【浜松〜伊那〜諏訪〜草津〜上越】干からびラン 2017/5/3,4,5【太平洋から日本海まで】
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※この記事は2017年の5月の記録を思い出しながら半年後に書いたものです。
突然ですが、皆さんはTwitterやっていますか?
いきなりなんの話だって??
自転車乗りってツイッタラーが多いんですよ。
ツイッターで話題になったところに自転車で走りに行くみたいな。
自分の自転車旅もだいたいそんな感じです。
この干からびランもその一つ。たまたまツイッターで流れてきたこのイベントに、参加してきました。
※干からびランとは
某団体が毎年行なっている日本横断ランである。
太平洋(静岡県浜松市南区,米津の浜)から日本海(新潟県上越市直江津,船見公園 )まで60時間以内に走る。
距離にして約450km,獲得標高約9000mupの完走する頃には干からび(乾燥)てしまう。
※山しかないです。
標高0mの砂浜から始まり、
標高1165mの兵越峠
1314mの地蔵峠
1424mの分杭峠
1247mの杖突峠
1760mのスズラン峠
1406mの浅間越
2192mの渋峠
583mの涌井峠。
そして砂浜に終わる。8個の峠を二日間でペロッと頂きます。(この文字面だけでしんどい)
昨晩の夜勤バイトを終えてから準備を始め、結局寝れなかった。
ゴールデンウィーク真っ盛りで、新幹線もなかなか座れず。
これからずっと寝れないというのに。。。
新横浜から浜松へ。。。
新横浜から約90分。
あっという間に浜松駅につきます。
いつもは関西や四国、九州から
自転車で帰る時に通過する浜松駅。
だいたい夜中に着くので
なんだかんだ明るい時間に着くのは久しぶりだ。
にしてもすごい人の数。
千葉から広島まで、約40人の参加者。
大学生から社会人まで。
浜松にこんな自転車乗りが集まるのは異様な光景ですね。
18時に駅で参加ゼッケンの受け取り、
輪行解除を済ませ一度解散。
夕食や補給食を買い込み、
駅から3km南のスタート地点 米津の浜(中田島砂丘のとなり)に集合します。
暗闇を優しく月が照らす。
夜の海はいつ来ても不気味だ。
19:30 開会式。
こんな真っ暗な砂浜に40人もタムロしている光景。
警察が来たら間違いなく職質されそう。
ここで諸注意が伝えられる。
・浜松の天竜から先150kmは夜間補給ポイントが一切なし
・静岡長野県境から先は人の数より鹿の数の方が多い
・5/5AM8:00までにスーパー銭湯 上越の湯にゴールしないといけない。
・5/4PM4:00までに草津の先のゲートを越えないとタイムオーバー(夜間通行止)
20:00 第11回干からびランスタート(スタートから0:00)
出走前に集合写真を撮る。
二日後、誰が生き残っているか??
なぜだか無茶振りで
猫砂や鍋を上越まで運ばされる人もいたw
気温は20度ほどだろうか。心地いい暖かさだ。
砂浜からスタートし、それぞれ自転車で走りだす。
自分は二人編成で走る。
相方はGIANTのエスケープ、初心者だ。
彼は安全靴(重いものを落としても足を守るために、つま先に鉄板を挟んでいる靴)を履いて来た。
ちなみに自分もかなり初心者な格好(自転車歴8年なのに。。。)でエントリー。
50Lの登山リュックに、着替えに、でかい寝袋に...かなり重い。
一週間くらい旅に出て来そうな装備。
参加者に、「何を入れているんだ...」と言われていた。
今回はなんと初の女子参加者もいた!
