九州自転車旅 4,5日目 2016/3/7,8 熊本~嬉野~佐賀~福岡
にほんブログ
久しぶりの布団。
鍵付き部屋。
長時間寝ていたから疲れがだいぶ取れていた。
ついでに外の洗濯機に服を入れて、
乾燥機に突っ込んで...
外には猫がたくさんいた。
熊本市西区のゲストハウス、バラディエ。
ギリギリの時間までダラダラしてしまい、
熊本港フェリー乗り場まで
全力で自転車を走らせる。
本当にギリギリの時間で、
乗務員の方が
「早く!早く!」
と待ってくれていた。
フェリーに合わせて
ウミネコが並走する。
あまりにも並走するもんだから様子がおかしいな、と思いきや
カモメのエサが売っているではないか。
http://www.kyusho-ferry.co.jp/gull/
フェリーの船内はいつもワクワクする。
自転車旅でしかいつも乗らないから
この車内風景込みで、旅をしにきた〜って
感じがする。
マンゴーオレ。天気も風も気持ちよくて、ついつい色々と買ってしまう。
※スルーしてください
さらに財布の紐が緩み、長崎に来たと言うことで
ニューヨーク堂のカステラアイスなるものを買ってしまった。
卵たっぷりのカステラにさらに卵たっぷりのバニラアイスが挟まってて、超まろやか。
自転車がそのまま、自動車と一緒に
甲板に括られている
光景が好きです。
フェチです。
自転車は最後に降ろされる。
島原港。
近くには観光案内所があって、お土産もたくさん。
迷わずカステラを大量に買った。
ザラメつきのカステラが大好き。
目の前に雲仙岳がそびえる。
もともと雲仙の温泉街に行こう、なんて話をしていたんだけど
標高700mくらいの山に登りに行き
温泉に入るというのがどうも乗り気になれず、
諦めてしまった。
まあ、時間もないしな。
カステラ屋のおばちゃんはとても気さくで、
たくさん試食を食べさせてくれた。
そんなおばちゃんに
「オススメのチャンポン屋はありますか?」
なんて何回も聞かれているであろう
質問をぶつけると、
「リンガーハット」
と、喰い気味で来てしまった。
地元の人が言うなら、そういうことなんだろう。
だがしかしな、おいしい云々よりも
旅行に来た感が欲しいのだ。
仕方ないなぁ...
もう途中の道に現れたお店で食べようでないか。
そんな感じで
フェリーを降りたすぐそこに温泉が出てくる蛇口を発見。
お飲みください、と看板が勧めてくる。
手に組んで飲もう
と触れた瞬間に
アッツww
熱湯だと気付かされる。
諦めて柄杓についで、恐る恐る
口に含む。
....
めっちゃ鉄の味がする。
それだけ。
けれど温泉=体にイイと洗脳されているから、
飲まなければもったいないと言わんばかり、
ガブガブと飲む。
この後、体の調子に影響は出なかったように思えるが。
途中の島原市有明町にはロードサイド街が現れるも、チャンポン屋を探しているうちに何もなくなってしまった。
海風を浴びながら、平地を30km/hで流す。
気持ちいい。
多比良駅の近くに、
本場の味
ちゃんぽん
そんな看板に自転車のブレーキを全力で握りしめた。
迷わず、ここにしようと決めた。
れすとらん
湖月
店内は一昔前の洋食屋
といった雰囲気。
そう、こういうのを待っていた。
朝からまともに食べていなかったのでちゃんぽん定食(大)を頼む。
ボリュームたっぷり!
