九州自転車旅 0,1日目 2016/3/3,4 別府〜延岡
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これは、執筆当時から2年前の話。
まだ自分が大学の自転車サークルに所属していた頃。
九州一周するっていう合宿だったんだけど、
当時このサークルは自転車への意識は人それぞれバラバラで
自分のようにひたすら自走で回りたい人もいれば、ゆるポタをしたい男子、女子みたいなのもいるので結局男ふたりでまわることになった。
男ふたりで九州を回るのはいいけど何するか〜みたいな感じになって、
結局は適当に全県を自転車で走って、温泉めぐりでもしよう、といった感じになったのである。
青春18切符をゲット。
ひたすら鈍行で西に向かうのは当時人生で2回目。
別府駅で相方と待ち合わせにしたけれど
鈍行では1日で着くはずがないので、
最初から諦めている。
藤沢駅の乗り換え口でJRへ。
小田急管轄の改札をくぐるので、
ここでは青春18切符にハンコは抑えれない。
「有人駅でこの紙とPASMOを渡してください」
と、紙を渡された。
紙というのは、特殊なパターンで入場しました。
みたいなことが記載されていた。
静岡区間は各駅だし、座れない。
名古屋まで6時間くらいかかる。
関ヶ原らへん
長い...流すぎる。
何回乗り換えたことだろうか。
それ以外はほぼ各停でしんどい。
通勤ラッシュの関東を抜けて、関西に入るとまた通勤ラッシュになる。
自転車を端に置いていても満員列車だから嫌な顔をされ、いや〜な音さえ聞こえる。
岡山あたりから電車に年季が入ってきて、いつから現役なんだって思わせるほどの古い車両が元気に走っている。
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/國鐵廣島
「JR 広島 ガムテープ」という検索ワードが存在するくらいである。
乗り換えが忙しすぎて、ご飯食べている時間がない。
青春18切符が有効なのは24時を過ぎて最初の駅までなんだが、
いかんせん山口県にネットカフェが少ない。
だからどこで降りるかがかなり重要になる。
降りたのはいいけど、ネカフェらしきものがない。。。
調べたら3km先にあった。
しゃあない、輪行解除するかあ。。。自転車担いで3kmはつらいし。
岩国駅から飲み屋街を抜けると、怪しい外国人女性が
何人も手招きしていた。
値段を見ると、、、東京より高くない???
自遊空間は他のネカフェに比べて
ブースが広い気がする。
始発まで寝るつもりだったが、
全然ねれなかった。
結局2時間くらいしか寝れぬまま、岩国駅に戻る。リュックと輪行袋が写っているのがお分かりだろうか。。。
山陽本線のホームにいたら、実は岩徳線に乗らないといけないことが判明!
これを逃すと1時間電車がこない。w
向かい側のホームで焦って一生懸命走ったら、
電車は少し動きつつも待ってくれた。
こんなの、東京ではありえない。
山口特有の、のどかな田舎の風景を眺めては、ウトウトしつつ。
下関から乗り換えて関門海峡を渡って、さらには小倉駅で乗り換えて、大分方面へ。
相方との待ち合わせ時間に少し余裕があったので中津駅で降りる。
そんなに都会でもないし、田舎でもない。
駅前にはたくさんの猫が住み着いていた。
特に怖がることもなく、のんびり過ごしている。
中津はハモや唐揚げが有名だ。
しかし、そんな写真は一枚もなかったのを今書きながら後悔している。
今回のファッションコーデ
・ユニクロのスウェット
・工事現場の反射ベスト
・高校の頃体育館シューズとして使っていた靴
・50lのクソでか重リュック
....35点。
相方と合流して、すぐさま別府温泉へ。
早速上り坂かよ!
駅周辺が温泉街になっているのかと思いきや、
だいぶ離れていて、山を登っていかないといけない。
地下のいたるところから、
湯気が湧き出ていて面白い。
別府にはたくさんの温泉がありますが、
一つ気になるものが。
混浴...だと???
人生で一度も入ったことない、混浴童貞な自分、
これは行って見る価値ありだ...