20:22 浜松市中区(スタートから0:22)
浜松駅の方へ、再び戻ります。
信号が続き、まだ差はつかない。
40人中10位ぐらいにいると思う。
この日はたまたま浜松祭りが行われていて、道路中に山車が出ていた。
ところどころ交通整理を受ける。
お祭りに参加している人からしたら、40台もの自転車が夜に山に向かって走って行く光景はさぞかし異様だっただろう。
中区から東区、浜北区と国道152号飛龍街道を北上する。
さすがにこの辺になるとお祭りの雰囲気も消え、郊外の飲食店街が並ぶ。
近くには浜松医科大や大きなイオンモールがある。
もちろん、炭焼きレストラン さわやかも。
ここから先、6人で30km/h巡行を続けていたため、まともに写真が撮れていない。
新東名の浜松浜北インターを越え、景色がだんだんと田舎になってくる。
あたりに妙な家畜の匂いがして来たなと思うと、浜松市天竜区に入る。
浜北から上はもともと浜松市ではなかったから、
イメージする浜松とは少し程遠い景色になる。
やがて長野方面最後のコンビニが現れ、
多くの集団は一度休憩。
自分たちはまだまだいけそうなので、
距離を稼ぐ。
21:45 月まで3キロ (スタートから1:45)
景色はだんだんと山道になり、徐々に上り勾配。
ここは天竜区にある「月まで3キロ」地点。
国道152号から静岡県道360号に逸れてすぐに現れる。
昔「ナニコレ珍百景」でも取り上げられた。
船明ダム。
あたりはすっかり山の中。
21:58 道の駅 天竜相津 花桃の里 (スタートから1:58)
スタート地点から35キロ地点で最初の休憩です。
うーん冷えてきた。
ゴールデンウイークだからか、車中泊の車で賑わってました。
休んでいると、声をかけられます。
どこからきたの?
—浜松からスタートしてます!
どこまでいくの?
ー新潟の上越までです
本気ぃ???
23:10 佐久間ダム (スタートから3:10)
だんだん疲労が溜まってきて、休憩が増える。
その間にほぼトップだった順位も段々と落としていく。
この辺は秋葉神社が近い。
こうしている間にどんどん抜かされていく。
みんな猛スピード...
5/4 0:11 水窪(みさくぼ)(スタートから2:11)
前日に徹夜してしまったからか、
意識が朦朧としてくる。
漕いでは休み、漕いでは休み。
1:13 水窪 草木トンネル入り口(スタートから3:13)
本来ここに三遠南信道を通す計画だったが
地盤の関係から当面着工しない事になっている。
名残で、緑の高速の標識がいくつも出てくる。
真っ暗な上、かなりの急勾配。
歩いた方が良くない?ってなって歩き始める。
この調子だと7km先の頂上まで1時間以上かかるな。。。
国道152号は分断され、林道に入る。
急に道は狭くなり、全く街灯がない。
こんなにノロノロ走っているのに誰も後ろから来ない。
もしかして最下位になっちゃった?
二人だからいいけれど、一人でこの夜道は無理だ。
不気味。
漕いでは歩き、漕いでは歩き、歩き、、、、
2:42 兵越峠 到達!!!(静岡長野県境)(スタートから4:42)
恐ろしく眠い上に寒い。
意識が飛びそうだ。
ここの峠、実は毎年「峠の国盗り綱引き合戦」が行われており、
"国境"を1メートルごとに毎年変えているらしい。(ただし行政上の県境は変わらず)
どこかに国境の札があるようだが、暗くて何も見えなかった。
3:27 道の駅 遠山郷(スタートから5:27)
狭い林道&突如現れる高規格道路13kmを一気に駆け下りる。
鹿が怖いので警笛を鳴らしながら警戒していた。
途中タヌキを轢きかけた。
自分は登りがかなり苦手なので、下りで差を縮めないといけない。
道の駅にたどり着くと、大勢の干からびメンバーが仮眠をしていた。
一安心。
中には足湯もあって、冷え切った体を温める。
このまま仮眠しよう。。。
4:47 起床 (スタートから 6:47)
仮眠して少しスッキリ。
あたりを見渡せば、僕たちしかいなかった。
急いで行かないと。また最下位かなあ??
