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自転車で日本を走ろう。

秋の!北海道一周自転車旅 19日目 2017/9/20 余市〜せたな

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ということで、昨晩泊めていただいた余市川温泉 宇宙の湯で目覚めます。

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ここの温泉の茅根社長に誘われて、朝からスタッフの皆さんと車で、とある場所へ。

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余市ぶどう園。綺麗でしょ?

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つきました!ご覧の通り大きな畑です。

ここで育てている野菜は宇宙の湯のレストランの食材にもなっているよ。

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今朝はさやえんどうの収穫!一本の苗に15〜30本ほども実っています。

それにしてもこんなに収穫できるんですね。さすがは北の大地。

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畑の近くには社長が建てたログハウスがあります。知り合いの大学生を時々泊めているらしい!

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こちらは廃車となった路線バス。これも改造しライダーハウスにする予定だそうです!

実は茅根社長、余市の町議会議員でもあります。他にもリサイクルショップ経営や雑誌の編集長など余市町を盛り上げるために多岐に渡ってご活躍していらっしゃいます。f:id:kurinikomi-hara:20171024155027j:image

隣町、共和町産のメロンを切っていただきました。

富良野でメロンが食べれなかったのでかなりラッキーです🤞めちゃくちゃ甘くて柔らかい!

泊めていただいただけでなく、宇宙の湯さんには色々お世話になりましたっ!

またぜひ伺わせていただきます。夏だけでなく冬も行ってみたい。

 

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道の駅スペースアップルよいち。昨日は休館日で寄れませんでした。この日は朝早くて寄れませんでした。笑

 

さて、これからどこに行くかが悩まれます。

残された時間は今日と明日の2日間。

 

1.積丹半島

積丹(しゃこたん)ブルーと呼ばれる真っ青な海を臨むことができます。オススメのドライブスポット。しかし、アップダウンが強烈らしい。

 

2.ニセコパノラマライン

その名の通りニセコ町に続く峠道。羊蹄山を間近に景色がとても良い。

 

3.国道5号線で函館へ

最短ルートニセコを通過し初日の長万部から来た道を戻る。羊蹄山を眺められる。

 

4.国道5号線国道276号線国道5号線で函館へ

最短ルートよりも峠道を避け、一番楽なルート。208キロ。

 

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ちなみに自転車ナビタイムでは4番のルートを指定してきますね。

まず1の積丹半島は...これからの天気が曇りなようなので積丹ブルーは拝めなさそう。却下。

2のニセコは...もう峠に行きたくない。やだ。

3と4は現実的ですが、なんとなく来た道を戻るのは好きではないのです。北海道一周が成立しないのでは?

と、いうことで選んだのは...

 

 

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5番の ☆日本海沿いぐるっと道南充実400キロコース☆

 

きっと頭が悪いんだと思います。もちろん函館はしっかりと観光がしたいので、明日の20時ごろまでに400キロを走ることになります(この時点で本日すでに朝9時)

 

まあでも天気はどうにかなりそうだし。

 

天気予報を見ると。

また夜遅くから降るみたいです。ってことはそれまでに気合いで距離を稼ごう。

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隣町の仁木町(にきちょう)。ここも果樹園が多い地帯であります。山梨に地形が似ているから必然的に育つ果物も同じような感じになるのでしょうか。f:id:kurinikomi-hara:20171026042318j:image

余市からせたな町ぐらいまでを後志(しりべし)地方と呼びます。難しい読み方が多いな!

 

 

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しばらくすると稲穂峠に入ります。標高ほぼ0メートルから292メートルまでの登り。まあまあ息が切れます。しかし本格的な峠を登るのはこれが最後になるでしょう。

 

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頂上は仁木町共和町の境になっています。さっき食べたメロンのところだ!f:id:kurinikomi-hara:20171024155329j:image

稲穂峠を降りるとまた田んぼが広がる平坦な道へ。本当なら向こう側に羊蹄山が見えるのですが...てか天気またあやしくね??f:id:kurinikomi-hara:20171024155548j:imagef:id:kurinikomi-hara:20171026042031j:imagef:id:kurinikomi-hara:20171024155709j:image

直線で何もない道がずーーーっと続く。かなり飽きますね。速度を一定に保ちながら、、、人力クルーズコントロールです。

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国道5号から国道226国道229号へ。

しばらく内陸に入っていましたが岩内町(いわないちょう)からまた海が復活します。

にしても、なにやらポツポツと来た気がする..おかしいな降るのは夜遅くなのになあ。

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雷電(らいでん)トンネル。3570メートルとこれまた歩道がない、長大なヤツです。

この辺は山が海に迫っているのでトンネルが非常に多い区間なのです。トンネル以外はなにもありません。

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雷電トンネルという名前がなんだか不吉な予感をさせるのです。

 

ゴロゴロ...???

