九州自転車旅 6,7日目 2016/3/8,9 福岡~北九州〜山口〜広島【自走帰宅編】
昨日だいぶ飲んでしまったので
恐ろしくカラダが動かない。
九州のお酒が勢ぞろい。
特に白岳が多い。
当時4年前の写真...??
我がサークルの写真も貼ってあった。
ささっと朝食と出発準備を済ませて、宿を出る。
福岡を一緒に観光する人を誘ったが、
サークル全員足早に、新幹線or飛行機で帰ると行って、
頑張って!
そういってささっと姿を消してしまった。
大雨だぁ。。。
カラダがだるい。
重いカラダを無理やり動かしながらカッパを着込む。
雨が予想以上に本降りなのですぐに自転車をとめ、地下街に逃げ込む。
天神地下街。通称てんちか。
かなりの大きさでここだけでもまぁまぁ時間が潰せそうだ。
天神の風景。たくさんの商業施設があり、大都会な感じはあるものの、
不思議とどこか落ち着いた感じもある。
東京は落ち着けるところがない気がして苦手だったりする。
博多ラーメン 膳 天神メディアモール店。
ラーメン一杯280円という文字に惹かれてしまった。
ちょうど会社員の昼休みとも重なって、行列が続いていた。
30分くらい並んでいたかな。
店内はものすごく賑やかだった。
店員さんがやけに元気だった。
おにぎりともやしネギをつけても500円いかなかった気がする。
味はというと、、、まぁまぁ美味しい。
自分はよく横浜の家系ラーメンだったり、二郎系だったりを好むのだが、
それらよりかは遥かにライト。
麺は福岡特有の細くて粉落とし。
500円でハイカロリーを摂取できるのはチャリダーにとって嬉しい。
大丸百貨店。ハイブランドショップが並ぶ。
途中福岡のツイッターのフォロワーさんに差し入れをいただく。かなりの量(笑)
博多駅。
意外にも、地味な気もする。
よく福岡=博多みたいなイメージをつけられるが、あくまでここはビジネス街。
新幹線が止まる駅。東京駅に遊ぶところがないのと同じなのかもしれない。
中洲。”遊ぶ”お店が集結している。
驚くことに、ヤツがいるではないか。
あのタヌキ。一見可愛いやつに見えるかもしれないが、
出会い系サイト「ミントC Jメール」のキャラクターだ。
出会い系サイトの広告がリアルな風景に溶け込んでいるのが、「画面から出て来た何か」に感じて違和感がする。
夕方まで福岡市内で時間を使ってしまった。
進まねば。
とりあえず、行けるところまで自転車で行ってみよう、そう頭によぎった私は東の方へ自転車を進めてみる。
閑静な住宅街のようなところにあらわれる。
国道3号を使えば、一番速く福岡市から北九州市まで
走れるのだが、ほぼ高速道路状態になっている(バイパス区間で、インターチェンジなども存在する)ので自転車がはねられれば一溜まりもないだろう。
国道495号→福岡県道97号と迂回。
この辺は道路沿いにスーパーや飲食店が並び、渋滞区間が続く。
速い車は国道3号に、遅い車は県道97号に、と言った感じか。
宗像までは福岡市の延長線上みたいな雰囲気であった。
この後、岡垣町の福岡教育大で国道3号に合流するも、県道287号海老津駅方面へ迂回。
この2時間くらいは快適に走れた。。。
そして完全に日がくれた。
............
遠賀バイパスとか言ったっけな。
スマホの自転車ナビはずっと国道3号を指定してきて、迂回路を教えてくれない。
車やトラックが80km/h以上で抜いてきて、路肩も全然ないからかなり死との隣り合わせ。
一度歩道に出てみようと試みるも、こちらは雑草ボウボウ舗装が最悪で全く走れない。
どうしたらいいんだ、そう絶望しながらもゆっくり行けば着くだろう、そんなことを考えながら歩道をノロノロと走る。
北九州市の八幡西区あたりを抜けるとようやく、市街を抜ける迂回路が現れる。
飲み会帰りのビジネスマンでこの街の夜は構成されていた。
北九州市の中心であり、新幹線も止まるこの駅は意外にもこじんまりとしていた。
よく北九州にはいまでも暴走族やDQNや卍が元気にしていると聞くが、意外にも姿はなかった。
トラックにスレスレを抜かれる恐怖から解放された私は、駅に自転車を停め、ネットカフェで平和な時間を楽しむのであった。
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朝起きて、断線したiPhoneのケーブルと朝食を小倉駅のコンビニで済ませる。
小倉駅で自転車を何やらゴタゴタやっている青年二人組を発見。
SUCC...静岡大のチャリサー!!
