九州自転車旅 8,9日目 2016/3/10,11 広島~岡山~大阪【自走帰宅編】
午前7時の広島新天地。
平日の朝は閑散としていて
ごみ収集車がゴミを集めていた。
通勤中のビジネスマンを横目に東へ走る。
この時広島に上陸するのは二回目か。
もうこの記事を書くまでに5回くらい行っているかな、何回来ても雰囲気が好きだ。
「自転車は車道を走りましょう」
「広島では自転車は車道を走れません」
ロードバイクを殺しにかかるこの標識。
歩道を走れだと!?段差と歩行者に溢れる歩道、かなりの苦痛である。
もう一度言おう、広島市街の国道2号は自転車車道走行禁止区間がある。
MAZDA ZOOM ZOOMスタジアム。
広島を見て思うのが、マジでこの街、マツダ車が多い。
トヨタよりも多分多く走っている。
国道2号がかなりめんどくさいので、広島県道164号で南区から安芸(あき)区、
国道31号に入って海田町、坂町
そして呉(くれ)市に入る。
東に行くのには国道2号線から東広島に抜けるルートと、
国道31号から呉市に抜けるルートがあるが、
70キロぐらい瀬戸内海を楽しめる後者の呉ルートがおすすめ。
自転車レーンもあるし。
瀬戸内海は美しい。
青々とした海に、たくさんの島々が浮かぶ景色を右手に見ながら、追い風に押されてハイスピードでチャリを漕ぐ。
呉市街。
呉駅。駅ショッピングモールの名前はクレスト。呉だから。
呉だから。
TRFのCRAZY GONNA CRAZYを替え歌にして、呉市 GONNA 呉市になっちゃった。
だって呉だから。
呉港には、大和ミュージアム、海上自衛隊呉資料館、西の恒例 you meタウン。
実は呉に来るのも2回目で大和ミュージアムには訪れていたりする。
一緒に行った友達によれば、艦これをやりながら見に来ると楽しさ10倍らしい。
海自資料館の戦艦。
左手に灰ヶ峰、正面に休山(やすみやま)が見える。
呉市街はレトロ感溢れる商店街、呉れんが通りが並ぶ。
休山を突っ切る休山トンネル(国道185号)。
1.7キロにも及ぶトンネルは車道を走れません。
ただし立派な歩道あり。
中はこんな感じ。完全に車道と歩道が分離されている。
防音壁も為されているので割と居心地良い。野宿できそう。
でも色々なところに監視カメラがあって、多分怒られるんだろうな。
トンネルの先、安芸阿賀のサギ。
広駅。
ちなみにこの地域は住所にいちいち”広"がつく。
いつもこの辺は曇っている気がする。
休山トンネルを抜けると曇って、仁方のトンネルを抜けるとまた晴れる気がする。
ほらね。晴れたでしょ。
仁方駅を抜けると景色がガラッと変わり、建物が激減し、呉駅ぶりに海が現れる。
国道185号はさざなみ海道と名付けられていて、その名の通りドライブでもサイクリングでも最高のコースだ。
仁方〜安浦のあたりの景色がとても良くて、絶好の撮影スポット。
道の駅たけはらで小休憩。公民館的な役割をなしていて、おじいさんおばあさんがコミュニケーションを取りにきてる感じだろうか。
手作りの弁当が低価格で売っていて思いっきり食べた。
小休憩とか言っていながら一時間うたた寝してしまった。
忠海(ただのうみ)駅。
広島のある観光スポットになっているという。。。
おりゃ。
すぐそこの忠海港フェリー乗り場には、あのうさぎ島で話題になった大久野島行きのフェリーがある。
近くのコンビニではウサギ用の野菜やラビットフードが売っていたりする。
この一年前に実際に大久野島に行ったのだが、朝一のフェリーに乗るためにこのフェリー乗り場でテントも張らずに野宿していた。。。
大久野島のうさぎは可愛い、を少し通り越して若干凶暴だったりする。
フェリー乗り場。
今回はスルー。大久野島の写真はいつか別記事にて。
三原市に入ると、呉〜竹原までののどかな風景は姿を変え、郊外のベッドタウン的な景色になる。
地味に呉から70km。
尾道市で国道2号に合流。
ちなみに2018年春に訪れた時は工事中で、仮設のしょぼい駅舎しか残っていなかった笑
右上にあるのは尾道城。
こいつは単なる城ではない。歴史背景が一切ない城である。博物館として50年前に城っぽい奴を建てたらしいが閉業。
1990年代からずっと廃墟になっているというツッコミどころ満載の城...っぽいやつである。
駅には輪行用にシャワーがあったり組み立て場があったりした。
この当時は向島を眺めながらいつか、しまなみ海道を走るぞ〜なんて思っていた。
東尾道を抜け、福山市松永町あたりで既に大分県別府市から1000kmを突破。
この時は感動していました。あと800kmあるけど。
というのもどうやら三台ほどの事故が起きているようだった。ひやっとする。
ちなみにこの丸太トラック、九州旅で一番嫌いなやつでした。
トラックからすれば自転車が一番嫌いだと思うけど。
福山駅周辺。広島第二の都市。この辺も広島市同様、車道を自転車は走れませんトラップ発動。
歩道上のクソみたいな対面通行の自転車レーンを走らされる。
段差ボコボコ、車止め、対面通行、歩行者もいる、駐車場や路地から出てくる車見えないなどクソ要素満載なので広島市と福山市は早急に改善してくれ。
サイクリスト誘致県だけに都市部だけこんなにクソなの、とても残念だよ。
東福山の丸亀製麺で燃料補給。
18歳の仕事帰りの兄さんたちが話しかけてすごく興味持ってくれた。やばいって。
今日はどこまで行くんですか?
と聞かれたので岡山と答える。
岡山県ならすぐそこですよ!
と言われたので、
いや、岡山駅までです。
と言ったら恐ろしくドン引きされた。この時間でまだ70kmほどある。
確かにドン引きする。
もう真っ暗で街灯がない上に大型トラックがギリギリをバンバン抜いて行く。
暗いのと危ないのとで集中していたので写真が全然撮れてなかったりする。
昨年にもここを使ったことがあるので閉店1時間前の駆け込みで湯に浸かる。
サウナや露天風呂を使わなければ420円で入ることができるのでかなり嬉しい。サウナを使うかを選ぶことができるのって嬉しいよね。
深夜の倉敷。川崎医科大学という川崎にない医学部が存在するのも倉敷である。
ちなみに
学費が6年で4550万円。一軒家買える。
倉敷といえば美観地区が有名だろうか。
こちらも2015年と2018年に訪れており、また別記事で紹介しよう。
観光しない倉敷で見れば、岡山市に次いで第二都市の役割を果たしていて仕事帰りのサラリーマンが飲み屋で酔っ払いながらタクシーで帰る光景が多く見られた。
倉敷から20km走って、早島町を抜けてやっと岡山市南区へ。。。
南区から約10km走って北区岡山駅。
安定の桃太郎推しである。
しかし駅周辺にはなかなかネカフェも当時はなかったりするので少し移動。。。
同じく北区の岡山駅から2kmほど、表町(おもてちょう)に移動。
広島と同じように、新幹線の駅から話した路面電車の駅の近くに繁華街を置くスタイルだろうか。
岡山ロフトや天満屋など百貨店が並んでいて若者もここで遊んでいるようだ。
まあ深夜なんだけど。誰もいないけど。
深夜の表町商店街。
もちろん誰も歩いていないし店も空いていない。
意外にもホームレスもいなかったりする。
商店街を独り占めする感じが少し優越感に浸れるが、もう深夜2時だし、
とっととネカフェにこもることにした。
金曜の夜でネットカフェはリクライニングシートしか空いていなかった。
地方にもネカフェ難民はいるのだろうか。。。
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翌朝の岡山市街。
土曜日なのでお出かけする家族が多い。車社会の岡山県。たしかにあちこちで渋滞している。
そして岡山県民はウインカーを出さないで車線変更するというのもあながち当てはまっていた。。。
岡山城&後楽園。ここも2015年に訪れたが結構ゆったり時間を過ごせるスポットである。
沼。
東区を抜けて国道250号線を東に進む。
途中のファミマで、ライダーがモンスターエナジー魔材ンゴをおごってくれて、オススメのスポットを教えてくれた。
備前市にエメラルドグリーンの池が二つあって、今日みたいな晴れている日は写真を撮るのに最高だという。
なるほど。
国道2号線を右折、岡山ブルーライン方面に向かうと不気味な色をした池が現れる。
最初に現れるのが長谷上池、その後に下池が現れる。
気持ち悪いくらい鮮やか。
あとでググってみればバイク乗り達がこの池と一緒に映ってる写真がたくさん出てくる。
でもどちらかと言えば、さっきのバイク乗りのオッチャンに、たくさん撮れ!とどこかで指示されている気分でもあった。
とりあえずパシャパシャ写真を撮ってみる。
エメラルドグリーン、ただそれだけだ。
夜になれば岡山有数の心霊スポットになってるそうで、挑んでみる価値もあるかもしれない。
下った道をまた登り直して再び国道2号線へ。
しかし、この先の船坂トンネルはかなり危険だという情報が多々見られるので、三石で岡山県道96号に別れる。
普段は海に出て日生の方に行くのだが、、、こっちは山陽道に沿うものの集落の生活道路になっている感じ。
車もほぼ通らなくて、山々に囲まれたのどかな景色に囲まれる。しばらく登るけど。
こんなところで幼少期過ごしたみもある。
もう戻れないけど。
急に気になる物体を発見。白黒のやつが小屋に飼育されている。え、牛飼ってるの?
