜不足になりがちな自転車旅、
カロリーと食物繊維が大量摂取できるメニューは助かる。
店員さんもかなり親切で、
帰りに飴をくれたりだとか、
荷物を心配してくれたりだとか、
道を教えてくれたりしてくれた。
☝︎見ての通り海の部分に一本の道がある。
諫早市中心部をパスすることができ、かなりの近道なる。
堤防の上に直線道路が約10キロ伸びる。
両サイドに海やぜ。
こんな感じでひたすら直線道路。
まあまあ交通量も多く、とくに大型トラックが多かった。
ひたすら下ハンドルをにぎってペダルを回し続ける。
周りはずっと海しか見えない。
諫早市のごみ減量キャラクター、エコ太さん。
元:浪人ツイッタラーにこの画像をアイコンで使われ、
海沿いの崖の下を国道251号は蛇行していく。
あたりには観光客向けの食堂がたくさんあって
牡蠣・焼き牡蠣のノボリがたくさん
立ち並んでいた。
結局雲仙温泉には入っておらず、とりあえず
温泉に入ろう、そんな話を相方に振り
検索してみると
この近くに嬉野(うれしの)温泉というのがあるらしい。
なかでも湯快リゾート嬉野館っていう
いかにも全国にチェーン展開してそうな名前の温泉では
「マジ部!-お湯マジ」というアプリを見せれば
なんと無料で入れるというのだ。
まじでこのアプリ最強すぎる(って宣伝しておくからリクルート様、スポンサーについてください)
※記憶が正しければ19〜21歳限定、今はこのキャンペーンやってないかも。
国道207号線鹿島バイパスで鹿島市に入り、黒川橋という交差点、「嬉野温泉入口」とデカく掲げられた看板を左に。
ちょっとした丘をこえるのだが、この道に大量の野球部員が走って坂道トレーニングをしていた。
しかも速い。自転車と同じなんじゃないかってくらい。
いや俺が遅いのか。
温泉街を少し外れたところに立派な建物があらわれる。
中には宿泊施設やリラクゼーション、アミューズメントなどがそろってる
ようだ。
本当に無料なんだろうか...??
おおおお!マジじゃないか。
店員さんに見せたら問題なく案内してくれた。
これは大きい。
さすがは三大美肌の湯と言われているだけあって、
めちゃくちゃヌルヌルしていた。
休憩室でゴロゴロしたり、
卓球をしたり
ちょっくらゲームを楽しんだりで、
最高に天国。
あとは10km先のネカフェで寝ればOK。
と、思っていたんだけど
すっかり外も真っ暗になり、ローソンで夕食を食べながら
ルートを調べる。
...が、、、
衝撃的な事実判明。
武雄市のネットカフェに泊まる予定だったんだけど、
なんとそこのネットカフェ、夜の1時に閉店するとか書いてある。
※ちなみにそこは既に潰れたらしい。
なんだよ夜閉店のネットカフェって。需要あるのかよ。
結局調べたら、佐賀市内にしかネットカフェがないということで、ここから悪魔の
40kmランが始まるのであった。
大したことない距離かもしれないが、一度すぐ寝ようとしていた体をまた起こすのは
非常にしんどい。
国道34号→佐賀県道28号→国道498号→国道444号→佐賀県道54号→国道208号
嬉野からしばらく丘を降りて、海沿いに戻る。
真っ暗なのと、若干内陸なので果たして海があるのかは全くわからず。
白石町や芦刈町で国道444号に入るのだが、こちらは
田んぼが広く広がる田園風景に直線な道が
ずっと続く。
街灯なんてあるわけないし、持っていたライトは暗いし、道の舗装が悪いし
で非常に疲れてくる。
ちなみにずっと平坦なんだが、2時間以上ペダルを回し続けるので腰に非常に
負担がかかる(信号ないし)。
カエルがゲコゲコ鳴く中で、二人でひたすらペダルを回していた。
結局到着したのは1時近く。
もうヘトヘト。何にもやる気起きない。
身体中がバキバキになっていたので迷わずマッサージチェア席を
指定。
何も口にすることなく、充電することも忘れていつの間にか
眠りについていた。
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そして、朝5時くらいに目が覚めて、急いで携帯やライトを充電しだす。
体がだるすぎて、ひたすらマッサージをしていた。
そして疲れた体にリアルゴールド。
佐賀市内とはいっても郊外の方だからか、
特に何もない。
住宅とコンビニが乱立しているくらい。
あくまで今回はサークルの合宿で、今日には
福岡市内の旅館にチェックインして全員集合しなければ
ならない。
正直ネカフェで安く寝たい気持ちが山々であったが。
国道34号線を佐賀から福岡方面に走らせる。
吉野ヶ里って、あの??