いい味出している旅館街を抜けて、
ここが別府温泉保養ランド。
昔の学校かよ。そんな雰囲気の建物。
入浴料も決して安くないし、ロッカー代も取られるという仕様。
まあ、観光地だししゃあない。
いい味出している。昔からあるのだろう。
大きなリュックを持っているのに気づかれて、
いいよ、ここで見といてあげるよ〜。と親切にしていただいた。
一度建屋を出て外の廊下を歩く。
止めた自転車も見える。
ここから先は流石に写真を撮れない。
簡単に言えばこの先に建屋がもう一つあり、畳の休憩所がある。
そこに男女別の入り口があって、男は狭い脱衣所からすぐに露天風呂場につながる。
ほぼほぼ露天風呂なのである。
シャワーやシャンプーなども存在せず、蛇口をひねってお湯を出すのだが、これがまた温度が安定しない笑
すぐに風呂が現れるのだが、地面は泥のような沼になっていて、時折枯れ草のような足に引っかかる。
なるほど、ここは体を綺麗にするという概念を捨てないといけない場だ...!!
もう一個廊下があって、そこを抜けるとそこは混浴場に。
男女間に柵はあるものの、明らかに混浴である。
おっさんたちは遠巻きにみんな女側の方に視線をやっているのだが、全然女性は現れない。
やはりそうだったか、と落胆し泣く泣く男子の洗い場に戻るものの、
何か期待を抱いてもう一度混浴ゾーンに戻る。
すると...いるではないか!!
しかも大学生っぽい集団が入りに来ていて、女子同士でお湯を掛け合っているのである。
最高かよ。
しかーし!
現実はそんなに甘くない。
お湯が高濃度の泥によって濁っており、首から下は見れないのである。
しかしこの見えるか見えないのかグラビア的なものがむしろいいのかも知れない。
こんなことを書いているが、女性の方に不快な思いをかけているのは、本当に申し訳ない!!
まじで許してほしい。ちゃんと本音で書いているあたり評価してほしいのと、所詮男とはそういう生き物であると信じている。
に、してもこの泥だらけの温泉は新鮮であった。
むしろ体を汚しに来ている感も否めない。
昨日はネカフェで全然ねれなくて
風呂上がりでボーーっとしているが、
相方「ゴールのネカフェまで90kmあるで。」
遥か先の宮崎県延岡市であった。。。
↑途中の大分市街までは国道10号、海沿いの快走路を追い風に押されながらぶっ飛ばす。
大分にも丸亀製麺はある。
安くて高カロリーを摂取できるので迷わず寄ってしまう。
これが彼の最期の姿である...
ここから国道326号という山間部バイパスに入る。
ご覧の通り、標高はそうでもないものの、アップダウンが激しい。
山を登り切っても、下り坂が続かない、また登りがやってくる、と言ったいじめ仕様であった。
豊後大野(ぶんごおおの)市
三重町のローソン。
すでに気温がかなり下がっており、睡魔が襲ってきていた。
丸太を積んだ大型トラックがビュンビュン走っていて、
途中では鹿が轢かれたまま放置されていたりと
かなりカオスである。
相方は体重が軽くて、登りが早い。
自分は逆に苦手なので、全然追いつかない。
おまけに眠くなってくるもんだから、全く体がいうことを聞かない。
森の上に高架橋を通した道路なので、トラックが抜くたびにグワングワン揺れる。
とにかく体が動かない、寒さで震えるなど動揺していたので
休む度にタバコを吸って落ち着きを取り戻すのに必死であった。
しまいにはコンビニもなかったりしてカロリー不足、ライトが暗くて下り坂も飛ばせない、休んでいると動物がゾワゾワ動いている、さらにはサイコン(速度計)が自転車から落ちる(幸い見つかってガムテープで補強したけど)、もう散々であった。。。
途中の佐伯市にはトトロの森なんてのもあったらしい。。。
全く気づかなかった。。。
結局、相方に騙し騙し引っ張ってもらい、延岡のネカフェに着いたのは深夜の3時とかだった。
※ちなみに体力なさすぎて写真もこの辺ない