ということで綺麗な清流の上を渡りつつ近づいてみる。。。
ん?
ヤギやん。
なんだよヤギかよ。
でもコイツ、結構人懐っこいやつだった。
岡山ではヤギもペットになるらしい。
そういやうちの大学でも正門で飼ってたな。
思いっきり下り坂を飛ばして赤穂市街へ!
播州赤穂駅。兵庫とは言ってもお世辞にも都会とは言えない。のどかーな、ノンビリした街である。
昔友達と高校の卒業旅行にチャリで赤穂まで温泉旅行しに行こう!みたいなことを言ったのを思い出した。
高校時代はチャリも往復200キロ以下の日帰り旅しかしたことがなかったから、関西の果てまで行くことに憧れていた。結局企画は流れたけど。
でも目的地が赤穂かあ、もうちょっと温泉街みたいなのを想像していたんだけどなあ、
※ちなみに赤穂温泉は播州赤穂駅よりもう少し海側にリゾートみたいな感じであるらしいです。でもリゾートみたいな感じかあ、
にしても駅前を抜けると山と川、みたいな景色になる。ボキャブラリーが足りないような感じかもしれないが、言葉のままの景色である。
結局国道250号に復帰して、高取峠を登る。
この峠も三年連続で登ってるなあ、、
驚くべきハゲ山。
カーブの標識のナンバーをカウントダウンしながら必死に登る。
採石場になっている。
うわあ、ハゲてるどころかえぐられてる!
頂上120m。相生市に。
高取峠を下って相生市街へ。
中華街みたいな建物は、あいおい白龍城という道の駅である。。
相生で国道2号に復帰。かなり手強い幹線道路に姿を変えていた。
大型のトラックがビュンビュン飛ばしていて、生きた心地がしない。国道2号線は自転車に厳しい。
まだまだのどかな景色。しかし段々コンビニから、飲食店やらが立ち並ぶようになる。
そして姫路市へ。
姫路城!!
夕暮れの姫路は美しい。
やはりこの辺は観光客がちらほらと現れる。
木に隠れてる...。
そんなわけで、姫路から神戸に向かって70キロ走る。
これまでのように”なにもない”ようなところは無く、ずーっとお店がロードサイドに立ち並ぶ。
神戸市に入ってしばらく海沿いを飛ばすと段々と景色が都会になり、
上に阪神高速が通り、街灯やネオン、人が増えてくる。
ちょー都会。福岡ぶりに都会に来た。
正直旅人感満載の格好で神戸は恥ずかしい。
神戸市灘区、東灘区、芦屋市、西宮市、尼崎市と通過し、左門殿川を渡れば大阪府に入る。
途中ベンツのSLが信号待ちに話しかけてきて、おれも昔横浜に住んでたよ!ってきた。
いかにもお金持ってそうなおじさんで、AMGのマフラー音を響かせながら去っていった。
大阪には割と卍はいて、ちょいちょい暴走族なのか、旧車會なのか、とにかくヤンチャなバイク集団がいた。
西淀川区、淀川区と信号につかまりながらノロノロ走り、北区の梅田駅へ。
大阪の友達に会おう、とか言ってて、
結局予定より2時間遅い23時半の到着になってしまった。
21時くらいに三宮駅にいたので神戸から大阪までチャリですぐだろ、と思っていたが信号がかなり多くなかなか進めなかったのだ。
大阪の終電は東京より早いらしく、会ってわずか15分でに帰ってしまった。
梅田。
結局、北新地駅の近くのネットカフェに泊まった。土曜の夜、あたりはいかにもパリピチックな若者が溢れていた。
ネットカフェも数件まわってやっと空き部屋が見つかる程度。
マッサージシートを確保するも5時間で2500円というネカフェにしては超強気価格。
結局寝坊してしまい、一時間の追加金を払う羽目になった、、、
九州自転車旅 6,7日目 2016/3/8,9 福岡~北九州〜山口〜広島【自走帰宅編】
昨日だいぶ飲んでしまったので
恐ろしくカラダが動かない。
九州のお酒が勢ぞろい。
特に白岳が多い。
当時4年前の写真...??
我がサークルの写真も貼ってあった。
ささっと朝食と出発準備を済ませて、宿を出る。
福岡を一緒に観光する人を誘ったが、
サークル全員足早に、新幹線or飛行機で帰ると行って、
頑張って!
そういってささっと姿を消してしまった。
大雨だぁ。。。
カラダがだるい。
重いカラダを無理やり動かしながらカッパを着込む。
雨が予想以上に本降りなのですぐに自転車をとめ、地下街に逃げ込む。
天神地下街。通称てんちか。
かなりの大きさでここだけでもまぁまぁ時間が潰せそうだ。
天神の風景。たくさんの商業施設があり、大都会な感じはあるものの、
不思議とどこか落ち着いた感じもある。
東京は落ち着けるところがない気がして苦手だったりする。
博多ラーメン 膳 天神メディアモール店。
ラーメン一杯280円という文字に惹かれてしまった。
ちょうど会社員の昼休みとも重なって、行列が続いていた。
30分くらい並んでいたかな。
店内はものすごく賑やかだった。
店員さんがやけに元気だった。
おにぎりともやしネギをつけても500円いかなかった気がする。
味はというと、、、まぁまぁ美味しい。
自分はよく横浜の家系ラーメンだったり、二郎系だったりを好むのだが、
それらよりかは遥かにライト。
麺は福岡特有の細くて粉落とし。
500円でハイカロリーを摂取できるのはチャリダーにとって嬉しい。
大丸百貨店。ハイブランドショップが並ぶ。
途中福岡のツイッターのフォロワーさんに差し入れをいただく。かなりの量(笑)
博多駅。
意外にも、地味な気もする。
よく福岡=博多みたいなイメージをつけられるが、あくまでここはビジネス街。
新幹線が止まる駅。東京駅に遊ぶところがないのと同じなのかもしれない。
中洲。”遊ぶ”お店が集結している。
驚くことに、ヤツがいるではないか。
あのタヌキ。一見可愛いやつに見えるかもしれないが、
出会い系サイト「ミントC Jメール」のキャラクターだ。
出会い系サイトの広告がリアルな風景に溶け込んでいるのが、「画面から出て来た何か」に感じて違和感がする。
夕方まで福岡市内で時間を使ってしまった。
進まねば。
とりあえず、行けるところまで自転車で行ってみよう、そう頭によぎった私は東の方へ自転車を進めてみる。
閑静な住宅街のようなところにあらわれる。
国道3号を使えば、一番速く福岡市から北九州市まで
走れるのだが、ほぼ高速道路状態になっている(バイパス区間で、インターチェンジなども存在する)ので自転車がはねられれば一溜まりもないだろう。
国道495号→福岡県道97号と迂回。
この辺は道路沿いにスーパーや飲食店が並び、渋滞区間が続く。
速い車は国道3号に、遅い車は県道97号に、と言った感じか。
宗像までは福岡市の延長線上みたいな雰囲気であった。
この後、岡垣町の福岡教育大で国道3号に合流するも、県道287号海老津駅方面へ迂回。
この2時間くらいは快適に走れた。。。
そして完全に日がくれた。
............