そんなことを思っていたら、道路にいきなりあらわれる。
ここが吉野ヶ里遺跡かあ。
時間もあるし中に入ってみよう。
中はめちゃくちゃ広い。
昔、静岡の登呂遺跡を見にいったことがあるが、比じゃない。
チケット売り場をくぐると、広大な敷地と集落が姿を見せる。
オトナの家♡
なんて怪しい建物なんでしょう。
だいじんの家でした。
ご覧あれ。
一つの、村になっている。
こんなに広いのか。
こんなコスプレもできる。
中には弥生時代の衣装を着た職員さんがたくさんいて、
親切に色々説明してくれる。
なんだかんだすぐ出るとか言っておきながら2時間近く
は回るのにかかってしまった。
さてあとは福岡を目指すのみ。
お腹が空いたな〜
そんなことを考えていると、
”佐世保バーガー”
という文字を発見する。
薬局の駐車場の敷地内にアメリカンなプレハブ。
初佐世保バーガーなんだが、中にはトンカツバーガーといった、
一風メニューが並ぶ。
これが佐世保バーガーなのか...???
佐世保バーガー ブルータス 鳥栖店
0942-85-2911
佐賀県鳥栖市田代大官町832-2 ダイレックス駐車場
https://tabelog.com/saga/A4101/A410103/41003342/
食べログも面白いw
味はもちろん、”笑顔のお姉さん”目的の人も
少なくないようだ。。
この時は違う人だったけど。。
ベーコンエッグバーガー。
これはハマる、ジャンクフードの代表格って感じ。
チーズが美味しい。
一つじゃ足りないから、トンカツバーガーも頼んだ。
サクサクの衣のとんかつがハンバーガーに挟まれる。
何個でもいけるなこれ。
向かい風吹くなか、国道3号線へ。佐賀県鳥栖市から福岡県筑紫野市へ!
九州もラストだねえ。
ここで相方と別れて、行ってみたかった太宰府天満宮へ。
平日にも関わらず、観光客はかなりいた。
境内はそんなに広くはないものの、
独特の神聖な空気感のようなものは流れていた。
※他に書くことがないのでしばらく写真でお楽しみください
完全に菅原道真が祀られていることは忘れてしまっていたが、
自然も多くてボーーと一人で時間を忘れるのにはもってこい。
駅からの参道にはたくさんの土産店が立ち並んでいた。
太宰府名物の梅ヶ枝餅は観光客にかなり人気だが、食べ損ねてしまった。
途中自転車を押して歩いていると、一人の青年が話しかけてきた。
彼はこれから九州を周り出すところだった。
大阪の大学に通っていて、一人でこれから回るのだという。
郊外ベッドタウンの景色からだんだんとビルが増えていき、都市高速の高架
もあらわれる。
福岡市内を観光したいが、もう旅館の夕食も近いし、明日ゆったりと回ってみようかね。
吉塚駅。博多駅から一つ隣の駅だが、平日の夜ともあって比較的静かだ。
福岡の中心=博多と県外の人は思いがちだが、博多はあくまでビジネス街、交通ターミナルの役割の方が高いかもしれない。
遊ぶなら天神だし、遊ぶなら(そっちで)中州だし、屋台なら中州(県民はあまりおすすめしない模様)なので
この旅館からまた移動しなければならないのだが、久しぶりにみるお布団と、サークルの人全員疲れてダラダラしていたので、自分も誘惑に誘われ、酒だけ買って寝ることにした。
九州自転車旅 2,3日目 2016/3/5,6 延岡~霧島~熊本
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延岡のネカフェからスタート。。。
昨日の今日で体がバッキバキである。
この辺はあまり覚えていない、
というか特に目につくものがなかった気がする。
国道10号線を延岡から門川(かどがわ)町、日向市と海岸線沿いに走る。
宮崎の代名詞、海沿いにヤシの木が広がるみたいな景色がしばらく続く。
ロードサイドに店舗が続き、
海沿いに出れば、アップダウンが現れ、そんな感じ。