写真だとわかりにくいが、
川の流れとか
自然が呼吸している姿を目の当たりにすると
ド迫力。
6:32 長野県飯田市上村(スタートから10:32)
次に攻めるは地蔵峠。緩やかな登りがひたすら続く。
すごく失礼だが、
この辺の住民は
どんな生活をしているのだろうか。
当たり前のように
コンビニがあるようなところに住んでいると
想像がつかない。
また、国道152号は分断されます。
中央構造線の真上で、道路が通せないらしい。
しらびそ高原方面へ。
ループ橋を登り、、、
また林道に。
飽きてきて、こんなものをじっくり読んでしまう。。。
またもやきつい上り坂。
無理です。
歩きます。
歩いてもきつい。
すごいところまで登ってきたような気がする?
飲み物が尽きてしまい、水分がやばい。
どこにも自販機がない。
登っては、休み、ウィダーinゼリーを口に含む。
しんどい。
ある程度登りきったところ。
赤石山脈がくっきりわかる。
この謎のオブジェは一体。。。
標高が高いところに来ると
心が浄化される気がします。
若干の下りに。
気持ちよく飛ばせるかと思いきや、ダート道に(泣)
パンクしちまうう。
8:36 地蔵峠頂上(スタートから12:36)
二つ目の峠が終わります。
正直足が限界。
※頂上にはちゃんとお地蔵さんがいます。
大鹿村騒動記で知られていますよね。
その名の通り、人より鹿の方が
多いらしい。
相変わらず、下りで遅れを取り戻します。
道が狭いうえ対向車が来るので、
コーナーで笛を鳴らすのはとても効果的。
とんでもなく、田舎な風景でとても良い。
非日常感を楽しむには持ってこい。
まだ雪が積もっている南アルプス。
観光案内所 ビガーハウス。
久しぶりの補給ポイント。
ここまで自動販売機もなく水分不足。
中では食事もできるので大鹿村のオアシスです。
鹿肉カレー!
野生の鹿肉を食べて精力をつけます。肉は鳥豚牛以外食べられない...という方も少なくないですが、全然美味しいですよ。
野生の動物のお肉をいただけるので、強くなれる気がします。
11:11 ビガーハウス 出発(スタートから15:11)
一気に睡魔が襲い、外の広場で仮眠をすると1時間半はいた。
10kmほど走ると間も無く3つ目の峠、
分杭峠の入り口へ。
国道152号は相変わらずこんな感じの林道。
でも諏訪湖がある茅野までの距離が現実的になってきた。
12:03 分杭峠頂上(大鹿村~伊那市) (スタートから16:03)
予想以上にしんどい峠だった。
意外にも集団が固まっていたところだったので、
プレッシャーを感じながら、ペースを維持しながら、登っていく。
ここはゼロ磁場と呼ばれ、全国有数のパワースポットになっている。
実は、ゼロ磁場の水が売られている。
2L6本で4400円...一本あたり733円w
ぼったk...
ゼロ磁場を感じる気場と呼ばれるところが谷にあるのですが、歩いていく元気もなく、その場を後に...
分杭峠を猛スピードで駆け下りると、
エメラルドグリーンが美しい高遠湖(たかとおこ)に。
気持ちいい!!
13:10 ニシザワ 高遠食彩館 (スタートから15:10)
隣には浜松から150kmぶりに現れるコンビニも。
正直限界が見えています。
弁当を掻き込み、15分の仮眠。
15:10 杖突峠(スタートから19:10)
またもや峠。
一番楽な登りだったかもしれない。
が、すでに干からびていて、
写真も少なくなってまいりました。
猛スピードでおりてきました。
この辺は人口も多く、文明がたくさんある街です。
近くには諏訪湖も。
16:00 茅野市宮川中河原 (スタートから20:00)
ちょうど中間地点、まだ時間はたっぷりあるかな。
河川敷で座り込んでいたら、ウトウト、
お昼寝してしまいました。。。
17:54 起床(スタートから21:54)
気がつけば2時間も寝てました。
晴れた河川敷でお昼寝もいいものです。
おそらくこれでまた最下位くらいになっちゃったかな。
実はここから最大のボスが待っているのです。
一気に標高1760mをめざす...!!!