遠賀バイパスとか言ったっけな。
スマホの自転車ナビはずっと国道3号を指定してきて、迂回路を教えてくれない。
車やトラックが80km/h以上で抜いてきて、路肩も全然ないからかなり死との隣り合わせ。
一度歩道に出てみようと試みるも、こちらは雑草ボウボウ舗装が最悪で全く走れない。
どうしたらいいんだ、そう絶望しながらもゆっくり行けば着くだろう、そんなことを考えながら歩道をノロノロと走る。
北九州市の八幡西区あたりを抜けるとようやく、市街を抜ける迂回路が現れる。
飲み会帰りのビジネスマンでこの街の夜は構成されていた。
北九州市の中心であり、新幹線も止まるこの駅は意外にもこじんまりとしていた。
よく北九州にはいまでも暴走族やDQNや卍が元気にしていると聞くが、意外にも姿はなかった。
トラックにスレスレを抜かれる恐怖から解放された私は、駅に自転車を停め、ネットカフェで平和な時間を楽しむのであった。
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朝起きて、断線したiPhoneのケーブルと朝食を小倉駅のコンビニで済ませる。
小倉駅で自転車を何やらゴタゴタやっている青年二人組を発見。
SUCC...静岡大のチャリサー!!
あまり覚えていないが、輪行をうまくしながら効率よく九州を回っている、、、そんな話をしていた気がする。
ゴタゴタやっていたのは、輪行中にパンクをしたそうだ。
小倉駅から国道199号でおよそ10km、九州の玄関口、門司港へ。
門司港レトロなんて言われている。その名の通りの風景。
コンビニなんかの看板も暗い色に統一されている。
こんな感じで、どんよりとした曇り空でもこの景色は好きだ。
二代目清美食堂。
ちゃんぽん×ラーメン=ちゃんらー発祥の地。
ちなみに、お笑い芸人芋洗坂係長の実家なんです、ここ。
とは言っても朝早くて開いているわけないですよね。
実はこの一年前くらいにサークルの合宿で訪れてました。
もちろん、美味しかったです。が、写真とか店内の風景はまた別記事で。
番外編の記事でも作ろうかな。
そして、関門海峡が見えてくる。海の向こうは本州。ついに九州から脱出する。
自転車は橋でも自動車用トンネルでもなくこの関門トンネル人道を通る。
ものすごく分かりにくい位置にある(案内がない)ので注意。
自転車は通行料20円。本州側下関の方で料金箱に払う。
超分かりにくい国道2号線(笑)
あ!そうだよ国道3号が突然国道2号に変わる。
ちなみに鹿児島から東京まで行くのには、鹿児島〜門司が国道3号、
門司〜大阪までが国道2号、大阪〜東京が国道1号と言ったルートになる。
この県境スポットは日本一周チャリダーには定番スポットになっていて、必ずと言っていいほどここで写真をとる。
ちなみにこのトンネル800mくらいあるのだが、絶対に歩いて押さないといけぬ。
ペダルに片足乗っけてキックボードみたいにしてても、もれなく館内放送にて怒られる。
下関側。
エレベーターで地上に上がる。
下関から門司を望む。
この海が壇ノ浦と言って、源平合戦の舞台になった地。
またこの大砲は長州砲と言って、下関戦争の時に使われていたもののレプリカ。
国道9号→国道2号。
この辺はクソほどつまらない。
何もない。何もない。何もないのはそんなに悪くない。
けれど、ずっとバイパス高架道路。
エセ高速道路みたいなところを延々と走らされる。
しかも、平日の昼間。なんてったって現場に向かうトラックだらけ。
信号もなかなかないところだから、ビュンビュン抜かされる。怖い。
コンビニでガムテープとマジックを買って適当な紙にこんなものを貼ることにした。こうすれば、かなり人に話しかけられるようになる。
実際、コンビニで昼休憩をとっていた土木作業員たちが、イカツイ見かけに寄らず、すげえな、応援してるぞ、なんて言葉をかけてくれたりした。
そんな国道2号も宇部市を越えて、山口市に入った瞬間途端に自転車侵入不可になり...
全く国道2号線は自転車を受け入れる気がない。
しかし、防府市に入ってから少しは飲食店やネットカフェが出てくるも、
やはり山口県は下関をすぎるとなかなかネカフェは見つからない。
防府市を過ぎてようやく国道2号に復帰する。
次は周南市。徳山、と言ったほうが地元の人には馴染みがあるかもしれない。
徳山にくると交通量が増えてきて、ロードサイドも賑やかになる。
まあ、寄るのはコンビニくらいなんだけど、、、
そして、下松(くだまつ)市に入るとまた賑やかさが消えて山あいを走っていく。
やがて岩国市に入る。
ここまで写真も文章量も少なくてなんだかすんなりと進んでいるかのように見えるが、山口県の端から端まで、下関から岩国まで、約170kmもある。
この日かなりの追い風が吹いていたものの、それでもここまでで9時間が経過している。
さて、上の地図をご覧いただこう。
黄色い道が国道2号、青い道が山口県道15号欽明路道路。どちらが近いか?
青いほうだよね?
どうせ、国道2号はまた、トラックビュンビュンなんでしょ?
ということで欽明路道路へ。
ちょっとした峠を登る。
残念なことに大型のトラックが猛スピードで抜けていく。
ここは国道2号線の方が安全だった。
欽明路トンネルを越えると急な下り坂になる。
60km/hで駆け下りる自転車を、何をそんなに急いでいるのか80km/hほどで抜かしてくるダンプカー。
抜かれる時の横風に煽られてしまい、完全にハンドルの制御が効かなくなり落車寸前に。死ぬかと思った。あのスピードで転んだら死を覚悟しますね。
がしかしまだまだ走って広島市街へ。
急にパーキングエリアの表示が出てきて焦る。
またもや国道2号線は走れなくなるので旧国道2号へ。
海沿いを走って廿日市市の宮島口を抜ける。
広島市西端、佐伯区に突入。
この辺になれば車の流れも街並みも穏やかになってくる。
西区を抜けて中区の広島新天地へ。
この辺はお好み村といってお好み焼き屋が立ち並ぶ。
しかし金ない、早く寝たい私はそのままネカフェに流れ込んだ。
広島駅よりもこの新天地とか、紙屋町に人は集まっている。
約200km。山口はなかなか海が見えないのと景色が単調で精神的に辛かった。
九州自転車旅 4,5日目 2016/3/7,8 熊本~嬉野~佐賀~福岡
にほんブログ
久しぶりの布団。
鍵付き部屋。
長時間寝ていたから疲れがだいぶ取れていた。
ついでに外の洗濯機に服を入れて、
乾燥機に突っ込んで...
外には猫がたくさんいた。
熊本市西区のゲストハウス、バラディエ。
ギリギリの時間までダラダラしてしまい、
熊本港フェリー乗り場まで
全力で自転車を走らせる。
本当にギリギリの時間で、
乗務員の方が
「早く!早く!」
と待ってくれていた。
フェリーに合わせて
ウミネコが並走する。
あまりにも並走するもんだから様子がおかしいな、と思いきや
カモメのエサが売っているではないか。
http://www.kyusho-ferry.co.jp/gull/
フェリーの船内はいつもワクワクする。
自転車旅でしかいつも乗らないから
この車内風景込みで、旅をしにきた〜って
感じがする。
マンゴーオレ。天気も風も気持ちよくて、ついつい色々と買ってしまう。
※スルーしてください
さらに財布の紐が緩み、長崎に来たと言うことで
ニューヨーク堂のカステラアイスなるものを買ってしまった。
卵たっぷりのカステラにさらに卵たっぷりのバニラアイスが挟まってて、超まろやか。
自転車がそのまま、自動車と一緒に
甲板に括られている
光景が好きです。
フェチです。
自転車は最後に降ろされる。
島原港。
近くには観光案内所があって、お土産もたくさん。
迷わずカステラを大量に買った。
ザラメつきのカステラが大好き。
目の前に雲仙岳がそびえる。
もともと雲仙の温泉街に行こう、なんて話をしていたんだけど
標高700mくらいの山に登りに行き
温泉に入るというのがどうも乗り気になれず、
諦めてしまった。
まあ、時間もないしな。
カステラ屋のおばちゃんはとても気さくで、
たくさん試食を食べさせてくれた。
そんなおばちゃんに
「オススメのチャンポン屋はありますか?」
なんて何回も聞かれているであろう
質問をぶつけると、
「リンガーハット」
と、喰い気味で来てしまった。
地元の人が言うなら、そういうことなんだろう。
だがしかしな、おいしい云々よりも
旅行に来た感が欲しいのだ。
仕方ないなぁ...