日本一周や他大学のチャリサー勢ともこの国道10号ではすれ違った。
宮崎県道40号にそれ、都農(つの)町、川南町、木城町、西都(さいと)市と抜ける。
農道のような道を走り、小高い丘を越える。
段々と周りの景色が開けて、何にもないようなところに、温泉施設がどーんとある。
昨日行った別府温泉とは全く異なって、地元向けの地域密着型の温泉であった。
土曜の昼まであったが、高齢者がたくさんいて、公民館の役割もしているような感じだった。
宮崎県道18、24号から国富町を経て国道10号線で宮崎市へ。
宮崎市といっても内陸なため、かなり田舎である。
度々訪れる登坂車線に殺される。
国道10号のど真ん中に野生のサルが塞いで渋滞を起こしていたりとなかなか面白かった。
都城(みやこのじょう)市〜鹿児島県曽於(そお)市
国道10号から宮崎・鹿児島県道2号へ。
さすがは焼酎の国、あたりには焼酎の蒸留所が点在し、芋のような香ばしい匂いが所々プンプン香っていた。漕いでるだけで酔いそうだ。
と思いきや、
いきなり広大な畑が広がりだして、
「ああ、日本の台所だあ」なんてことを思いながら
堆肥の臭い匂いを浴びさせられたり。
県道ではあるものの、JR日豊本線が沿っているために所々車が渋滞したり、
街があったり、気がつけば山奥に入っていたり、、、
そんな感じで真っ暗になっていた。
気がつけば単独走行に。相方とは2kmほど離れているらしい。
そんなこんなで霧島市に入る。
九州は他のところよりも野生の動物が多い気がする。
夜の峠はいたるところでガサガサいっているのだ。
あと、当時つけていたライトでは全く太刀打ちができなく、白線がかろうじて見えるか、ぐらいであった。
霧島連山の近くというのもあって、やはり山だらけ。
鹿児島の海側に降りるときは
急な下り坂になるのだが、
これがまあ舗装がひどいこと。
ガタガタどころじゃない。
ガツン!ゴトン!
パンクしそうな勢いである。
結局この日も鹿児島のグルメは堪能することなく、
西日本定番のファミレス、ジョイフルで夕食をすませ
ネットカフェで寝た。
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翌朝、大雨。
自遊空間名物、100円カレーを朝食に頬張り、
ドリンクバーのリアルゴールドをガバガバ飲んでいた。
疲れが取れない。
全然ねれなかったのだ。
隣のブースにおそらく男二人組が中に入っていて、
親子なのか、友達なのか、はたまたカップルなのか、
全くわからないが
深夜の3時ぐらいまで比較的大きな声でずっと喋っていたのだ。
いちゃついているのか?よく分からないが話し方も少し
生理的に受け付けない。
あまりにも腹が立って、何回もブースを壁ドンしたり、
咳き込んでいるふりをするも
無駄。
せめて男女でイチャイチャしている音であって欲しかった。
そっちの方がまだ、ドキドキするじゃん??
雨が降りしきる。
来ていたレインウェアは当時まだホームセンターのカッパだったので
すぐにずぶ濡れになる。
こうしてみるとやはり、
九州は山だらけである。
とりあえず桜島を見に行こう...!!!
といって海に来て見たものの、ほぼ見えない。。。
とにかくどんよりとしている。
シケている海をみると憂鬱になりそうだ。
もう早く、熊本に行こう
そんな感じで国道223号線を鹿児島空港方面へ登って行った。
国道から外れ鹿児島県道55号線へ。
えげつない上り坂が続き、脚がハンガーノック寸前まで陥る。
こんな林道を進んでいくのだが、色々なところで銃声音が聞こえて
気が気でない。
おそらく猟をしているんだと思う。
突然景色が開けて、農道っぽいところを抜ける。
気持ちいいくらいに何もない。
地中にはタヌキやら、猫やら、野ウサギやらがみんな車に撥ねられて
無残な格好で倒れていた。
いや、野ウサギもいるんかよ!!