体全身が悲鳴をあげているので
こんな写真しか撮れていません。w
蓼科湖辺りだった気がする。
高原のリゾートホテルが立ち並びます。
でも上り坂やばい。
歩いて押しても、ふくらはぎが攣ってしまいます。
相方に置いてかれて、
一人で、
歩いてこいで
ベンチに座り込んで。
途中頑張ってショートカットしてみたり。
21:05 スズラン峠 (茅野市→立科町) (スタートから25:05)
途中ガサガサ動物が動いていたりでかなり怖い。
頂上に着くと、0度と真冬の寒さ。
手がかじかんでしまい、ハンドルは握れず。。。。
スズラン峠から降りると、二つの分岐点があります。
皆さんはどちらを選びますか?
僕は下の方に(左折)行きました。
不正解です。
これが後で自分の首を絞めるのです。。。
21:55 白樺湖交差点(スタートから25:55)
実は、ルートミスだったのです。
正規のルートはスズラン峠から青色のルートで女神湖に抜けないといけなかったのですが、
薄い青、つまりは白樺湖の方を経由してしまったのです。
これが大ミス、せっかく登った標高を下ってしまい、また登り直し。
白樺湖交差点、
白樺リゾート〜池の平ホテル♪
の近く。
おしっこしたい、寒くて凍える、何か食べたい。
運よくも公衆トイレを発見!!
迷わず多目的トイレへ。
着替えよう、なんか食べよう、トイレしよう、飲み水を汲もう。
てか暖かい、暖房効いている、暖かい。
んんん、眠いなあ。
いいかなあ?
zzzz...
25:55 起床 (スタートから29:55)
やってしもうた。
本当にごめんなさい。
いけないことです。
さっさと支度して出る!
サミイ!!
シカ!!!
真夜中のタテシナには多くの鹿が生息している。
県道152号→国道142号→国道141号。(立科町→佐久市)
相方を50km先で待たせているので飛ばしながら
けれど
鹿!暗!路面荒!
国道に差し掛かるとトラックたくさん!!
一人で夜の山道はメンタルが死にますね...
27:50 佐久平駅 (スタートから31:50)
やっと相方と合流。
新幹線の停車駅だけあって、明かりはある。
近くのネットカフェ・コミックバスタークリアカフェ佐久平店へ。
案の定、干からび参加者がたくさん寝ていて、満席。w
仕方なくオープンシートで寝ますzzz
クリアーカフェ佐久平店(カラオケ付) - コミック・バスター 【ネットカフェ&漫画喫茶を全国150店舗展開】
3日目。
6:35 出発 (スタートから34:35)
清々しい朝。
もう疲れを通り越した何かを感じる。
なんか気球があるなあ。。。
イオンがある。。。
こんなに写真を撮れているということは
少し体は回復したのでしょう。
久しぶりに見たコンビニ、SAVE ONで朝食。
※現在ではほとんどのSAVE ONがLAWSONに転換しています
あと残るのは...
まだあるんやな。
ひとまず国道18号へ。
東京という文字が見える。
このまま帰りたい気分。
いやむしろ東京の方が、
上越行くより楽なのでは???
意外にも佐久平で仮眠をとっていた人が多かったらしく、
軽井沢に入ってから、
参加者をちらほら見るようになる。
7:54 軽井沢 千ヶ滝 (スタートから35:54)
中軽井沢の交差点を左折して、国道146号へ。
この辺まで来ると、脚の感覚がなくなる。
GW中なのでさすがはリゾート地、
他県ナンバーの車で
混んでます。
写真は後ろを振り返って撮りました。
参加者を抜かしたり、抜かされたり。
8:47 浅間越え 峰の茶屋(スタートから36:47)
ひいしんどい。
この干からびランを走っていて気づくのが、
本当に峠に茶屋って
至る所に
存在するんですね。
浅間山への登山口。
白糸の滝入り口 交差点。
白糸ハイランドウェイとぶつかる。
嬬恋村!!
