【完】乗鞍あきらめ北陸自転車旅! 7日目 2017/11/5 志賀町世界一長いベンチ〜金沢駅
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ボク、アンパンマン!!
みんな、元気ぃ〜〜〜〜????
明治ブリックおいしいよ〜〜〜〜〜〜〜????
好きな味を選んでね〜〜〜〜(ニッコリ
...
...
♪なかなか鳴り止まないアンパンマンのマーチ
...
...
道の駅に大抵あるこのアンパンマンの自販機。
日本一周をしているチャリダーたちの中では有名だ。
「こいつのせいで寝れねえ」
この憎めない顔をしたアンパン小僧が、間抜けな声で喋り始める。
人感センサーが付いているから、人が近づく度になりだす。
夜空に寂しく響く純粋な声。
むしろ一度このアンパン小僧を抱きしめたいくらいだ。
さて、本日は道の駅 とぎ海街道 からスタート。休みも今日で終わりなので今夜には横浜に帰らないとならぬ。
朝になるとカニがたくさん水槽で飼育されていた。
ここは何かと縁結びに関連したものが多い。
胡散臭いな〜と思いつつも石に願ってしまう自分。
昨晩差し入れでいただいた、お弁当をのんびりと食べながら気温が上がるのを待つ。
道の駅には、日曜だからかツーリング集団がいた。
こんな休日を彼らは毎週過ごしているのだろうか。幸せそうだ。
昨夜立ち寄った世界一長いベンチに再び。
こうやって改めて見ると確かに長い。
実は前から情報は聞いてて、大したことないみたいなことがネットに書かれていたから意外にもいい意味で期待を裏切られた。
こんなに観光地っぽく縁結びの聖地にしてしまうとは、な。
でも縁結びって縁をすでに結ばれた人が行くものなのか。
自分のようなシングルが、誰かと結ばれますように、って感じはダメなんかね。
夜に訪れたところを、改めて明るい時に観光するのはどこにおいてもおすすめです。
見えてなかったものがたくさんあって、二度にわたって発見ができる。
少し走ると本能からなんか変なものに気づいてしまった。
エロ本の切れ端。偶然なんだか、綺麗に切り取られていた。
国道を少し外れると、厳門(がんもん)クリフパークに出ます。これも奇岩の一つですが、階段を降りて海に出るのがめんどくさくて断念した。
その厳門付近には何やらサイクリングロードの文字が。
なるほど、ここが終点でもあり始点ってことやな。
登ってみよう。
え?
おん?
路面最悪。
落ち葉と木ノ実と石が転がっているので、いつパンクするのかがわからない。
しかもアップダウンがあるから、下る最中に踏んだらもうおしまいやんけ。
しっかり整備してくれや〜〜〜。
そんな酷い道を7kmほど進んでいると、結局さっきの国道249号に戻る。
自分でも何が起こっているのかが分からない。
この区間だけで1時間かかった。
こんな綺麗なサイクリングロードも現れるも、つかの間。
結局国道を走った方が早かったというのは、日本のサイクリングロードではよくあること。
歩道の上に敷かれていて、段差がロードバイクにとって響いたり、歩行者がいたり、石が落ちていたり。
ひどい時は狭いところを対面通行させるところも。
きっと自転車の安全を!と、善意で整備したのだろうか、逆に危険だったりする。
道の駅 ころ柿の里 しか。
日曜の朝だからか、食材を買いに来た地元の人たちで溢れる。
やはりここでも話しかけられる。
北海道の時並みに、声をかけられる。
一人でも寂しくないねぇ。
能登半島はタイが多く漁れるのだろうか。
いよいよ能登半島もラストスパート。
地元の地名を旅行先で発見するとテンション上がるのは私だけ?
ちょうどこの近くで元気に走る幼稚園くらいの女の子を、おばあちゃん(と言っても60くらいだったけど)が一生懸命追いかけていた。
ほっこりする絵図に微笑んでいたら、おばあちゃんが「あそこからみる景色は綺麗だよ」って。
能登半島の終わりを告げる景色。
ちなみにこの旅、お金がなくて、ずっと水道水を飲んでいた。
お。なぎさドライブウェイだってよ。行ってみよう。
ちょっとした路地を抜けるとレストハウスが。
ここがなぎさドライブウェイの始まり。
「千里浜なぎさドライブウェイ」の名が全国的に知れ渡ったのはそんなに昔のことではない。三十数年前、一人の観光バス運転手が広々とした波打ちぎわを思いっきりは知れたらと空バスを試走させてのがデビューにつながった。
??
