【チャリで帰宅してみた】続・四国自転車旅 6日目 2017/3/27 【神戸〜名古屋】
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神戸の元町駅。
横浜にも同じ地名が存在するが、この街にも
中華街が存在する(南京町)。
三宮の隣の駅なので、もろ都会。
平日の朝なので会社員が忙しそうに通勤している。
デカイリュックに反射ベストを着た
こ汚い青年が通勤ラッシュの時間帯に自転車をこいでいると
かなり浮く。
西から旅をしてくると、毎回神戸で初めて浮いていることに気づく場所である。
国道43号線。立派な幹線道路なのに、速度40キロ制限があるエゲツない道路である。
国道43号線と国道2号線は並走していて、どちらも神戸から大阪までつなぐ道路。
国道2号線の方が正直走りやすいかも?
トレーラーの横幅もデカイが、路側帯がかなり狭い。
それが国道43号線だ。
さらに信号が多くてなかなか進まない。タイムロス。
結局走りにくくて、西宮市に入った途端に国道2号線へ。
そうか、、ちょうど春のセンバツ高校野球の時期か。
甲子園周辺はかなり車でごった返していた。。。
尼崎市を抜けて
朝出発したのに、大阪に入る頃にはもうお昼になっていた。
そんなに距離はないはずなのに。
お昼休みの会社員がたくさん。
モンスターエナジーのトラックが止まっていて、
お姉さんから一本いただいた。
これから今日中に自転車で名古屋まで向かうことを
話すと、二度聞きされた。
そりゃそうか。
ちょいと大阪駅構内を徘徊。
今度は国道1号線へ。
キャノンボール(東京-大阪間を自転車で24時間以内で走破する種目)のルートは梅田新道からこの辺を走って、東京に向かう。
市街地、ズルズル信号機が続く。
門真には、どでかいパナソニックの本社がある。
やっぱかっこいいな〜東京に本社を構える企業とは違って、どうだ!!!って感じの迫力がある。土地の問題かな?
大阪も梅田や心斎橋を離れれば、すぐに郊外の景色になる。
枚方市。
この辺も国道1号線は走りにくい。
向こうに見えるのが通称”ヒラパ”こと、ひらかたパーク。
大阪出身...特に枚方や高槻出身の人に、
ヒラパって言うと喜ばれるのでオススメ。
国道307号線に抜けて京田辺方面に向かう。
枚方から少しばかり丘を登っていく。
誰もがイメージする京都とはほど遠い景色。
そりゃあ、京都の南側だからな。
どちらかといえば、奈良の要素が強いかも。
同志社大学といえば、今出川の京都の中心街にあるイメージもあるが...
どうやら同志社が今出川キャンパスでは狭くて、大学設置基準を満たすために
買った土地らしい。
学部によってはずっとここで過ごさないといけないらしい。
特に理系学部。
いや、理系学部っていつも辺鄙なところにキャンパス作るよな。
木津川を渡り、井手町に入ると国道24号線を奈良方面に南下する。
そして私は気づいた。
あ、これ絶対に遠回りしてるわ。
一度枚方の方に上がってきたのに、木津の方に下ってるやないかい。
幸いにも追い風だったのですぐに木津までおりてきた。
途中のコメリでライトに使う電池を買った。
伊賀の文字が見えてきた...!!!
左折。
国道163号線へ。
木津川ぞいにひたすら走る。
さっきは追い風に助けられていたのが、左からの横風に変わり、
減速させてゆく。
ここはキャノンボール"伊賀越えルート”として定番の道路。
木津川市→和束(わづか)町→笠置(かさぎ)町→南山城(みなみやましろ)村と進んでいくが、
写真を見ての通り
👊なにもない👊
もちろん、コンビニもしばらく現れない。
夜中走りたくないお。
意外にも車通りは多い。
そして、突然の自転車侵入禁止。
側道へ迂回させられるのだが、工事中でダート箇所が
たくさんあったり。
途中大学生チャリダー集団にもすれ違ったのだが、東京ー大阪間を
チャリ旅していたのかなあ。
やがて、登り坂が本気を出してきて、息が上がっていく。
貧脚な自分は、ギアをめいいっぱい落とし、
ひたすら回していた。
日が暮れてしまう...!!!
