【四国脱出】四国自転車旅 4日目 2017/3/25【奥伊予〜しまなみ海道〜福山】
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早く四国から抜け出したい。
午後には雪の予報も出ていたので
早く海の方に出たい。
朝早く起きてチェックアウト。
明るくなれば、なんともない景色である。
が、夜中のあの恐怖感は尋常でない。
死ぬのではないか、とか
人生が終わったかのような感情になる。
愛媛県に入るや否や
急に自転車のマークが現れる。
謎に愛媛県から自転車に対して
優遇してくるではないか。
ロードサイドには自転車用のブルーラインも敷かれている。
自転車大国、愛媛県。
こんな山奥の方までサイクリングロードを敷いてくるとは。
逆さ富士(大嘘)
鹿野川湖。
この辺はひたすら下り坂を流していくだけなので、
力を抜く。
道の駅 きなはい屋しろかわ。
道の駅にはサイクリストにわかりやすく、地図と標高グラフが出ていた。
サイクルオアシスの文字。
中には休憩所もある。
休憩所というか、ばあちゃんの家にきた、みたいな
そんな感覚にさえなる。
売店で朝食をすする。
自転車旅は何にせよカロリーを優先させるので
栄養が偏る。
野菜足りてないなあ...
ささっと済ませて再び走らせる。
国道197号と並走する
愛媛県道32号線を使って
大洲市方面へ。
何もない of 何もない
林道のようなところをゆったり下っていく。
雨が降りそうだな。
下りきると、大洲市に入り、
国道56号線に合流する。
山と川しかないような、人がいなさそうな景色から一変、
交通量が一気に増す。
地味にアップダウンが辛くて、なかなか進まない。
しかし、自転車レーンは簡易的ではあるが、
敷かれており、道の駅までの距離数まで
カウントしてくれるほど。
逆に行ってしまえば、四国は愛媛県だけが
サイクリングを推奨していて
他の四国三県はというと、あまり積極的でなさそうなのが
正直な印象。
伊予市に入り
道の駅 クラフトの里。
中では木工クラフト体験やそば打ち体験などができる。
おばちゃんが花壇に植えられているお花を掘り起こして
「この花持ってっていいかしら〜」
という謎の取引を目の当たりにする。
道の駅の人も、いいよ、いいよ、と。
どうやら栗の里らしい。
どうも疲れが取れなくて。この辺りのベンチで
小一時間仮眠をしていた。
なんだか登りがあるなあ、と思えば
峠だった。
犬寄峠。
伊予市の中心部に行くにつれ
国道56号も立派な幹線道路になる。
謎のバナナのモニュメントがよそ見を誘発する。
「仙波青果 バナナ館 伊予店」
やはりSNS上では密かに話題になっているらしい。
拡大してみると「しあわせになろうネ。」
街並みも段々と都会になってくる。
松山市に!
土曜なのもあって人が賑わっている。
何か美味しいもので食べるか...(←)
松山名物、牛丼()
野菜もしばらく食べていなかったな...ということで
サラダも追加。
飯を食べ次第すぐに向かう。
と思ったら引くほど混んでいた。
時間もないので、近くにあるもう一つの温泉に
GO
道後温泉でも椿の湯へ。
こっちのほうが空いていて、地元の方は
どちらかといえばこっちを利用するらしい。
こちらは本来の道後温泉ではないが
ゆったり入れるし、多分温泉の素自体は
変わらないので、おすすめ。
道後温泉周辺。
四国の中では一番賑わっている気がする。
ここはまた来てみたいかも。
フラフラしているうちに雨が本降りになってしまった。
国道196号を北に、雨の中急ぎ目に走る。
夕方には雨は上がっていた。
透き通ったサンゴ礁のような海。
瀬戸内海は美しい。
今治市に入り、しばらくすれば「しまなみ海道」という文字がちらほら出てくる。
自転車レーンも敷かれて、反対側にも沢山のロードバイクが走り、
手を振り返した。
間も無くしまなみ海道入口。
日が暮れてしまう。
ご飯も食べていなかったので手前のスーパーでしばし休憩。
きっと日が昇っていた方が景色がいいことには
間違いないが、時間がない。
なにせ広島尾道から横浜まで
なんとなく自走で帰りたい気分だった。
すっかり暗くなり、
しまなみ海道の入口へ。
自動車は高速道路になっているが
自転車は島と島の間の橋しか通れず
島の中はぐるっと
遠回りしないといけない。
尾道まで70kmもある。
入口のループ橋。
橋のある高さまでぐるぐる
登らせる。
途中で自転車の集団を見つけたのだが
この広場で野宿するというとのこと
だった。
寂しい。
さようなら四国〜。
初心者で一人には
少しハードルが高かった島だったよ。
最初は来島海峡大橋。自転車は全線無料。
夜になれば、無人。
あなたを信じてますよ。
この横は高速道路になっている、珍しい構造。
ちなみに風がクソ強い。
大島の吉海町にある、ローソン。
思っていたよりコンビニがある。
店員のおっちゃんが、
「今から尾道いくんかい???」
と、少々あきれた顔をしていた。
到着1時か...