最高だよ。
程よいまろやかなスープと
麺と
肉と
野菜が絡み合う。
おまけに生卵があるかないかで
全然違うと思う。
野菜不足になりがちな自転車旅、
カロリーと食物繊維が大量摂取できるメニューは助かる。
店員さんもかなり親切で、
帰りに飴をくれたりだとか、
荷物を心配してくれたりだとか、
道を教えてくれたりしてくれた。
☝︎見ての通り海の部分に一本の道がある。
諫早市中心部をパスすることができ、かなりの近道なる。
堤防の上に直線道路が約10キロ伸びる。
両サイドに海やぜ。
こんな感じでひたすら直線道路。
まあまあ交通量も多く、とくに大型トラックが多かった。
ひたすら下ハンドルをにぎってペダルを回し続ける。
周りはずっと海しか見えない。
諫早市のごみ減量キャラクター、エコ太さん。
元:浪人ツイッタラーにこの画像をアイコンで使われ、
海沿いの崖の下を国道251号は蛇行していく。
あたりには観光客向けの食堂がたくさんあって
牡蠣・焼き牡蠣のノボリがたくさん
立ち並んでいた。
結局雲仙温泉には入っておらず、とりあえず
温泉に入ろう、そんな話を相方に振り
検索してみると
この近くに嬉野(うれしの)温泉というのがあるらしい。
なかでも湯快リゾート嬉野館っていう
いかにも全国にチェーン展開してそうな名前の温泉では
「マジ部!-お湯マジ」というアプリを見せれば
なんと無料で入れるというのだ。
まじでこのアプリ最強すぎる(って宣伝しておくからリクルート様、スポンサーについてください)
※記憶が正しければ19〜21歳限定、今はこのキャンペーンやってないかも。
国道207号線鹿島バイパスで鹿島市に入り、黒川橋という交差点、「嬉野温泉入口」とデカく掲げられた看板を左に。
ちょっとした丘をこえるのだが、この道に大量の野球部員が走って坂道トレーニングをしていた。
しかも速い。自転車と同じなんじゃないかってくらい。
いや俺が遅いのか。
温泉街を少し外れたところに立派な建物があらわれる。
中には宿泊施設やリラクゼーション、アミューズメントなどがそろってる
ようだ。
本当に無料なんだろうか...??
おおおお!マジじゃないか。
店員さんに見せたら問題なく案内してくれた。
これは大きい。
さすがは三大美肌の湯と言われているだけあって、
めちゃくちゃヌルヌルしていた。
休憩室でゴロゴロしたり、
卓球をしたり
ちょっくらゲームを楽しんだりで、
最高に天国。
あとは10km先のネカフェで寝ればOK。
と、思っていたんだけど
すっかり外も真っ暗になり、ローソンで夕食を食べながら
ルートを調べる。
...が、、、
衝撃的な事実判明。
武雄市のネットカフェに泊まる予定だったんだけど、
なんとそこのネットカフェ、夜の1時に閉店するとか書いてある。
※ちなみにそこは既に潰れたらしい。
なんだよ夜閉店のネットカフェって。需要あるのかよ。
結局調べたら、佐賀市内にしかネットカフェがないということで、ここから悪魔の
40kmランが始まるのであった。
大したことない距離かもしれないが、一度すぐ寝ようとしていた体をまた起こすのは
非常にしんどい。
国道34号→佐賀県道28号→国道498号→国道444号→佐賀県道54号→国道208号
嬉野からしばらく丘を降りて、海沿いに戻る。
真っ暗なのと、若干内陸なので果たして海があるのかは全くわからず。
白石町や芦刈町で国道444号に入るのだが、こちらは
田んぼが広く広がる田園風景に直線な道が
ずっと続く。
街灯なんてあるわけないし、持っていたライトは暗いし、道の舗装が悪いし
で非常に疲れてくる。
ちなみにずっと平坦なんだが、2時間以上ペダルを回し続けるので腰に非常に
負担がかかる(信号ないし)。
カエルがゲコゲコ鳴く中で、二人でひたすらペダルを回していた。
結局到着したのは1時近く。
もうヘトヘト。何にもやる気起きない。
身体中がバキバキになっていたので迷わずマッサージチェア席を
指定。
何も口にすることなく、充電することも忘れていつの間にか
眠りについていた。
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そして、朝5時くらいに目が覚めて、急いで携帯やライトを充電しだす。
体がだるすぎて、ひたすらマッサージをしていた。
そして疲れた体にリアルゴールド。
佐賀市内とはいっても郊外の方だからか、
特に何もない。
住宅とコンビニが乱立しているくらい。
あくまで今回はサークルの合宿で、今日には
福岡市内の旅館にチェックインして全員集合しなければ
ならない。
正直ネカフェで安く寝たい気持ちが山々であったが。
国道34号線を佐賀から福岡方面に走らせる。
吉野ヶ里って、あの??
