まろんにこみのチャリブロッ

自転車で日本を走ろう。

秋の!北海道一周自転車旅 4日目 2017/9/5 襟裳岬〜帯広(大正)

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必ず朝5時に目がさめる習慣が根付いている。この健康的な生活が東京でも続けばいいのだが、、

にしてもキャンプ場に人は少ない。旅人の車が2台、バイクが1台、自分のチャリ。北海道のキャンプ場は旅人同士が仲間意識をもつから、知らない人同士で会話が弾む。東京では絶対にない文化だ。ひとり旅なのに寂しくない。

キャンプ場にコインランドリーがあったので洗いつつライダーと雑談。ここ数年で旅人が減っちゃったんですよーと嘆いていた。自分と同様に反時計回りに回っていて今日は帯広経由で根室まで走るらしい。さすがはバイク、360キロもの道のりを1日で走り抜けるとは。ぼくもエンジンがほしい。

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撤収を終え雲ひとつない青空の中、大草原を抜ける。こんな景色、北海道でしか味わえないね!

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こんぶ。f:id:kurinikomi-hara:20171003172318j:image

国道336号に復帰し、黄金道路と名前を変える。名前の由来は景色が黄金のようだとか、昔黄金が発掘されていたとか、そういうのではなく

「黄金を敷き詰められるほどの莫大な建設費用を要した」

なんともロマンティック()

 

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 本日最大の難所、えりも黄金トンネル!歩道もない道内最長の4941mのトンネル。

チャリダーにとってトンネルは

・路肩に危ないものがたくさん転がっている

・車が入るとものすごく騒音で不安

・だいたい飛ばしてくるから追突されそう

・退避場所がない

と危険だらけ。ヘルメットに付いているミラーをずっと見ながら、車がくると笛&手信号で警戒しまくっていた。ビビリなんです。

 

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北海道の 目黒とか、広尾とか。

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フンベの滝。モンシロチョウがたくさんいて、なんだかRPGゲームに出てきそうな景色。海にはサーファーがたくさんいた。

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国道236号に入り道の駅コスモール大樹で休憩。ヨーグルトとか牛乳とか推していて十勝地方に入ったんだなって感じ。

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ちょっとした丘を登り、更別村中札内村と進む。途中現れる福祉の里温泉は、老人ホームのような施設の中に銭湯があり不思議な感じがする。地元のおばあちゃんが「ここはいいお湯だよ〜ゆっくりしてきな〜」と声をかけてくれる。北海道、人柄が本当に良い。

 近くに生キャラメルで有名な花畑牧場がある。行ってみようと試みるも16時閉店と聞き、諦める。

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道の駅なかさつない。十勝グルメが豊富!財布の紐が緩むね〜。

このへんから道の駅にサイクルラックが設置され始める。空気入れも貸し出してくれるから良心的だ。

近くのセコマにツーリングマップルが売っていたので即購入。

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帯広市に入るとすぐに本日の宿、大正カニの家が現れる。大正カニの家とは無料で泊まれる旅人向けのライダーハウスなのである。寝袋とマットさえ持っていけば充電もできるし雨風もしのげる。

が、ここの掟は厳しい。

・19時から点呼が始まる。19〜20時に点呼とあるが19時から始まる。19時にいないと怒られる。

・点呼が終わると全員で掃除を始める。

・酒、タバコ厳禁。

・旅人内でも謎の上下関係がある。ヌシと呼ばれる常連が存在する。

・門限22時、消灯23時。

なんというか、体育会チック。高校の合宿かよ! 

帯広のライダーハウスというと、カニの家かヤドカリの家かで分かれるらしい。日本最初のライダーハウスで、猫のタマにも会えるらしいからヤドカリの家の方がオススメなのかもしれない?

 

掃除を終えると、夕食を食べに近くの豚丼屋「CEVA」へ。f:id:kurinikomi-hara:20171003185713j:imagef:id:kurinikomi-hara:20171003185753j:image

76歳のマスターは現役バリバリのバイク乗りで、全国にライダー友達がたくさんいるという。カニの家から来ました、というと色々サービスしてくれる。常連さんとマスターと自分の三人で同じテーブルを囲む。ここの豚丼はこだわりの肉、薮田の豚をしっかりと炭で焼いていて、マスター曰く帯広で一番美味しいと自信を持って宣言する。ビールは進み、話は弾むと気づけば23時をまわっていた。

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