もう途中の道に現れたお店で食べようでないか。
そんな感じで
フェリーを降りたすぐそこに温泉が出てくる蛇口を発見。
お飲みください、と看板が勧めてくる。
手に組んで飲もう
と触れた瞬間に
アッツww
熱湯だと気付かされる。
諦めて柄杓についで、恐る恐る
口に含む。
....
めっちゃ鉄の味がする。
それだけ。
けれど温泉=体にイイと洗脳されているから、
飲まなければもったいないと言わんばかり、
ガブガブと飲む。
この後、体の調子に影響は出なかったように思えるが。
途中の島原市有明町にはロードサイド街が現れるも、チャンポン屋を探しているうちに何もなくなってしまった。
海風を浴びながら、平地を30km/hで流す。
気持ちいい。
多比良駅の近くに、
本場の味
ちゃんぽん
そんな看板に自転車のブレーキを全力で握りしめた。
迷わず、ここにしようと決めた。
れすとらん
湖月
店内は一昔前の洋食屋
といった雰囲気。
そう、こういうのを待っていた。
朝からまともに食べていなかったのでちゃんぽん定食(大)を頼む。
ボリュームたっぷり!
最高だよ。
程よいまろやかなスープと
麺と
肉と
野菜が絡み合う。
おまけに生卵があるかないかで
全然違うと思う。
野菜不足になりがちな自転車旅、
カロリーと食物繊維が大量摂取できるメニューは助かる。
店員さんもかなり親切で、
帰りに飴をくれたりだとか、
荷物を心配してくれたりだとか、
道を教えてくれたりしてくれた。
☝︎見ての通り海の部分に一本の道がある。
諫早市中心部をパスすることができ、かなりの近道なる。
堤防の上に直線道路が約10キロ伸びる。
両サイドに海やぜ。
こんな感じでひたすら直線道路。
まあまあ交通量も多く、とくに大型トラックが多かった。
ひたすら下ハンドルをにぎってペダルを回し続ける。
周りはずっと海しか見えない。
諫早市のごみ減量キャラクター、エコ太さん。
元:浪人ツイッタラーにこの画像をアイコンで使われ、
海沿いの崖の下を国道251号は蛇行していく。
あたりには観光客向けの食堂がたくさんあって
牡蠣・焼き牡蠣のノボリがたくさん
立ち並んでいた。
結局雲仙温泉には入っておらず、とりあえず
温泉に入ろう、そんな話を相方に振り
検索してみると
この近くに嬉野(うれしの)温泉というのがあるらしい。
なかでも湯快リゾート嬉野館っていう
いかにも全国にチェーン展開してそうな名前の温泉では
「マジ部!-お湯マジ」というアプリを見せれば
なんと無料で入れるというのだ。
まじでこのアプリ最強すぎる(って宣伝しておくからリクルート様、スポンサーについてください)
※記憶が正しければ19〜21歳限定、今はこのキャンペーンやってないかも。
国道207号線鹿島バイパスで鹿島市に入り、黒川橋という交差点、「嬉野温泉入口」とデカく掲げられた看板を左に。
ちょっとした丘をこえるのだが、この道に大量の野球部員が走って坂道トレーニングをしていた。
しかも速い。自転車と同じなんじゃないかってくらい。
いや俺が遅いのか。
温泉街を少し外れたところに立派な建物があらわれる。
中には宿泊施設やリラクゼーション、アミューズメントなどがそろってる
ようだ。
本当に無料なんだろうか...??
おおおお!マジじゃないか。
店員さんに見せたら問題なく案内してくれた。
これは大きい。
さすがは三大美肌の湯と言われているだけあって、
めちゃくちゃヌルヌルしていた。
休憩室でゴロゴロしたり、
卓球をしたり
ちょっくらゲームを楽しんだりで、
最高に天国。
あとは10km先のネカフェで寝ればOK。
と、思っていたんだけど
すっかり外も真っ暗になり、ローソンで夕食を食べながら
ルートを調べる。
...が、、、
衝撃的な事実判明。
武雄市のネットカフェに泊まる予定だったんだけど、
なんとそこのネットカフェ、夜の1時に閉店するとか書いてある。
※ちなみにそこは既に潰れたらしい。
なんだよ夜閉店のネットカフェって。需要あるのかよ。
結局調べたら、佐賀市内にしかネットカフェがないということで、ここから悪魔の
40kmランが始まるのであった。
大したことない距離かもしれないが、一度すぐ寝ようとしていた体をまた起こすのは
非常にしんどい。
国道34号→佐賀県道28号→国道498号→国道444号→佐賀県道54号→国道208号
嬉野からしばらく丘を降りて、海沿いに戻る。
真っ暗なのと、若干内陸なので果たして海があるのかは全くわからず。
白石町や芦刈町で国道444号に入るのだが、こちらは
田んぼが広く広がる田園風景に直線な道が
ずっと続く。
街灯なんてあるわけないし、持っていたライトは暗いし、道の舗装が悪いし
で非常に疲れてくる。
ちなみにずっと平坦なんだが、2時間以上ペダルを回し続けるので腰に非常に
負担がかかる(信号ないし)。
カエルがゲコゲコ鳴く中で、二人でひたすらペダルを回していた。
結局到着したのは1時近く。
もうヘトヘト。何にもやる気起きない。
身体中がバキバキになっていたので迷わずマッサージチェア席を
指定。
何も口にすることなく、充電することも忘れていつの間にか
眠りについていた。
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そして、朝5時くらいに目が覚めて、急いで携帯やライトを充電しだす。
体がだるすぎて、ひたすらマッサージをしていた。
そして疲れた体にリアルゴールド。
佐賀市内とはいっても郊外の方だからか、
特に何もない。
住宅とコンビニが乱立しているくらい。
あくまで今回はサークルの合宿で、今日には
福岡市内の旅館にチェックインして全員集合しなければ
ならない。
正直ネカフェで安く寝たい気持ちが山々であったが。
国道34号線を佐賀から福岡方面に走らせる。
吉野ヶ里って、あの??
そんなことを思っていたら、道路にいきなりあらわれる。
ここが吉野ヶ里遺跡かあ。
時間もあるし中に入ってみよう。
中はめちゃくちゃ広い。
昔、静岡の登呂遺跡を見にいったことがあるが、比じゃない。
チケット売り場をくぐると、広大な敷地と集落が姿を見せる。
オトナの家♡
なんて怪しい建物なんでしょう。
だいじんの家でした。
ご覧あれ。
一つの、村になっている。
こんなに広いのか。
こんなコスプレもできる。
中には弥生時代の衣装を着た職員さんがたくさんいて、
親切に色々説明してくれる。
なんだかんだすぐ出るとか言っておきながら2時間近く
は回るのにかかってしまった。
さてあとは福岡を目指すのみ。
お腹が空いたな〜
そんなことを考えていると、
”佐世保バーガー”
という文字を発見する。
薬局の駐車場の敷地内にアメリカンなプレハブ。
初佐世保バーガーなんだが、中にはトンカツバーガーといった、
一風メニューが並ぶ。
これが佐世保バーガーなのか...???