国道267号線へ。
この辺は伊佐市に合併する前には
大口市と呼ばれ、
県内有数の米どころらしい。
この坂もひたすらにきつい斜度がズーーーっと続く。
果てしねえよ。
坂を登っていたら
途中でワンボックスカーが寄せて来て、
パンを差し入れてくれた。
久七(くしき)トンネル。
鹿児島県と熊本県を結ぶ約4kmの長大トンネルだ。
このトンネルができるまでは久七峠を越すのにかなりの難所だったそうで、
トンネルの手前には
「久七トンネル 作ってくれてありがとう」
みたいな看板がいくつかあった。
にしてもしばらく登り基調のトンネルになっていて
かなり恐怖。
そして熊本県人吉(ひとよし)市との県境は電光掲示板での表示であった。
下りきれば、人吉市に。
よく地理の授業で出てくる、
どう頑張っても通れないガード下。
がしかし、これを通らないと温泉にいけない。
ということで、人吉温泉に。
この温泉街でも最も有名な、人吉旅館に。
老舗感満載の店構えである。
これはワクワクして来たぞ...!!!
600円を支払って、浴場へ向かう。
木造の旅館、廊下を踏むたびに
ミシミシいう感じが、またいい。
古い旅館に置かれている様々なオブジェの世界観に
圧倒されていた。
うまく感想は言えないけれど、
ぼーっと浸って吸い込まれていきそうになる感覚がとても好きだ。
ここの温泉は別府に並ぶ強さであった。
ナトリウム分がかなーーり強く、入った瞬間に
皮膚にジワーーっと浸透していく感じがする。
おまけには色々なところに
傷口があったから、
拷問かってくらいに沁みる。
しかもここの温泉は飲むこともできる。
ちょーーーしょっぱいけど。
んで、温泉から上がった後に休憩所でうとうとしてしまい、夕方に。
今日の寝床が熊本市内のゲストハウスなのだが、
熊本までここから80km。
チェックインまで3時間。
無理だ。。。間に合わない。。。
「仕方がなかった」
そうふたりで声を合わせ、
人吉駅に向かっていた。
人吉駅前。さすがは温泉街の景色である。
人少ないけど。。。日曜だけど。。。
ささっと輪行の準備をすませ、、
JR肥薩(ひさつ)線。
中にはボックスのシートとテーブルがある観光列車になっている。
豪華だなあ、とシートにもたれつつ車窓を眺める。
ちなみに人吉駅から南は特急区間に入るためこの席は指定席扱いになるらしい。
球磨川は終始エメラルドグリーンな色をしている。
ひたすら同じような景色を眺めているうちに、ウトウトと寝てしまった。
眼が覚めると、終点の八代駅に。
い草!畳!八代亜紀!
そのくらいしか分からない、滞在時間10分で今度はJR鹿児島本線へ。
椅子がふかふかで寝やすかった。
電車内人が恐ろしくガラガラだった。
そのくらいしか覚えてない、、、
スヤスヤ寝ていたら熊本駅に着いていた。
一度電車に乗ってしまうと一気に疲れが出てきて
そのままお家に帰りたくなる。
お金を払うだけで寝ていても移動する乗り物、スギョイ。
駅構内のお土産を大量に購入し、ゲストハウスへ。
ゲストハウス バラティエ(Baratier) (熊本県熊本市西区の民宿/ゲストハウス) [旅行と宿のクリップ]
熊本駅から約3km、ゲストハウス バラティエへ。
外観は小さなアパート1棟って感じで全てが客室やラウンジに使われていた。
オーナーの方も親切で、しかも学生は1800円で泊まれる!
ネカフェと違って荷物置ける、布団で寝れる、鍵がある、素晴らしい。
オーナーの趣味からか、ONE PIECEのカーテンや布団が使われていた。
熊本の銀座。
...お店の名前を思い出せない...!!!