今回、唯一の関東地方の県へ。
この地区は『北軽井沢』と呼ばれている。
ペースに余裕が出てきたので、ゆったりと写真を取りつつ。
9:29 羽根尾交差点(スタートから37:29)
北軽井沢を思いっきり飛ばして下り、
国道144・145号線へ。
長野原町に入ります。
「国道三起点」
でっかく片岡鶴太郎さんが現れる。
大津交差点を左折、いよいよ草津温泉への入り口、
国道292号線へ。
草津町へ。
キツイ。
8~10%ほどの勾配。
キツイ登り坂を、登坂車線を使ってノロノロ。
坂を走っているランナーがいて、
抜いたり抜かされたりの
攻防戦。
それほど、チャリなのに
遅い。
初めて知ったのですが、
離れており、
山を越えていかなければならないんですね。
駅からバスを使って、
来られる方が多いみたいです。
ちなみにメロディーラインという、
40km/hで車が走ると
舗装の細工で草津節が流れるという場所があるが、
自転車では何も聞こえてこない。
頂上に登ると 道の駅 草津運動茶屋公園。
11:04 セブンイレブン 草津文京店 (スタートから39:04)
ついに草津の温泉街へ。
脚痛い、眠い、しんどい。
意外にも参加者がたくさんここで溜まっていたので一安心。
そんなに遅くはないようだ。
渋峠の手前最後のコンビニなので補給食を買い込みます。
草津の交差点。
本当は温泉に入りたいし、湯畑も見たいけれど。。。
時間がない。
左折し、いよいよ渋峠に挑む。
ゆっくり、ゆっくりと。
さすがは渋峠、
一時間ほど進むと森林限界がやってきて、
木々の姿がなくなってきます。(時速10kmほどだから10kmしか走っていない)
雪がだんだん増えてきた....
というか自転車多すぎじゃね???
すれ違うたびにお互い挨拶を交わすのがチャリダーのマナー。
だんだん硫黄の匂いがきつくなる。
火山ガスが出ているから、車は駐停車禁止だ。
自転車ってガス吸うけど
大丈夫なのかな?
右手に見えるは
白根火山ロープウェイ。
これから8ヶ月後の2018年1月23日、
この本白根山が噴火しました。
ここを走行した当時はレベル1(活火山であることに留意)
程度になっていたので、
ここが噴火したことを考えるとゾッとします。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
登っていくたびにどんどん天に近づいていく。
補給ポイントなどはなくて、
飲み物に困る。
車は停められないが、
自転車は足をつく合間に写真を撮る
ことができるのが幸い。
にしても雲が近い。
1時間半ほど登り続けて、
そろそろ頂上が見えてくる。
指ぃ
登り続けて火照っていく体を、
程よい冷涼な風が冷やしてくれる。
だんだん雪の量が本格的になってきて、
スキーやソリをしている人もいた。
なんと、大学の友人に遭遇!
渋峠、
チャリダーに人気すぎて
こういう場面もありうる。
13:54 雪の回廊(スタートから41:54)
頂上に近づくと撮影スポット、
雪の回廊ゾーンに入る。
ご覧の通り写真を撮る人達で賑わう。
車通りが多い&路肩が狭い&見通し悪い
の三拍子だが。
チャリダーはこんな感じで
みんな撮る。
ものすごく残念なのが、この雪の回廊に
落書きをする人も絶えない。
雪に落書きするな!
と注意するのもおかしいしな。
ちなみにこの雪の回廊は
五月中までがシーズン。
この日は5/5でしたが、それでも
開通直後と比べると低くなっている模様。
やはりライダーで賑わう。
上から見下ろすと大パノラマがお待ちしております。
さらに登り続けていくと...
14:10 日本国道最高地点 (草津町→中之条町)(スタートから42:10)
標高2172mに到達!
よくよく考えればここまでに三時間近くもかかってました...
※見えているのはパンツではありません。タイツです。
干からび参加者が
干からびてました...。
14:20 渋峠ホテル (スタートから42:20)
ほんの数百メートル下ると、渋峠ホテルに。
久しぶりの補給ポイント、売店や食堂もあります。
ちなみに日本国道最高地点到達証明書もこちらで買える。
このホテル、ちょうど県境の真上に建っているんです。
ていうかチャリの数やべえ。
標高2172mの地点にこんなに集まるなんて、
みんな変態じゃねえか...
間違いねえ...