佐世保バーガー ブルータス 鳥栖店
0942-85-2911
佐賀県鳥栖市田代大官町832-2 ダイレックス駐車場
https://tabelog.com/saga/A4101/A410103/41003342/
食べログも面白いw
味はもちろん、”笑顔のお姉さん”目的の人も
少なくないようだ。。
この時は違う人だったけど。。
ベーコンエッグバーガー。
これはハマる、ジャンクフードの代表格って感じ。
チーズが美味しい。
一つじゃ足りないから、トンカツバーガーも頼んだ。
サクサクの衣のとんかつがハンバーガーに挟まれる。
何個でもいけるなこれ。
向かい風吹くなか、国道3号線へ。佐賀県鳥栖市から福岡県筑紫野市へ!
九州もラストだねえ。
ここで相方と別れて、行ってみたかった太宰府天満宮へ。
平日にも関わらず、観光客はかなりいた。
境内はそんなに広くはないものの、
独特の神聖な空気感のようなものは流れていた。
※他に書くことがないのでしばらく写真でお楽しみください
完全に菅原道真が祀られていることは忘れてしまっていたが、
自然も多くてボーーと一人で時間を忘れるのにはもってこい。
駅からの参道にはたくさんの土産店が立ち並んでいた。
太宰府名物の梅ヶ枝餅は観光客にかなり人気だが、食べ損ねてしまった。
途中自転車を押して歩いていると、一人の青年が話しかけてきた。
彼はこれから九州を周り出すところだった。
大阪の大学に通っていて、一人でこれから回るのだという。
郊外ベッドタウンの景色からだんだんとビルが増えていき、都市高速の高架
もあらわれる。
福岡市内を観光したいが、もう旅館の夕食も近いし、明日ゆったりと回ってみようかね。
吉塚駅。博多駅から一つ隣の駅だが、平日の夜ともあって比較的静かだ。
福岡の中心=博多と県外の人は思いがちだが、博多はあくまでビジネス街、交通ターミナルの役割の方が高いかもしれない。
遊ぶなら天神だし、遊ぶなら(そっちで)中州だし、屋台なら中州(県民はあまりおすすめしない模様)なので
この旅館からまた移動しなければならないのだが、久しぶりにみるお布団と、サークルの人全員疲れてダラダラしていたので、自分も誘惑に誘われ、酒だけ買って寝ることにした。
九州自転車旅 2,3日目 2016/3/5,6 延岡~霧島~熊本
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延岡のネカフェからスタート。。。
昨日の今日で体がバッキバキである。
この辺はあまり覚えていない、
というか特に目につくものがなかった気がする。
国道10号線を延岡から門川(かどがわ)町、日向市と海岸線沿いに走る。
宮崎の代名詞、海沿いにヤシの木が広がるみたいな景色がしばらく続く。
ロードサイドに店舗が続き、
海沿いに出れば、アップダウンが現れ、そんな感じ。
日本一周や他大学のチャリサー勢ともこの国道10号ではすれ違った。
宮崎県道40号にそれ、都農(つの)町、川南町、木城町、西都(さいと)市と抜ける。
農道のような道を走り、小高い丘を越える。
段々と周りの景色が開けて、何にもないようなところに、温泉施設がどーんとある。
昨日行った別府温泉とは全く異なって、地元向けの地域密着型の温泉であった。
土曜の昼まであったが、高齢者がたくさんいて、公民館の役割もしているような感じだった。
宮崎県道18、24号から国富町を経て国道10号線で宮崎市へ。
宮崎市といっても内陸なため、かなり田舎である。
度々訪れる登坂車線に殺される。
国道10号のど真ん中に野生のサルが塞いで渋滞を起こしていたりとなかなか面白かった。
都城(みやこのじょう)市〜鹿児島県曽於(そお)市
国道10号から宮崎・鹿児島県道2号へ。
さすがは焼酎の国、あたりには焼酎の蒸留所が点在し、芋のような香ばしい匂いが所々プンプン香っていた。漕いでるだけで酔いそうだ。
と思いきや、
いきなり広大な畑が広がりだして、
「ああ、日本の台所だあ」なんてことを思いながら
堆肥の臭い匂いを浴びさせられたり。
県道ではあるものの、JR日豊本線が沿っているために所々車が渋滞したり、
街があったり、気がつけば山奥に入っていたり、、、
そんな感じで真っ暗になっていた。
気がつけば単独走行に。相方とは2kmほど離れているらしい。
そんなこんなで霧島市に入る。
九州は他のところよりも野生の動物が多い気がする。
夜の峠はいたるところでガサガサいっているのだ。
あと、当時つけていたライトでは全く太刀打ちができなく、白線がかろうじて見えるか、ぐらいであった。
霧島連山の近くというのもあって、やはり山だらけ。
鹿児島の海側に降りるときは
急な下り坂になるのだが、
これがまあ舗装がひどいこと。
ガタガタどころじゃない。
ガツン!ゴトン!
パンクしそうな勢いである。
結局この日も鹿児島のグルメは堪能することなく、
西日本定番のファミレス、ジョイフルで夕食をすませ
ネットカフェで寝た。
======================================
翌朝、大雨。
自遊空間名物、100円カレーを朝食に頬張り、
ドリンクバーのリアルゴールドをガバガバ飲んでいた。
疲れが取れない。
全然ねれなかったのだ。
隣のブースにおそらく男二人組が中に入っていて、
親子なのか、友達なのか、はたまたカップルなのか、
全くわからないが
深夜の3時ぐらいまで比較的大きな声でずっと喋っていたのだ。
いちゃついているのか?よく分からないが話し方も少し
生理的に受け付けない。
あまりにも腹が立って、何回もブースを壁ドンしたり、
咳き込んでいるふりをするも
無駄。
せめて男女でイチャイチャしている音であって欲しかった。
そっちの方がまだ、ドキドキするじゃん??
雨が降りしきる。
来ていたレインウェアは当時まだホームセンターのカッパだったので
すぐにずぶ濡れになる。
こうしてみるとやはり、
九州は山だらけである。
とりあえず桜島を見に行こう...!!!
といって海に来て見たものの、ほぼ見えない。。。
とにかくどんよりとしている。
シケている海をみると憂鬱になりそうだ。
もう早く、熊本に行こう
そんな感じで国道223号線を鹿児島空港方面へ登って行った。
国道から外れ鹿児島県道55号線へ。
えげつない上り坂が続き、脚がハンガーノック寸前まで陥る。
こんな林道を進んでいくのだが、色々なところで銃声音が聞こえて
気が気でない。
おそらく猟をしているんだと思う。
突然景色が開けて、農道っぽいところを抜ける。
気持ちいいくらいに何もない。
地中にはタヌキやら、猫やら、野ウサギやらがみんな車に撥ねられて
無残な格好で倒れていた。
いや、野ウサギもいるんかよ!!
国道267号線へ。
この辺は伊佐市に合併する前には
大口市と呼ばれ、
県内有数の米どころらしい。
この坂もひたすらにきつい斜度がズーーーっと続く。
果てしねえよ。
坂を登っていたら
途中でワンボックスカーが寄せて来て、
パンを差し入れてくれた。
久七(くしき)トンネル。
鹿児島県と熊本県を結ぶ約4kmの長大トンネルだ。
このトンネルができるまでは久七峠を越すのにかなりの難所だったそうで、
トンネルの手前には
「久七トンネル 作ってくれてありがとう」
みたいな看板がいくつかあった。
にしてもしばらく登り基調のトンネルになっていて
かなり恐怖。
そして熊本県人吉(ひとよし)市との県境は電光掲示板での表示であった。
下りきれば、人吉市に。
よく地理の授業で出てくる、
どう頑張っても通れないガード下。
がしかし、これを通らないと温泉にいけない。
ということで、人吉温泉に。
この温泉街でも最も有名な、人吉旅館に。
老舗感満載の店構えである。
これはワクワクして来たぞ...!!!