ケンシロウ???
砂浜が8キロほど続きます。
砂の目が細かいから、自動車はもちろん、バイクや自転車でもいけるらしい。
確かに走れる。
写真を撮りまくって
こんなのとか
さすがは日本唯一の砂浜道路、ここだけで5、6時間は潰せそうです。
公道なんだけど、遊んでいる車やオフロードバイクもいて、無法地帯感は否めない。w
痛車ミーティングが行われていた。
「自転車でも走れる」と言いますが、やっぱりダメでした笑
重い荷物を幅25ミリのタイヤで走るのには無理がある。。。
軽いロードバイクならいけるそうですが。
ちょっと進んだと思いきやいきなりハンドルを取られてコケそうになる。
砂のコンディションも、場所によっては悪くレンタカーがスタックをしていた。
ひたすら砂浜が続く。
30km/hの速度制限がありますが、暗黙のルールで動いているのが現状。
海の近くに車を止めてくつろぐ人たちもたくさんいた。
賢そうなゴールデンレトリバー(ラブラドールかな?)
大人しかったのに、近づいたらはしゃぎ始めた。
終点付近には気になる看板。
この辺はオムライス専門店が軒を連ねる。
美味しそうなんだけどなあ、、、すでにお金が底を尽きている。
景色が段々と能登半島らしくなくなってくる。
段々交通量も増えてきた。
公立の中学校だけど、設備が新しい?
石川県は全体的にトイレとか、道の駅とか、綺麗な印象だ。
国道249号→国道159号線へ。
ここから段々と幹線道路に入る。
イオンとかも久々に見たなあ。
石川県安定の8番らーめん。
この幹線道路の感じに段々と嫌な予感がしていたわけで...
そうなりますよネーーーー。
地方都市って、中心街に近づくとバイパスに入るパターンが典型例。
もれなく自転車は通行禁止。
国道159号線は間も無く国道8号線と合流します。
ベッドタウン、津幡町(つばたまち)。ここの町の鳥が...
白鳥です。
標識まで白鳥にしてしまうこの押し具合よ。
冬にはかなりの数が飛来してくるそう。
石川県では定番のスーパー、どんたく。
津幡駅前。
国道から外れてしまうとなかなか道に迷ってしまいます。
案の定住宅街の路地を荷物満載の旅人が走る絵図。。。
そして、やっとこさ金沢市に入ります!!!
確か3日前には金沢まで60kmという標識を見た気がしますが。
能登半島を回ったら300kmほど遠回りしていたようです。。。長かった。。。
またまた山側環状というバイパスにぶつかる。
金沢は自転車で走りにくい。。。
段々と都会になってきたぞ。。。
日曜だからか、大渋滞。
お?これだな???
ついに金沢駅に到着!!!
珍しかったのか、写真を撮られている。w
駅舎には圧倒される。
2011年にはアメリカの旅行雑誌「トラベルレジャー」で「世界で最も美しい駅」に選ばれている。
駅には輪行の準備をするサイクリストが多くいた。
荷物はみんな身軽。
3連休を利用してサイクリング旅行に来ている人が多いみたいだ。
どうせなら観光もしたいので、終電の新幹線のチケットをゲット。
21時の新幹線まであと6時間ほどある。
駅を出発し、サイクリング。
道路の幅が狭くて、少し走りにくい感じもする。
金沢といえばここでしょ!兼六園。
日本三大名園の一つ。
中に入ってみましょう。
17:00に閉園してしまうので、大急ぎで回る。
しばらく写真をご覧ください。
自分も含めてだが、ほとんどの人が写真をひたすら撮っていた。
紅葉の時期に来て正解だ!
庭園を楽しむというよりは、写真を撮りに来ているような錯覚に陥る。
着物デートを楽しむカップルも多い。
このカラスの数よ。みんな一斉に山に帰るのだろうか。
石垣の構造が再現されていた。大きい岩の間に小さな石が挟まっている???
