まろんにこみのチャリブロッ

自転車で日本を走ろう。

【悪夢の300キロ】四国自転車旅 2日目 2017/03/23【高松→徳島→高知】

 

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朝の5時。 

瓦町のネカフェで一泊した。

右手のローソンで飯をほおばる。

 

今日はどの辺まで行こうか。

今回の旅は一週間しかないため、

かなり日程が押している。

ちなみに、テントとか

寝袋とか一切ないので

泊まる場所も制限されてしまう。

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国道11号線を南東へ。

国道11号線はバイパスと旧道があり、

自転車ナビに案内されたこちらはバイパス。

通勤時間帯は車はお世辞にもマナーは

良くなく、80km/hくらいで流れているので

自転車はおとなしく旧道に回ったほうがよい。

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香川県道10号長尾街道

別名 さぬき東街道

高松市から三木町さぬき市東かがわ市と抜けて行く。

やはり車のスピードが速くて、ヒヤヒヤする。

というか路肩がほぼ無いので自転車が走ることは想定されていない気がする。

 

ロードサイドには何処にでもあるチェーン店と

うどん店が建ち並ぶ。

うーん。とくに面白みは無い。

 

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やがて国道11号線に合流し、香川県が終る。

やっと海が見えて来て、瀬戸内海沿いにいる事に

気づく。

 

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すでに高松市から50kmほど走っているのだろうか。

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やはりこの辺は

大型のトラックがブンブン走っていて

緊張する。

 

 

そして徳島県に突入する。

鳴門市にはいる。

鳴門といえばあそこかな?

立ち寄ってみるか。

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逆側。

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国道11号を外れて、小鳴門橋をわたる。

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そうなんです。鳴門のうずしおを見に来ました。

うずしおの場所までは橋を渡り、

大毛島(おおげじま)という島に行きます。

もちろん、陸路で行けます。

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四国はやたら【二輪を除く駐車禁止】が多い気がする。

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ほらね。

 

しかしこの島の

路肩にはかなり砂が混じっている。

ロードバイクにとって、砂はパンクの

原因になる。

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大鳴門橋神戸淡路鳴門自動車道】が見えて来た。

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とてつもない上り坂が待っていた...!!!

きつい。

 

要するに大鳴門橋まで自転車で登っていかないといけない。

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渦の道に到着。

渦潮を見るには2通りあり、

橋の上から徒歩で観察

港から船で間近に観察

とある。

 

迫力を体感したいなら間違いなく後者だが、

手軽な橋からの観察を選択。

 

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春休み中なので?

まあまあ賑わっている。

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自転車を止めて、渦の道までしばらく歩く。

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途中には、ひまわりの種が仕掛けられている。

鳥向けなのか?

気になって調べてみたけど

大毛島の生息動物が分からない。

リスがいるわけでもないか。

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この大鳴門橋は高速道路なので

自転車は走れない。

 

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橋の向こうは淡路島

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結構急な地形になっている。

この小高い山まで自転車で登って来たようだ。

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これが当日の渦潮時間。

ちょうど10:30に到着したのは、

運が良かった。

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 入場料510円。

良心的な価格だ。

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中には謎に中国人や韓国人の観光客が多い。

むしろ日本人の方が少ないのでは?と言った感じ。

 

おばちゃんたちの、中国語が館内に

響きわたる。

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高所恐怖症の方には少しおすすめできない。

ガラスから海がのぞき込めるようになっている。

ジャンプ禁止

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沖に近づくにつれ、海の色がだんだんと緑色になっていく。

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しばらく進んでいくと波しぶきが現れる。

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この辺で既にかなりの渦がまわっている。

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しっかりとした渦ができています。

けれど写真じゃ分かりにくいですよね。

こちらをどうぞ。

www.youtube.com

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簡単に説明すると、

鳴門海峡では海面の高い満潮と低い干潮で海面の高低差が生じて、

渦ができる。だと思う。

自信無い。嘘ついてたらごめん。

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少し肌寒い。

高松からおよそ70kmほど朝から漕いできて、

既に疲労困憊。

ベンチでウトウトしてしまいました。 

 

 

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さあ、どんどん進みましょう。

鳴門からおよそ15キロほど走るとすぐに

徳島市に入ります。

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四国三郎とも呼ばれる大河川

吉野川

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面積がすごいやああ。

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そして徳島市、かなり都会?