600円を支払って、浴場へ向かう。
木造の旅館、廊下を踏むたびに
ミシミシいう感じが、またいい。
古い旅館に置かれている様々なオブジェの世界観に
圧倒されていた。
うまく感想は言えないけれど、
ぼーっと浸って吸い込まれていきそうになる感覚がとても好きだ。
ここの温泉は別府に並ぶ強さであった。
ナトリウム分がかなーーり強く、入った瞬間に
皮膚にジワーーっと浸透していく感じがする。
おまけには色々なところに
傷口があったから、
拷問かってくらいに沁みる。
しかもここの温泉は飲むこともできる。
ちょーーーしょっぱいけど。
んで、温泉から上がった後に休憩所でうとうとしてしまい、夕方に。
今日の寝床が熊本市内のゲストハウスなのだが、
熊本までここから80km。
チェックインまで3時間。
無理だ。。。間に合わない。。。
「仕方がなかった」
そうふたりで声を合わせ、
人吉駅に向かっていた。
人吉駅前。さすがは温泉街の景色である。
人少ないけど。。。日曜だけど。。。
ささっと輪行の準備をすませ、、
JR肥薩(ひさつ)線。
中にはボックスのシートとテーブルがある観光列車になっている。
豪華だなあ、とシートにもたれつつ車窓を眺める。
ちなみに人吉駅から南は特急区間に入るためこの席は指定席扱いになるらしい。
球磨川は終始エメラルドグリーンな色をしている。
ひたすら同じような景色を眺めているうちに、ウトウトと寝てしまった。
眼が覚めると、終点の八代駅に。
い草!畳!八代亜紀!
そのくらいしか分からない、滞在時間10分で今度はJR鹿児島本線へ。
椅子がふかふかで寝やすかった。
電車内人が恐ろしくガラガラだった。
そのくらいしか覚えてない、、、
スヤスヤ寝ていたら熊本駅に着いていた。
一度電車に乗ってしまうと一気に疲れが出てきて
そのままお家に帰りたくなる。
お金を払うだけで寝ていても移動する乗り物、スギョイ。
駅構内のお土産を大量に購入し、ゲストハウスへ。
ゲストハウス バラティエ(Baratier) (熊本県熊本市西区の民宿/ゲストハウス) [旅行と宿のクリップ]
熊本駅から約3km、ゲストハウス バラティエへ。
外観は小さなアパート1棟って感じで全てが客室やラウンジに使われていた。
オーナーの方も親切で、しかも学生は1800円で泊まれる!
ネカフェと違って荷物置ける、布団で寝れる、鍵がある、素晴らしい。
オーナーの趣味からか、ONE PIECEのカーテンや布団が使われていた。
熊本の銀座。
...お店の名前を思い出せない...!!!
熊本下通アーケード。
こういう雰囲気はかなり好物。
東京には広いアーケード街が少ないんだよなあ。
街中には大好き、路面電車が走っていて落ち着く。
これが震災前の熊本城。
この日の一ヶ月後に熊本地震が起こったのである。
崇城(そうじょう)大学の看板がどーんと構える。
ゲストハウス近くのコンビニには猫様がずっとたむろしていた。
全然地元のご飯を楽しめていなかったので、コンビニで焼酎、白岳 しろを買って部屋で飲み続けた。
一瞬で眠りについた。
続く。
九州自転車旅 0,1日目 2016/3/3,4 別府〜延岡
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これは、執筆当時から2年前の話。
まだ自分が大学の自転車サークルに所属していた頃。
九州一周するっていう合宿だったんだけど、
当時このサークルは自転車への意識は人それぞれバラバラで
自分のようにひたすら自走で回りたい人もいれば、ゆるポタをしたい男子、女子みたいなのもいるので結局男ふたりでまわることになった。
男ふたりで九州を回るのはいいけど何するか〜みたいな感じになって、
結局は適当に全県を自転車で走って、温泉めぐりでもしよう、といった感じになったのである。
青春18切符をゲット。
ひたすら鈍行で西に向かうのは当時人生で2回目。
別府駅で相方と待ち合わせにしたけれど
鈍行では1日で着くはずがないので、
最初から諦めている。
藤沢駅の乗り換え口でJRへ。
小田急管轄の改札をくぐるので、
ここでは青春18切符にハンコは抑えれない。
「有人駅でこの紙とPASMOを渡してください」
と、紙を渡された。
紙というのは、特殊なパターンで入場しました。
みたいなことが記載されていた。
静岡区間は各駅だし、座れない。
名古屋まで6時間くらいかかる。
関ヶ原らへん
長い...流すぎる。
何回乗り換えたことだろうか。
それ以外はほぼ各停でしんどい。
通勤ラッシュの関東を抜けて、関西に入るとまた通勤ラッシュになる。
自転車を端に置いていても満員列車だから嫌な顔をされ、いや〜な音さえ聞こえる。
岡山あたりから電車に年季が入ってきて、いつから現役なんだって思わせるほどの古い車両が元気に走っている。
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/國鐵廣島
「JR 広島 ガムテープ」という検索ワードが存在するくらいである。
乗り換えが忙しすぎて、ご飯食べている時間がない。
青春18切符が有効なのは24時を過ぎて最初の駅までなんだが、
いかんせん山口県にネットカフェが少ない。
だからどこで降りるかがかなり重要になる。
降りたのはいいけど、ネカフェらしきものがない。。。
調べたら3km先にあった。
しゃあない、輪行解除するかあ。。。自転車担いで3kmはつらいし。
岩国駅から飲み屋街を抜けると、怪しい外国人女性が
何人も手招きしていた。
値段を見ると、、、東京より高くない???
自遊空間は他のネカフェに比べて
ブースが広い気がする。
始発まで寝るつもりだったが、
全然ねれなかった。
結局2時間くらいしか寝れぬまま、岩国駅に戻る。リュックと輪行袋が写っているのがお分かりだろうか。。。
山陽本線のホームにいたら、実は岩徳線に乗らないといけないことが判明!
これを逃すと1時間電車がこない。w
向かい側のホームで焦って一生懸命走ったら、
電車は少し動きつつも待ってくれた。
こんなの、東京ではありえない。
山口特有の、のどかな田舎の風景を眺めては、ウトウトしつつ。
下関から乗り換えて関門海峡を渡って、さらには小倉駅で乗り換えて、大分方面へ。
相方との待ち合わせ時間に少し余裕があったので中津駅で降りる。
そんなに都会でもないし、田舎でもない。
駅前にはたくさんの猫が住み着いていた。
特に怖がることもなく、のんびり過ごしている。
中津はハモや唐揚げが有名だ。
しかし、そんな写真は一枚もなかったのを今書きながら後悔している。
今回のファッションコーデ
・ユニクロのスウェット
・工事現場の反射ベスト
・高校の頃体育館シューズとして使っていた靴
・50lのクソでか重リュック
....35点。
相方と合流して、すぐさま別府温泉へ。
早速上り坂かよ!
駅周辺が温泉街になっているのかと思いきや、
だいぶ離れていて、山を登っていかないといけない。
地下のいたるところから、
湯気が湧き出ていて面白い。
別府にはたくさんの温泉がありますが、
一つ気になるものが。
混浴...だと???
人生で一度も入ったことない、混浴童貞な自分、
これは行って見る価値ありだ...
いい味出している旅館街を抜けて、
ここが別府温泉保養ランド。
昔の学校かよ。そんな雰囲気の建物。
入浴料も決して安くないし、ロッカー代も取られるという仕様。
まあ、観光地だししゃあない。
いい味出している。昔からあるのだろう。
大きなリュックを持っているのに気づかれて、
いいよ、ここで見といてあげるよ〜。と親切にしていただいた。
一度建屋を出て外の廊下を歩く。
止めた自転車も見える。
ここから先は流石に写真を撮れない。
簡単に言えばこの先に建屋がもう一つあり、畳の休憩所がある。
そこに男女別の入り口があって、男は狭い脱衣所からすぐに露天風呂場につながる。
ほぼほぼ露天風呂なのである。
シャワーやシャンプーなども存在せず、蛇口をひねってお湯を出すのだが、これがまた温度が安定しない笑
すぐに風呂が現れるのだが、地面は泥のような沼になっていて、時折枯れ草のような足に引っかかる。
なるほど、ここは体を綺麗にするという概念を捨てないといけない場だ...!!
もう一個廊下があって、そこを抜けるとそこは混浴場に。
男女間に柵はあるものの、明らかに混浴である。
おっさんたちは遠巻きにみんな女側の方に視線をやっているのだが、全然女性は現れない。
やはりそうだったか、と落胆し泣く泣く男子の洗い場に戻るものの、
何か期待を抱いてもう一度混浴ゾーンに戻る。
すると...いるではないか!!