熊本下通アーケード。
こういう雰囲気はかなり好物。
東京には広いアーケード街が少ないんだよなあ。
街中には大好き、路面電車が走っていて落ち着く。
これが震災前の熊本城。
この日の一ヶ月後に熊本地震が起こったのである。
崇城(そうじょう)大学の看板がどーんと構える。
ゲストハウス近くのコンビニには猫様がずっとたむろしていた。
全然地元のご飯を楽しめていなかったので、コンビニで焼酎、白岳 しろを買って部屋で飲み続けた。
一瞬で眠りについた。
続く。
九州自転車旅 0,1日目 2016/3/3,4 別府〜延岡
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これは、執筆当時から2年前の話。
まだ自分が大学の自転車サークルに所属していた頃。
九州一周するっていう合宿だったんだけど、
当時このサークルは自転車への意識は人それぞれバラバラで
自分のようにひたすら自走で回りたい人もいれば、ゆるポタをしたい男子、女子みたいなのもいるので結局男ふたりでまわることになった。
男ふたりで九州を回るのはいいけど何するか〜みたいな感じになって、
結局は適当に全県を自転車で走って、温泉めぐりでもしよう、といった感じになったのである。
青春18切符をゲット。
ひたすら鈍行で西に向かうのは当時人生で2回目。
別府駅で相方と待ち合わせにしたけれど
鈍行では1日で着くはずがないので、
最初から諦めている。
藤沢駅の乗り換え口でJRへ。
小田急管轄の改札をくぐるので、
ここでは青春18切符にハンコは抑えれない。
「有人駅でこの紙とPASMOを渡してください」
と、紙を渡された。
紙というのは、特殊なパターンで入場しました。
みたいなことが記載されていた。
静岡区間は各駅だし、座れない。
名古屋まで6時間くらいかかる。
関ヶ原らへん
長い...流すぎる。
何回乗り換えたことだろうか。
それ以外はほぼ各停でしんどい。
通勤ラッシュの関東を抜けて、関西に入るとまた通勤ラッシュになる。
自転車を端に置いていても満員列車だから嫌な顔をされ、いや〜な音さえ聞こえる。
岡山あたりから電車に年季が入ってきて、いつから現役なんだって思わせるほどの古い車両が元気に走っている。
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/國鐵廣島
「JR 広島 ガムテープ」という検索ワードが存在するくらいである。
乗り換えが忙しすぎて、ご飯食べている時間がない。
青春18切符が有効なのは24時を過ぎて最初の駅までなんだが、
いかんせん山口県にネットカフェが少ない。
だからどこで降りるかがかなり重要になる。
降りたのはいいけど、ネカフェらしきものがない。。。
調べたら3km先にあった。
しゃあない、輪行解除するかあ。。。自転車担いで3kmはつらいし。
岩国駅から飲み屋街を抜けると、怪しい外国人女性が
何人も手招きしていた。
値段を見ると、、、東京より高くない???
自遊空間は他のネカフェに比べて
ブースが広い気がする。
始発まで寝るつもりだったが、
全然ねれなかった。
結局2時間くらいしか寝れぬまま、岩国駅に戻る。リュックと輪行袋が写っているのがお分かりだろうか。。。
山陽本線のホームにいたら、実は岩徳線に乗らないといけないことが判明!
これを逃すと1時間電車がこない。w
向かい側のホームで焦って一生懸命走ったら、
電車は少し動きつつも待ってくれた。
こんなの、東京ではありえない。
山口特有の、のどかな田舎の風景を眺めては、ウトウトしつつ。
下関から乗り換えて関門海峡を渡って、さらには小倉駅で乗り換えて、大分方面へ。
相方との待ち合わせ時間に少し余裕があったので中津駅で降りる。
そんなに都会でもないし、田舎でもない。
駅前にはたくさんの猫が住み着いていた。
特に怖がることもなく、のんびり過ごしている。
中津はハモや唐揚げが有名だ。
しかし、そんな写真は一枚もなかったのを今書きながら後悔している。
今回のファッションコーデ
・ユニクロのスウェット
・工事現場の反射ベスト
・高校の頃体育館シューズとして使っていた靴
・50lのクソでか重リュック
....35点。
相方と合流して、すぐさま別府温泉へ。
早速上り坂かよ!
駅周辺が温泉街になっているのかと思いきや、
だいぶ離れていて、山を登っていかないといけない。
地下のいたるところから、
湯気が湧き出ていて面白い。
別府にはたくさんの温泉がありますが、
一つ気になるものが。
混浴...だと???