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この時間はちょうどお昼休みで、

スーツを着たサラリーマンがたくさん街に出ている。

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なぜそこに車を置いた。

 

途中のファミマで昼食を食べながら

今日の目的地を決めます。

 

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とりあえず今夜は室戸岬の方に目指してみましょう。

室戸に行けば寝るところぐらいあるだろう。

夜8時着とかだし。

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国道11号線から国道55号線に移る頃には、

四国は牙を向き始めたのであった。

 

いや、マジで

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_人人人人人人人_
> なにもない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

徳島市小松島市阿南市と南下するほど

なにもなくなる。

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海沿い走っていたはずなのに、山奥じゃねえか。

しかもお遍路さん横断注意とか

どんな看板だよ。

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高松からおよそ130キロ。

旧国道55号は無料のバイパス日和佐道路と並走するため、

旧道は車通りが全くない。

と、いうか物音すらしない。

過疎地域。

寂しい。

 

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美波町へ。

お遍路二十三番礼所薬王寺がある。

ただ歩いてお遍路している人、

全然みないぞ。

 

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トンネルの前に差し掛かると、

なにやらお遍路さん向けに

ボックスがあった。

 

どれどれ...

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カラやん。

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はい、クソー。

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にしても、なにもなさすぎだろ。

 

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美波町NHKの朝ドラ「ウェルかめ」の舞台地らしい。

 

路肩にはお遍路さん用に緑色のラインが敷かれている。

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途中トイレに行きたくて、

駅に向かってみるも、、、これ。

JR辺川駅

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向こうの方では、トンビがカラスを襲っていた。

 

人がいない、、、

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牟岐(むぎ)町にあるセブンイレブン

 

謎にハイテクな自販機だけ置いてある、、、

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そして、悲報。

室戸に、いやまず高知県

ネットカフェなどなく、

 

唯一あるのが高知市

 

これからまだ後130キロもある。

 

ちょっと意味がわかんねえ。

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海沿いなのに、ずっと山。

ひたすら登らされ、足が悲鳴をあげる。

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海洋町

そして気がつけば、雨もザーザーぶりに。

たまたま見つけたコメリ

カッパを着る。

 

というか三月の下旬なのに

めちゃくちゃ寒いぞ。

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高知県に突入。

東陽町に入る。

舗装が悪くて、真っ暗で、白線ですら見えない。

さらには雨で視界も悪いし

寒い。

 

途中、コンビニを見つけるたびにカップ麺すすったり、

駐車場でウトウト寝てみたり。。。

 

絶望。

 

しかもテントも寝袋も持っていないから

どこにも寝ることもできない。

完全な準備不足だ。

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高知に入った瞬間に、

ひたすらこんな道。

マジでなにもない。

自転車のライトをフルパワーにして

ようやく反射板が写るくらいか。

 

 

車も通らない。

聞こえるのは、

荒めの波の音。

 

俺なにしに来たんだっけな。

真っ暗な室戸岬に行ってもな。

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結局室戸岬に行ってもなにもなさそうなので、ショートカットして

室戸市の方へ。

住宅地こそあるが

なかなかこの時間に寝れるところはない。

 

途中寄ったローソンは

店員さんが無愛想で、

レジ打ちのスピードが

今まで史上一番無駄に早い

サイボーグみたいな人だった。

 

孤独を感じながら、パスタをすする。

 

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真っ暗で、ちょっとした光を見ただけで

安心する。

右に見える明かりは

室戸岬だと思う。

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マジで何も見えない。

左手に荒い波音を聴きながら

単調な道をひたすら走り続ける。

 

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奈半利(なはり)町のローソン。

 

この辺、コンビニが30キロごとしかない疑惑。

雨が上がる放射熱で

クソ寒い。

 

 

奈半利町安芸市芸西村香南市とひたすら走り続ける。

 

星がめっちゃ綺麗で走りながらつい見とれてしまう。

 

もちろん、深夜に人も車もいないから寂しくて、スマホで東京のラジオをつけて

精神を保っていた。

寂しいという感情が、旅の最大の敵だ。

 

左側にはごめん・なはり線という電車の高架がずっと続く。

こんな立派な高架線、いくらお金を使ったんだろうってくらい。

 

 

 

※お気づきだとは思いますが、夜で絶望的に写真がないため、文字数で記事を稼いでいます♡

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芸西村のローソンには大きなイートインがあって、うっかり1時間寝てしまった。

既に一日に250km以上走っていて、精神的にも体力的にも限界。

 

 

結局ひたすら走り続けて、南国市高知市

この辺になると流石に車通りや街灯も増えてくる。

 

やっとの思いで高知駅周辺に着く頃には、

既に朝の6時

シャワー付きのネットカフェを目指していたが、

着くと潰れていることが判明。

 

結局また探して、ようやく寝床につく。

 

 

ファンキータイム追手筋店|インターネットカフェ・漫画喫茶なら【アイカフェ】

四国の方にしかないネットカフェだ。

 

 

いやそもそもこの四国にネットカフェ自体の需要もないらしい。

当たり前か。

 

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早朝の高知駅はりまや橋

 

高知駅周辺は駐輪場が無料でありがたいのだが、深夜は

どこも閉まっている。

 

おまけには

駐輪場以外の放置自転車は撤去します。

と張り紙があちこちにあるのだが、

どうしようもない気がした。

 

 

そんなこんなで、24時間300キロランが終わった。

 

四国はテントなしでは無謀だ。

続く。