しかも大学生っぽい集団が入りに来ていて、女子同士でお湯を掛け合っているのである。
最高かよ。
しかーし!
現実はそんなに甘くない。
お湯が高濃度の泥によって濁っており、首から下は見れないのである。
しかしこの見えるか見えないのかグラビア的なものがむしろいいのかも知れない。
こんなことを書いているが、女性の方に不快な思いをかけているのは、本当に申し訳ない!!
まじで許してほしい。ちゃんと本音で書いているあたり評価してほしいのと、所詮男とはそういう生き物であると信じている。
に、してもこの泥だらけの温泉は新鮮であった。
むしろ体を汚しに来ている感も否めない。
昨日はネカフェで全然ねれなくて
風呂上がりでボーーっとしているが、
相方「ゴールのネカフェまで90kmあるで。」
遥か先の宮崎県延岡市であった。。。
↑途中の大分市街までは国道10号、海沿いの快走路を追い風に押されながらぶっ飛ばす。
大分にも丸亀製麺はある。
安くて高カロリーを摂取できるので迷わず寄ってしまう。
これが彼の最期の姿である...
ここから国道326号という山間部バイパスに入る。
ご覧の通り、標高はそうでもないものの、アップダウンが激しい。
山を登り切っても、下り坂が続かない、また登りがやってくる、と言ったいじめ仕様であった。
豊後大野(ぶんごおおの)市
三重町のローソン。
すでに気温がかなり下がっており、睡魔が襲ってきていた。
丸太を積んだ大型トラックがビュンビュン走っていて、
途中では鹿が轢かれたまま放置されていたりと
かなりカオスである。
相方は体重が軽くて、登りが早い。
自分は逆に苦手なので、全然追いつかない。
おまけに眠くなってくるもんだから、全く体がいうことを聞かない。
森の上に高架橋を通した道路なので、トラックが抜くたびにグワングワン揺れる。
とにかく体が動かない、寒さで震えるなど動揺していたので
休む度にタバコを吸って落ち着きを取り戻すのに必死であった。
しまいにはコンビニもなかったりしてカロリー不足、ライトが暗くて下り坂も飛ばせない、休んでいると動物がゾワゾワ動いている、さらにはサイコン(速度計)が自転車から落ちる(幸い見つかってガムテープで補強したけど)、もう散々であった。。。
途中の佐伯市にはトトロの森なんてのもあったらしい。。。
全く気づかなかった。。。
結局、相方に騙し騙し引っ張ってもらい、延岡のネカフェに着いたのは深夜の3時とかだった。
※ちなみに体力なさすぎて写真もこの辺ない
【チャリで帰宅してみた】続・四国自転車旅 8日目 2017/3/29 【富士~横浜】
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祖母の家。
幼少期、ずっとこの辺に連れてこられていたので、
第二の故郷的なところ。
横浜からも車で一時間ちょいとかだから
頻繁に来てしまう。
朝早く起きて、朝食を食べたらすぐに別れを告げる。
夜には六本木で飲み会がある(←言ってみたかっただけ)。
いつも旅の日程は、東京での予定がある直前まで楽しむのが自分流。
単線のこの感じが味を出している。
富士山としばらく追いかっけこ。
沼(ラブ)津(ライブ)市に入って結局国道1号線へ。
この辺路肩が広くないんだよなーーー。
ただしずっと追い風が続く。
途中のコンビニで用を足していたらおっちゃんにもらった。
静岡はいい人が多いぜ。あざっす。
途中で県道22号へ。
静岡→神奈川に行く場合、”箱根を超える”イメージが強いんでは??
でも超えないんです。
自宅が横浜の北の方なので、国道246号の方が近い。
御殿場をまわって神奈川に入るルートだ。
東名高速道路 沼津IC。
この辺から国道246号も起点になる。
が、国道246号もしばらく自転車進入禁止が続くので、県道394号へ。
長泉町の中心を走る。
子育てをしやすい街なんだとか。
中学三年生までの医療費が無料らしい。
裾野市に入って、緩やかな上り坂が延々と。
富士サファリパークや、富士山登山口の案内板が増える。
ここでまた、ペヤング食べた。
どんどん登って、御殿場市へ。
御殿場=アウトレットみたいなイメージがあるものの、
御殿場駅周辺は全く気配ないっすね。
県外の人は滅多に訪れないのでは。。。
県道79号へ。
国道246号はやたらと、ややこしいので裏道へ。
段々山々しい雰囲気になってきたな。
県境の案内が出てきた。
長い静岡地獄が終わる。。。
こんな記事を思い出した。
再び県道394号へ。
国道246号に復帰。
東名でいう、鮎沢PAぐらいのところ。
右ルート左ルートみたいな。
自分は右ルートをいつも使ってますね。
うおおおおお!!!
ついに神奈川に入ったぞおおお。
山北町に。
まあ神奈川といってもこの辺は田舎ですが。
国道246号は、カーブ多し、トンネル多し、トラック多しなのでなるべく県道を駆使して迂回して行く。
アブラナが綺麗に咲いていたり、
ウグイスが鳴いていたり、ひたすら春を感じる。
松田町のセブンイレブン。
神奈川の自転車乗りなら、使ったことある人も多いかな?
「セブンイレブン 松田惣領店」(足柄上郡松田町-セブンイレブン-〒258-0003)の地図/アクセス/スポット情報 - NAVITIME
自分は高一の頃初めて箱根をこえて、御殿場周りサイクリングをした時にきたのが最初だったと思う。
あの頃は横浜から御殿場を往復するだけで感動してたのに。
秦野市。
いつの間にか、見えていた電車がJR御殿場線から小田急線になる。
いつも見慣れるクリーム色に青のラインが入った電車。
さらにはロマンスカー。
1週間ぶりとはいえ、四国から漕いできた身からすれば
地元に帰ってきた感。
国道246号に復帰。
段々と緑も少なくなってくる。
チャリダー大好き、名古木(ながぬき)交差点。
左に行けば、聖地のヤビツ峠!
青看板の標識が見慣れた地名を表してくる。
もうすぐ旅が終わる。
最後の(?)踏みどころ、新善波トンネル。
地味にきつい上り坂。これを超えれば伊勢原市に。
新東名の高架が見える。
写真は2017年春のものなので建設中だが
2018年冬に海老名南JCT~厚木南ICが開通した。
神奈中バスが走ってるよ、もうすぐ地元だ。
相模原も近ければ、渋谷までも現実的な距離になる。
国道246号もいつもの幹線道路らしくなってきた。
246の神奈川区間は路肩なし、ほぼ高速道路、アップダウン続きなので
荷物満載のチャリダーにはきつい。
本厚木駅前から迂回。
この辺になると特段写真も減っていきます。。。
気のせいか、やっぱり子供や若者も増えていく。
溝の口って超ローカルな地名を見て感動する。
もうこの辺になってくるといつもの
行動範囲だ。
一瞬神奈川県町田市になるね。
このまま国道246号を走るのもいいのですが、どうせなので。
寄り道して帰ろう。
町田市成瀬にある、恩田川。
高校生の頃毎日自転車で走っていたなあ〜。
桜、どうなってるかな〜って気になって
きてみたんだけど、2017年の桜は少し遅いようだ。
ということで、最後の看板。
自転車で高松から四国を回ってここまで
ずっと走ってきたことを考えると
いろんな感情が込み上げてくるね。
ということで無事に怪我なく帰宅することができました〜〜!!