2009年1月28日放送のナニコレ珍百景でも紹介されました(なつかしい)
食券の券売機近くに県境が走っています。
中はこんな感じ。いたって昔ながらのホテルといったところか。
外にはこんな雪上車が。
ハイエースのタイヤをキャタピラに改造。強そう...
左下に注目。
「とります! はねます! じゃれます!」...???
もふもふしたやーつ
ホテルの看板犬、インディくんとマーカスくん。
まだ若くて、やんちゃです。
さて、再び国道292号に。
県境を越えて、また長野県。
山ノ内町へ。
横手山絶景すぎかよ
しばらく下ると、志賀高原に入る。
中高時代、学校のスキー合宿でほぼ毎年
お世話になったところです。
このまま湯田中まで降りて、
バイパスをぐんぐん下っていく。
16:22 イオン中野店(中野市) (スタートから44:22)
ひいい疲れた。
ついに下界まで降りてきた。
ここでしばし休憩。
17:36 飯山市(スタートから45:36)
ひたすら平坦な道を流していく。
ゴールまで残り50kmほどか。
17:41 有尾交差点 (スタートから45:41)
最後の峠、涌井峠へ。
これを越えればついに
新潟県が待っている!
あ、これ、
地味にきついやつだ。
そんなに上らないはずなのに、
7つの峠を越えた脚にはもう、
限界がきている。
なんだろう...本当になにもない...
ついに新潟に来たぞおおお。
草津から続く同じ道路とは思えないほど、
舗装の状態悪いし、
車通りがない。
県境には交通安全を祈るお地蔵さまが。
19:28 北陸新幹線 上越妙高駅 (スタートから47:28)
真っ暗で静まり返った街に、急に立派な
新幹線に駅が現れる。
国道292号は国道18号(自動車専用道路)とぶつかり、終点になる。
自転車は新潟県道579号へ。
上越市高田城付近。
ここにもコンビニ・SAVE ONがある。
19:57 上越の湯ゴール!!(スタートから47:57)
平均時速約9.1km、太平洋から日本海まで日本横断制覇です。
隣の中華料理屋 美味居で皆さんと乾杯!!
干からびた後のビールはうまい。
参加者の方たちと談笑しつつ料理をつまむ。
てか、みんな走るの早いんだなあ
https://www.facebook.com/中国料理美味居-629551420391954/
上越の湯は深夜も滞在できるので、
仮眠室で一晩過ごす。
だだっ広いスペースに寝袋を敷いて、
ぐっすり寝た。
翌朝、
完走(乾燥)者の発表。
(記憶が正しければ)三名のリタイア、
他は全員時間内に完走していた!!(女子参加者も!)
完走者には記念バッジが配布されます。
11/14位。割と下位でしたん。
上越の湯を出発し、
本当のゴールの直江津
船見公園へ。
ああ日本海。
あいにくの天気で冷たい雨が降りしきる。
完走者で集合写真!
みんな意外に干からびてないですね。
今までで一番過酷で濃密なゴールデンウィークになりました。
初の北陸新幹線に乗って帰路につくのでした。
持ち物に関して、今回かなり失敗したので
持ってきた方がいいものを紹介します。
いわゆるバイクパッキング 用のサドルバッグ。お金がないので中国製の
を使ってますが今のところ問題なし。
寝袋はあったほうがいい!
仮眠する時間は十分にある。ダウンで軽いものを。
モバイルバッテリーは必須。スマホだけでなくライトの充電もあるし。
鹿よけに。国道152号幅が狭く対向車も多いのでダウンヒル時にあるといいと思います。
反射ベストは必須。
ライトは前後ともに2灯体制で。夜間全然見えないのでなるべく強力なものを。
充電式と乾電池式、テールはオートライトの方が便利。
輪行袋は自転車に括りつけるのがベスト。
ビンディングを強くお勧めします!
フラットペダルで干からびランに挑みましたが、
かなりしんどいです。
服装は夏用ジャージ+指切りグローブ。
装備としてユニクロのウルトラダウンやウインターグローブ
を入れていくのがよし。
サドルバッグだけだと入らないと思うので、自分は20lくらいのリュックを背負うのが良いかな〜と思います。
それでは2018年篇干からびランにてまた!