あまり覚えていないが、輪行をうまくしながら効率よく九州を回っている、、、そんな話をしていた気がする。
ゴタゴタやっていたのは、輪行中にパンクをしたそうだ。
小倉駅から国道199号でおよそ10km、九州の玄関口、門司港へ。
門司港レトロなんて言われている。その名の通りの風景。
コンビニなんかの看板も暗い色に統一されている。
こんな感じで、どんよりとした曇り空でもこの景色は好きだ。
二代目清美食堂。
ちゃんぽん×ラーメン=ちゃんらー発祥の地。
ちなみに、お笑い芸人芋洗坂係長の実家なんです、ここ。
とは言っても朝早くて開いているわけないですよね。
実はこの一年前くらいにサークルの合宿で訪れてました。
もちろん、美味しかったです。が、写真とか店内の風景はまた別記事で。
番外編の記事でも作ろうかな。
そして、関門海峡が見えてくる。海の向こうは本州。ついに九州から脱出する。
自転車は橋でも自動車用トンネルでもなくこの関門トンネル人道を通る。
ものすごく分かりにくい位置にある(案内がない)ので注意。
自転車は通行料20円。本州側下関の方で料金箱に払う。
超分かりにくい国道2号線(笑)
あ!そうだよ国道3号が突然国道2号に変わる。
ちなみに鹿児島から東京まで行くのには、鹿児島〜門司が国道3号、
門司〜大阪までが国道2号、大阪〜東京が国道1号と言ったルートになる。
この県境スポットは日本一周チャリダーには定番スポットになっていて、必ずと言っていいほどここで写真をとる。
ちなみにこのトンネル800mくらいあるのだが、絶対に歩いて押さないといけぬ。
ペダルに片足乗っけてキックボードみたいにしてても、もれなく館内放送にて怒られる。
下関側。
エレベーターで地上に上がる。
下関から門司を望む。
この海が壇ノ浦と言って、源平合戦の舞台になった地。
またこの大砲は長州砲と言って、下関戦争の時に使われていたもののレプリカ。
国道9号→国道2号。
この辺はクソほどつまらない。
何もない。何もない。何もないのはそんなに悪くない。
けれど、ずっとバイパス高架道路。
エセ高速道路みたいなところを延々と走らされる。
しかも、平日の昼間。なんてったって現場に向かうトラックだらけ。
信号もなかなかないところだから、ビュンビュン抜かされる。怖い。
コンビニでガムテープとマジックを買って適当な紙にこんなものを貼ることにした。こうすれば、かなり人に話しかけられるようになる。
実際、コンビニで昼休憩をとっていた土木作業員たちが、イカツイ見かけに寄らず、すげえな、応援してるぞ、なんて言葉をかけてくれたりした。
そんな国道2号も宇部市を越えて、山口市に入った瞬間途端に自転車侵入不可になり...
全く国道2号線は自転車を受け入れる気がない。
しかし、防府市に入ってから少しは飲食店やネットカフェが出てくるも、
やはり山口県は下関をすぎるとなかなかネカフェは見つからない。
防府市を過ぎてようやく国道2号に復帰する。
次は周南市。徳山、と言ったほうが地元の人には馴染みがあるかもしれない。
徳山にくると交通量が増えてきて、ロードサイドも賑やかになる。
まあ、寄るのはコンビニくらいなんだけど、、、
そして、下松(くだまつ)市に入るとまた賑やかさが消えて山あいを走っていく。
やがて岩国市に入る。
ここまで写真も文章量も少なくてなんだかすんなりと進んでいるかのように見えるが、山口県の端から端まで、下関から岩国まで、約170kmもある。
この日かなりの追い風が吹いていたものの、それでもここまでで9時間が経過している。
さて、上の地図をご覧いただこう。
黄色い道が国道2号、青い道が山口県道15号欽明路道路。どちらが近いか?
青いほうだよね?
どうせ、国道2号はまた、トラックビュンビュンなんでしょ?
ということで欽明路道路へ。
ちょっとした峠を登る。
残念なことに大型のトラックが猛スピードで抜けていく。
ここは国道2号線の方が安全だった。
欽明路トンネルを越えると急な下り坂になる。
60km/hで駆け下りる自転車を、何をそんなに急いでいるのか80km/hほどで抜かしてくるダンプカー。
抜かれる時の横風に煽られてしまい、完全にハンドルの制御が効かなくなり落車寸前に。死ぬかと思った。あのスピードで転んだら死を覚悟しますね。
がしかしまだまだ走って広島市街へ。
急にパーキングエリアの表示が出てきて焦る。
またもや国道2号線は走れなくなるので旧国道2号へ。
海沿いを走って廿日市市の宮島口を抜ける。
広島市西端、佐伯区に突入。
この辺になれば車の流れも街並みも穏やかになってくる。
西区を抜けて中区の広島新天地へ。
この辺はお好み村といってお好み焼き屋が立ち並ぶ。
しかし金ない、早く寝たい私はそのままネカフェに流れ込んだ。
広島駅よりもこの新天地とか、紙屋町に人は集まっている。
約200km。山口はなかなか海が見えないのと景色が単調で精神的に辛かった。