四国の山奥で死にかけてたけど。
7日間 1402km 獲得標高約9500m の旅でした。
☝️この日の走行ルート。
今回の旅の大まかなルート。
おしまい
【チャリで帰宅してみた】続・四国自転車旅 7日目 2017/3/28 【名古屋~富士】
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名古屋でダラダラしていた。
呑気にラーメンをすすりつつ、コインランドリーが回し終わるのを待っていた。
ラーメン屋さんの名前を忘れちゃったんだよなぁ。
なんだっけなぁ。
とにかくこのへんは味噌ラーメンのお店が多い。
そんなこんなで走り始めたのが
夕方5時。
しゃあない、夜通しコースだな。
名古屋市内も信号が多くてなかなか抜けるのに時間がかかる。
ようやく東海道に復帰する。
金山は名古屋らしくないといえば、らしくない雰囲気。
住みやすそうではあるが。
ようやく国道1号へ。この辺はよく渋滞する。
自転車でも渋滞にハマれば、すり抜けに時間がかかる。
この標識はよく見るんだが、なかなか古戦場をみにいったことがない。
すぐそこなのに。毎年通っているのに。
国道1号線は相変わらず自転車を追いやって来る。
自転車にとってある意味一番の酷道なんじゃないかって思う。
遠回りだよう。
むしろ旧東海道にサイクリングコースを作って欲しい。
国道1号も豊明を抜ければ二車線になり大型のトラックがビュンビュン走る。
日本の大動脈は基本的に自転車を走らせる気がない。
この辺はロードサイドに飲食店や車屋が並ぶ、郊外って感じの街並みだ。
※この辺の人はだいたい名古屋出身を自称する可能性あり。
岡崎市。
右手に岡崎城が見えて来るのも何度目か。
大型トラックとのコミュニケーションにもそろそろ疲れて来る頃。
岡崎ってユーチューバー...東海オンエアのところか。
ただただ延々と国道1号を走り続ける。
東名のインターが続く。
このへんになると体がクタクタになっていて、疲れがどっと来る。
西八町の交差点を左折すると、車の流れもひと段落する。
ちなみにこのへんで玉突き事故が起こっていた。
ここに自分も巻き込まれたら、ペラッペラのサンドイッチに
なるんだろうなあ。。。
余談だけど、Bluetoothスピーカーからガンガンに
そうちょうどまだ新曲だった時期だったな。
豊橋をしばらく走ると、名物のボーリング屋
岩屋”CannonBowl"が現れる。
ちょうどキャノンボール東京大阪間の中間地点に
現れる、チャリダーにとっては欠かさぬ場所である。
よく見逃しがちなんだけどね。
仁川から浜松バイパスを避けて、静岡・愛知県道3号線におれる。
少し暗めながらも自転車レーンが敷かれる道を辿れば、
神奈川に入る手前最後になるので
感動も大きいのだが、この静岡を抜けるのが一番
しんどい。
湖西市から新居(あらい)の方までいつも向かい風にやられアップダウンもかなりあるので
体力が消耗する。
交差点を曲がった頃に
見覚えのあるネオングリーンの看板
振り向いた
香ばしい匂いに
うつむく
左折した交差点を
Uターンをして、少し坂を登る
そうだよなあ
やーっぱりあれはそうだな
肉のーにーおーいー
一人では
味わってる証さえ
曖昧で
切ないだけ
二人では
優しく見守ること
続けられない
もう一度食べたいと願うのは
レア(生)でさえ
愛しいから
ときめきを
失くした永遠より
熱い肉汁を〜。
入ったのが23時だったので、がらがらでした。
全国のさわやかを食べたい諸君、遅い時間に
行けばすぐ食べれるのだよ。
ちなみに店員さんが気を使ってくれて(?)
コーヒーをガバガバお代わり追加してくれた。
覚醒。
でもおしっこしたい。
向かい風に煽られながら
ようやく浜名湖を渡る。
私は昼の浜名湖を自転車で渡ったことがない。
なんでや。
と駆け抜ける。
国道よりもチャリはこっちの方が走りやすいね。
なんか異様な雰囲気だな。
トイレが近すぎて、すぐにコンビニによってしまう。
進まない。向かい風。
睡魔が襲って来る。目覚ましのペヤング。
眠すぎて混ぜる気力もない。ひい。
ダラダラコンビニで休んでいると夜も明けてきてしまう。あーもう。
国道1号線は相変わらず自転車が入れないので、静岡県道413号線へ。
再び国道1号へ。
袋井市に入る。
向こうに見えるのは
ライブがよく行われる
エコパアリーナである。
はい、進入禁止ー。
今度は県道415号へ。
掛川市。
掛川城が見える頃にはもう明るくなっていた。
そして、
おしっこが近い。
静岡の最初の峠、金谷峠。
これもキャノンボールでは定番の峠である。
旧国道を走る。
寝不足の体にこの峠はマジでしんどいんだわ。
このへん、茶畑が多くて、香ばしい匂いが漂う。
峠の中腹、道の駅 掛川。
小夜の中山 夜泣石という不気味なスポットがある。
こいつか?
そんなにホラーでもなかった笑
夜に来たら怖いのかな。
ベンチでうとうとして、ついに眠ってしまった。
それを見かねたおじちゃんが、
「おい、そんなんで寝たら凍えちまうぞ」
って起こして来て、目覚めた。
30分くらい寝てしまっただろうか。かなり冷え込んでいて、
足全体が痺れていた。。。。起こしてくれてありがとうございます。。。
峠越えは続く。
ホテル ミカザト!
金谷峠の頂上はこのホテルが立っているので
チャリダー界隈からは
ラブホ峠と呼ばれている。
見晴らしは良い。
峠を猛スピードでダウンヒルし、
このへんは”ななや”という世界一濃いと言われる抹茶ジェラードが食べれるが、
まあこの時間は空いてねえか。
ちなみに浅草でも食べれる。
が、めっちゃ並ぶ。
忘れもしない、一昨年京都〜横浜ランをしたときに自転車ナビタイムに案内された場所がこの内谷新田インター。
夜だから気づかなかったんだが、バイパスに突っ込まれて1キロくらいして気づいた場所。
泣く泣く逆走して出たのを忘れない。
おい、ナビタイム!
県道208号、ゆったりとした岡部町を抜ける。
東海道の岡部宿がある宿場町。
当時の建物が再現されている。
ここで国道1号へ。
宇津ノ谷トンネルを抜けます。
ここはほぼ高速道路になっていて、車道を走るのは自殺行為。
歩道は東京→名古屋方面の下り線にしかない。
ここも最初通った時はくそ迷ったなあ。
トンネルは車が対抗して来るので、向かい風がビュンビュン。少し怖い。
道の駅 宇津ノ谷峠(下り)
中には静岡県民御用達、惣菜の天神屋が入っている。
ここの静岡おでんがめちゃうまい。
このへんになるといつも、日当たりが良くなって、
のんびーりした空気が漂っている。
いい街だな。
建物自体は新しいんだけど、少し持て余している感、、、それも静岡のいいところ。
麺や厨というラーメン屋。
東静岡の超人気店らしい。
もともと清水から移転して来たんだとか。
清水区へ。。。
興津(おきつ)を過ぎると段々とのどかな風景に代わり...
ここで国道1号線へ。
が、ここも車道は通れないんだな。。。
向かい側の歩道に誘導される。
駿河湾を眺めながらーーー
歩道、かなり広いです。
けど夜走った時は全然見えなかったり。
このへんを走る時はいつもワクワクしています。
ちょうど柵からは東名の由比PAが見える。
ここの桜えびかき揚げ丼は好きなのだが...外からは入れないっぽい。
お決まりの西倉沢の交差点。
ここで歩道が終わってしまうため、向こう岸に渡って、旧東海道を進む。
この信号がとにかく長い。押しボタン押して、約3分は待たされる。うんこ。
東海道線もこの辺はしょぼめ。。。
ちなみにこのへんに、久保田利伸さんの実家がやっている八百屋
があるんだとか。
せっかくなったミカンがほぼ川に流される仕様ーー。
ここの近くに薩埵(さった)峠というのがあって、
歌川広重の浮世絵の舞台で有名なスポットがある。
実際この辺の景色が一番好き。
なんだか帰ってきた感も出て来るんだよな。
花も綺麗に咲いている。
散歩している人も多かった。
このへんを歩きながら、電話でJ-WAVEの某番組に電話出演をしてました。
ちょうど自転車旅をしていたんですよーみたいな。ドイツの巨人さんがナビゲーターだったな。
県道396号。国道1号とは少し内陸を通って蒲原(かんばら)から富士市に入り、富士川を渡る。
あーーーー大好きこの景色。
幼少期、ここで育ってきたので、頻繁に訪れている。
富士山ドーン。
祖母の家があるので、泊まりました。
食べきれないほどのご飯を毎回用意してくれるんだよな。
徹夜していたので、夕方くらいから記憶がないのでした。。。