人生で一度も入ったことない、混浴童貞な自分、
これは行って見る価値ありだ...
いい味出している旅館街を抜けて、
ここが別府温泉保養ランド。
昔の学校かよ。そんな雰囲気の建物。
入浴料も決して安くないし、ロッカー代も取られるという仕様。
まあ、観光地だししゃあない。
いい味出している。昔からあるのだろう。
大きなリュックを持っているのに気づかれて、
いいよ、ここで見といてあげるよ〜。と親切にしていただいた。
一度建屋を出て外の廊下を歩く。
止めた自転車も見える。
ここから先は流石に写真を撮れない。
簡単に言えばこの先に建屋がもう一つあり、畳の休憩所がある。
そこに男女別の入り口があって、男は狭い脱衣所からすぐに露天風呂場につながる。
ほぼほぼ露天風呂なのである。
シャワーやシャンプーなども存在せず、蛇口をひねってお湯を出すのだが、これがまた温度が安定しない笑
すぐに風呂が現れるのだが、地面は泥のような沼になっていて、時折枯れ草のような足に引っかかる。
なるほど、ここは体を綺麗にするという概念を捨てないといけない場だ...!!
もう一個廊下があって、そこを抜けるとそこは混浴場に。
男女間に柵はあるものの、明らかに混浴である。
おっさんたちは遠巻きにみんな女側の方に視線をやっているのだが、全然女性は現れない。
やはりそうだったか、と落胆し泣く泣く男子の洗い場に戻るものの、
何か期待を抱いてもう一度混浴ゾーンに戻る。
すると...いるではないか!!
しかも大学生っぽい集団が入りに来ていて、女子同士でお湯を掛け合っているのである。
最高かよ。
しかーし!
現実はそんなに甘くない。
お湯が高濃度の泥によって濁っており、首から下は見れないのである。
しかしこの見えるか見えないのかグラビア的なものがむしろいいのかも知れない。
こんなことを書いているが、女性の方に不快な思いをかけているのは、本当に申し訳ない!!
まじで許してほしい。ちゃんと本音で書いているあたり評価してほしいのと、所詮男とはそういう生き物であると信じている。
に、してもこの泥だらけの温泉は新鮮であった。
むしろ体を汚しに来ている感も否めない。
昨日はネカフェで全然ねれなくて
風呂上がりでボーーっとしているが、
相方「ゴールのネカフェまで90kmあるで。」
遥か先の宮崎県延岡市であった。。。
↑途中の大分市街までは国道10号、海沿いの快走路を追い風に押されながらぶっ飛ばす。
大分にも丸亀製麺はある。
安くて高カロリーを摂取できるので迷わず寄ってしまう。
これが彼の最期の姿である...
ここから国道326号という山間部バイパスに入る。
ご覧の通り、標高はそうでもないものの、アップダウンが激しい。
山を登り切っても、下り坂が続かない、また登りがやってくる、と言ったいじめ仕様であった。
豊後大野(ぶんごおおの)市
三重町のローソン。
すでに気温がかなり下がっており、睡魔が襲ってきていた。
丸太を積んだ大型トラックがビュンビュン走っていて、
途中では鹿が轢かれたまま放置されていたりと
かなりカオスである。
相方は体重が軽くて、登りが早い。
自分は逆に苦手なので、全然追いつかない。
おまけに眠くなってくるもんだから、全く体がいうことを聞かない。
森の上に高架橋を通した道路なので、トラックが抜くたびにグワングワン揺れる。
とにかく体が動かない、寒さで震えるなど動揺していたので
休む度にタバコを吸って落ち着きを取り戻すのに必死であった。
しまいにはコンビニもなかったりしてカロリー不足、ライトが暗くて下り坂も飛ばせない、休んでいると動物がゾワゾワ動いている、さらにはサイコン(速度計)が自転車から落ちる(幸い見つかってガムテープで補強したけど)、もう散々であった。。。
途中の佐伯市にはトトロの森なんてのもあったらしい。。。
全く気づかなかった。。。
結局、相方に騙し騙し引っ張ってもらい、延岡のネカフェに着いたのは深夜の3時とかだった。
※ちなみに体力なさすぎて写真もこの辺ない