コンビニで自転車少年を発見。
一緒に抜けられるかと思いきや
彼は今治に向かっていた。
残念。
コンビニを抜けて、
市街地を通過すると
真っ暗。
何も見えんし
アップダウンきついし
かなりこたえていた。
次の伯方島は意外にもすんなりと通過。
3つ目の大三島。
記憶が正しければ、広島竹原市の忠海フェリーが止まったと思う。
うさぎ島で有名な大久野島を経由してこの大三島行きのフェリーがあったはずだ。
道の駅多々羅しまなみ公園。
ここは自転車乗りが必ず寄らないといけない場所なのだ。
たくさんのレンタサイクル。
かの有名な”サイクリストの聖地”
この巨大な石のモニュメントに多々羅大橋。
でも暗すぎる。
夜にこんな写真を撮るサイクリストも
そうそういないであろう。
実際にこの夜景のサイクリストの聖地写真
は今まで見たことがない。(いうまでもなく、道の駅には私一人だけ)
⇧こんな写真が存在するほど、しまなみ海道は暗い。
再びループ橋を登り、多々羅大橋へ。
多々羅大橋の真ん中で、県境が訪れる。
4つ目の島、生口島。
ところどころ、獣のような変な匂いがする。
イノシシが生息しているらしい。
こんな小さな島にもイノシシはおるのか。
こんな夜中に突進されたら一溜まりもないっす。
途中にはちらほらタヌキもいた。
市街地に行けば、明るくて「瀬戸田レモン」ののぼり旗をみる。
なんか急に賑わって来たなと思えば、
釣り人がたくさん。
あとで思い出したが、謎の庭園のようなものもあった。
人もいるし、明るいし、安心する。
あれ。2018年で自転車は有料になるのか。
生口橋を進む。
島と島の間は高速道路と並走し
その後ループによって降ろされる。
5つ目の島。因島。
別名 ポルノグラフィティ島。
ポルノグラフィティの出身地でもある。
またこの島にははっさく屋のはっさく大福が
大人気。すぐに売り切れてしまうほど。
もちろんこの時間には、やっていないが。
にしても暗すぎる。
ブルーラインと白線しか見えない。
みんな瀬戸内海に美しい景色を見に来るというのに、
深夜に走っている私はバカ以外の何者でもない。
因島大橋。
そうそうこれだよ。
しまなみ海道ってこんなイメージだった。
この走りやすいサイクリングロードが70km
続いているのだと思っていたら大間違い。
最後の島、向島。
この辺に来れば、やたら街灯も多くなり
広島に来たんだな、と思わせる。
ブルーラインに沿っていくと、ここで悲報が訪れる。
あ、あれ?
サイクリングロードが最後に指定して来たのは
なんと港。道がない。
時刻は1:10。もちろん船が出るわけがない。
結論として、尾道大橋という少々危険な橋を通らねばならない。
ちなみに、渡し船のサイトには
※尾道大橋は、狭く危険なため渡船をご利用ください。
とアナウンスもしているほど。
いや、でも深夜に通れないトラップは知らなかった。
そういうところやで?(何が)
まあしかし渡ってみれば、確かに歩道はないものの
普段から自転車を乗り回している人からみれば
そうでもなかった。
昨年に、九州から横浜まで走っているので
ここら辺は見慣れた景色。
ネットカフェを福山市に見つけたので
眠い目をこすりつつ、向かう。
TSUTAYA併設のコミックバスター。
Ease福山西店(カラオケ・ダーツなど有) - コミック・バスター 【ネットカフェ&漫画喫茶を全国150店舗展開】
地元の若者たちが遊びに賑わっていた。
身体が熱くなっていて怠さが全開。
ネカフェのリアルゴールドをガブ飲みしていた。
200km。時間に追われながら、本州に上陸した。