この迫力や。
城から百万石通り(石川県道10号)を見下ろす
ライトアップされていて綺麗だとか、石垣が立派とか、意外にも中の博物館が新しい建物だったとか。
こういう観光地は自転車旅では感動が薄いかもしれません。
誰か歴史に詳しい人だとか彼氏彼女だとか、一緒に来る人が必要で、自転車一人旅には正直少し不向きなのかもしれません。
まあでもここに行ったっていうのが重要かな?
市街地に戻り、次の場所へ。さすがに夜になるとかなり冷えます。
街の明かりが煌々としている。こういう表現が正しいかわからないけれど、ミニチュア版京都みたいな感じ。
東山ひがし茶屋街。京都の祇園のような。
茶屋や高級料亭が立ち並ぶ。茶屋の中は有料で見学することができる。
午後7時にはほとんど開いていなかったが....
旅人感丸出しの格好で、さすがに茶屋の中に入るのはためらわれる。
が、この風情ある街並みを写真を撮りながら歩くだけで割とお腹いっぱいになります。きっとここは手ぶらでスマートに観光するところだろう。
次のスポットへ。
金沢の中心街、片町・タテマチ。
特段観光するようなところではないが、地方の繁華街の調査も旅をしていると面白い。
飲み屋やアパレル店が立ち並ぶ。
11月の前半なのに、かなり寒く空気が澄んでいるので、クリスマスツリーが似合う。
もうそんな季節なのか。
片町きらら。
この辺では一番大型な商業施設。
なんとまだ開業してから2年ほどしか経っていないらしい。
タテマチストリート。
ファッション、カフェと立ち並ぶ。
えーーと、正直に申します。
閑散としすぎではないですか????
恐ろしく人がいません。開いているお店は多いのに。
日曜日の夜だよ?まだ19時半だというのに。
こういう中心街が寂れた感じになっていると少し不安になってしまいます。
ポツンと光るクリスマスツリー。
片町に戻って、裏の飲み屋街へ。
このオーディオマン ディグというお店、中を覗くと恐ろしい量のCDが!!
少し気になるものの、入りにくい感が否めない。。。
人こそ少ないけれど、街並みは嫌いじゃない。
に、しても。
どこでご飯を食べようか。
そもそも金沢の名物というのが思い浮かばない。
現金も1000円しかないので、クレジットカード が使えるところを探していました。。。
「だまされたと思って いっぺん食べてみて!!」
そんな看板に惹かれ、入ってみました。
海鮮中華 酔八仙(すいはっせん)
庶民的な中華屋さん。金沢に来た感じはないけれど、まあいいか。
店員の中国人系の若いお姉さんがかなりの美人さんだった。
食べログを調べて注文した海老餃子。
中にはプリプリの海老が一尾ずつ丸ごと包まれている。
ウニチャーハン。なんかどうしてもウニが食べたい気分だった。しっかりとウニが混ざっている。
金沢に来てなぜ中華料理を食べているのかは不明ですが、かなり味は美味しかったし、いいでしょう。
近江町市場。
金沢の台所。
もちろんこの時間には、やっていない。
ということで、金沢駅に戻ってまいりました。
金沢は全体的に洗練されていた印象。
古くからのものを綺麗なまま保存されていたり、新しい施設が立ち並んでいたりで、バランスがうまく取れていた。
なのに人が少なかったのが少し残念。
地元の人より観光客の方が多いのではないか?とさえ思わせる。
駅前の噴水は毎分時刻を刻む仕組み。面白い。
こうやって正面から眺めると改めて、立派な建物だと感じさせます。
大急ぎで自転車を輪行袋に突っ込んで、
終電のかがやきに乗ります。
帰りも自走しないの??という声も聞こえてきそうですが...翌日からまた普通の生活が始まるのでやむを得ず。
金沢から東京までわずか2時間30分で走ります。
新幹線やべえ(語彙力)
今回の旅の大まかなルートはこちら(かなり省略されています)↓
実走行距離は833.37kmでした。
2日目 諏訪〜松本(乗鞍通行止により停滞)
3日目 松本〜白馬〜糸魚川〜親不知
4日目 親不知〜黒部〜富山〜高岡〜和倉温泉
今回はもともと乗鞍を登りに行く予定だったので思いがけない旅になってしまいました。
来夏にまた横浜から乗鞍に挑戦しよう。