ポン♫ 三重県に、入りましたッ
ってカーナビみたいにチャリもいえばいいのに。
たまーにそんな独り言を漕ぎながらつぶやいているときがある。
伊賀市!
容赦無く登坂車線が続く。
まじ、心拍数ブチ上げ。
多分チャリダーがよく休憩に使っているだろう、ファミリーマート伊賀三軒家店。
久しぶりに現れるコンビニなのでみんなよく使うところだと思う。
しかし、今回はまだいけそうなので、パスで。
まだまだ山を越えるぞい。
しばらくすれば、まとまった市街地が現れる。
伊賀市だが、昔は上野市と呼ばれていて、地元の人は
いまだに上野を呼び名に使っていたりする。
画像の通り、吉牛の特盛を頬張る。
隣のテーブルにいた家族連れが話しかけてくれて、
あまりの嬉しさに、喋り過ぎてしまった。
ひとり旅て、会話する相手がいないので寂しいのだ。
1日に必要な会話量が満たされないので、その分
人見知りの自分でも見知らぬ人と喋れるようになる。
ちなみにこれから名古屋を目指していることを伝えると、
「あんた、名古屋はまだこっから100km近くもあるよ?本気で言っている?」
...本気です。
食べ終わる頃には、真っ暗になっていて
伊賀上野の市街地も、少し走れば真っ暗になる。
国道163号から国道25号に入る。
国道25号といえば、Ωカーブで有名な名阪国道(無料で走れる山間サーキット場)が挙げられるが、こちらは高速道路(厳密には異なる)、自転車はもちろん侵入禁止である。
そこで走るのが旧国道25号(通称:非名阪)。
国道はナンバーが小さければ小さいほど(例:1号、2号,16号)立派な幹線道路になるのだが、この旧国道25号。"2ケタ国道"にも関わらず、とにかく惨めなのだ。
ちなみに通称、酷道25号とも言われている。
お分りいただけるだろうか。脇には国道を示す標識があるも、
路面には白線すらない。
農道かよ。林道かよ。
虚しくも、もう一つの国道25号(名阪国道)が顔を出してくる。
看板を見れば、名古屋 98kmの文字。
クラスギィ!
まーじなんにも見えない。
途中、シカが逃げていく姿が目に映る。
暗過ぎて、星空だけが綺麗だった。
ポツンと佇む、亀山市の標識。
路面ヒデええええ。
近くに砕石場がありダンプが往来するためこんなに
ひどいようだ。
数年前までダート区間だったらしい。
どっちだかわかんない国道(正しくは左)。
下り坂になっているが、飛ばすと見事に
サドルが股間にヒットする。
しばらくすると舗装がマシになり、加太(かぶと)地区になる。
ここも国道かよ。住宅街かよ。
なんともギャップ萌えな国道である。
下りきれば、一安心。
関宿で国道1号線とぶつかる。左に行けば鈴鹿峠、右に行けば名古屋方面。
しばらく、下り坂が続く。
やはり国道1号線は走りやすいね。
走りやすーーーい。
国道1号線は亀山バイパスに入ってしまうため、三重県道565・566号線へ。
亀山市街。この辺から街の灯りがどっと増える。
大型トラックが80km/hで何台も走っていて、命の危険を感じた。
四日市市街に入ると逆に車の流れは遅くなり、渋滞が始まる。
長い車列をぐいぐいすり抜けていく。
この辺は市町村の感覚も狭くて、失礼だが、
ロードサイド店舗がひたすら同じように立ち並ぶ、
少し面白くはない景色。
四日市市→川越町→朝日町→桑名市と東名阪道に沿って走っていく。
途中にはナガシマスパーランドやなばなの里の看板が多くあった。
揖斐川、長良川、木曽川と木曽三川と呼ばれる一帯を橋で越えると、
ようやく愛知県!
夕方の伊賀市から三重県が続いていたことを考えればかなり長い。
弥富市へ。
名古屋といえば栄、今池、丸の内といった都会のイメージが
あるかもしれないが、駅から南の方に外れると、
なかなかイメージしていたのと違う風景だったりする。
モード学園。夜で真っ暗だが迫力がある。
ささしま交差点。
着く頃には24時をまわっていたと思う。
名駅周辺は現代的なビルが多くて
急にタイムトラベルしたかのよう
な感覚に陥る。
だって、さっきまで鹿が飛び出して来るような伊賀の山から
来たんですもの。