そんなことを思っていたら、道路にいきなりあらわれる。
ここが吉野ヶ里遺跡かあ。
時間もあるし中に入ってみよう。
中はめちゃくちゃ広い。
昔、静岡の登呂遺跡を見にいったことがあるが、比じゃない。
チケット売り場をくぐると、広大な敷地と集落が姿を見せる。
オトナの家♡
なんて怪しい建物なんでしょう。
だいじんの家でした。
ご覧あれ。
一つの、村になっている。
こんなに広いのか。
こんなコスプレもできる。
中には弥生時代の衣装を着た職員さんがたくさんいて、
親切に色々説明してくれる。
なんだかんだすぐ出るとか言っておきながら2時間近く
は回るのにかかってしまった。
さてあとは福岡を目指すのみ。
お腹が空いたな〜
そんなことを考えていると、
”佐世保バーガー”
という文字を発見する。
薬局の駐車場の敷地内にアメリカンなプレハブ。
初佐世保バーガーなんだが、中にはトンカツバーガーといった、
一風メニューが並ぶ。
これが佐世保バーガーなのか...???
佐世保バーガー ブルータス 鳥栖店
0942-85-2911
佐賀県鳥栖市田代大官町832-2 ダイレックス駐車場
https://tabelog.com/saga/A4101/A410103/41003342/
食べログも面白いw
味はもちろん、”笑顔のお姉さん”目的の人も
少なくないようだ。。
この時は違う人だったけど。。
ベーコンエッグバーガー。
これはハマる、ジャンクフードの代表格って感じ。
チーズが美味しい。
一つじゃ足りないから、トンカツバーガーも頼んだ。
サクサクの衣のとんかつがハンバーガーに挟まれる。
何個でもいけるなこれ。
向かい風吹くなか、国道3号線へ。佐賀県鳥栖市から福岡県筑紫野市へ!
九州もラストだねえ。
ここで相方と別れて、行ってみたかった太宰府天満宮へ。
平日にも関わらず、観光客はかなりいた。
境内はそんなに広くはないものの、
独特の神聖な空気感のようなものは流れていた。
※他に書くことがないのでしばらく写真でお楽しみください
完全に菅原道真が祀られていることは忘れてしまっていたが、
自然も多くてボーーと一人で時間を忘れるのにはもってこい。
駅からの参道にはたくさんの土産店が立ち並んでいた。
太宰府名物の梅ヶ枝餅は観光客にかなり人気だが、食べ損ねてしまった。
途中自転車を押して歩いていると、一人の青年が話しかけてきた。
彼はこれから九州を周り出すところだった。
大阪の大学に通っていて、一人でこれから回るのだという。
郊外ベッドタウンの景色からだんだんとビルが増えていき、都市高速の高架
もあらわれる。
福岡市内を観光したいが、もう旅館の夕食も近いし、明日ゆったりと回ってみようかね。
吉塚駅。博多駅から一つ隣の駅だが、平日の夜ともあって比較的静かだ。
福岡の中心=博多と県外の人は思いがちだが、博多はあくまでビジネス街、交通ターミナルの役割の方が高いかもしれない。
遊ぶなら天神だし、遊ぶなら(そっちで)中州だし、屋台なら中州(県民はあまりおすすめしない模様)なので
この旅館からまた移動しなければならないのだが、久しぶりにみるお布団と、サークルの人全員疲れてダラダラしていたので、自分も誘惑に誘われ、酒だけ買って寝ることにした。