 

 

 

 

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わあああああああ!!!

 

まただよ!どうなっちゃってるの北海道!!

 

けたたましい雷音とともに、ゲリラ豪雨てきなやつが来ました。だから夜遅くからふるって言ってたじゃんよ!

 

この辺は避難できる場所がどこにもないのでひとまず歩道があるトンネルに行き、そこで雨宿りです。

カッパが恐ろしく活躍します。疲れます。

 

雨だけなら良いのですがなんといっても雷が近いのでトンネルの中に1時間ほど避難してました。つらい。

にしても道南の日本海側は本当になにもないです。道の駅はまあまあいい距離にあるのですが、なんといっても規模がしょぼい。

セコマを見たら補給を絶対にしたほうがいいです。

 

 

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まさかの大雨警報発令中。

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寿都町(すっつちょう)に入ります。この辺から追分ソーランラインという名前が道路につく。

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道の駅 みなとま〜れ寿都。最近できたばかりのようで綺麗。漁港のすぐそばにありす。ホッケカレーを注文。甘口のトマト風味なカレーにのすり身が入っている。美味しい以外の感想なし。f:id:kurinikomi-hara:20171026045125j:image

あの奥に見えるのが積丹半島。海の色がどちらかといえばエメラルドグリーンになっている。晴れてればなあ。。。f:id:kurinikomi-hara:20171026045302j:image

弁慶岬。昔、弁慶がここで源義経再挙兵の援軍をずっとここで待っていた伝説があるらしい。、

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なんともいえないオオシケの日本海を右手に進んで行きます。本当に帰れるのかなあ、雨が降ったり止んだり。時折雷が落ちたり。f:id:kurinikomi-hara:20171024160918j:image

すっかり日も暮れてきたようで、精神的に不安になってくる。島牧村(しままきむら)の道の駅 よってけ!島牧。よってけ!って言うから寄ったのにもう既に閉まっていた。駐車場には誰もいない。許さんぞ。f:id:kurinikomi-hara:20171024161029j:image

これが写真に収められる今日ラストの景色です。

9月も末になってきましたから、もう6時には真っ暗になります。

 

島牧村にも一つだけセイコーマートがあるのですが、なぜだかそれをパスしてしまいました。

いつもは最初にセコマが現れると、固まるようにセブン、もう一個セコマのように次々と出てくるんです。だから”もう一個のセコマ”に行こう、そんなことを考えていたら...

 

 

コンビニが島牧村にさっきのセコマしかなかった。

 

なんということでしょう。お腹が空いてるのにも関わらず、自殺行為。

 

この先車通りも少なく、真っ暗な道を進んで行きます。

島牧村のトンネルは長いけどなぜだか明るい。そして暖かい。

だから一瞬ここで寝てしまおうか、とか考えてしまう。

 

しかし、

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1974年完成1974メートルという古くて長い茂津多(もった)トンネルを境にせたな町に入るとトンネルでさえ真っ暗。街灯が少ない街に来るとお金がないのかなあ、とかそんなことを考えてしまいます。

次第にまた雨が本降りになりかなり苦しい戦いになります。

唯一、沖にはたくさん漁船が出ていてその光だけが安心する。

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寂しくて東京のラジオをBluetoothで流していた。たしかJ-WAVEGROOVE LINE Zだったかな、ちょうど安室奈美恵来年引退のニュースが流れてきた。

 

このせたな町、いくつか集落は出てくるんです。しかしどの民家からも明かりが漏れていない。どういう生活をしているんだ。まだ7時だというのに。

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やっとせたな町中心部に入ります。いきなり街灯密集地帯が現れる。

このせたな町というのは平成の大合併により3つの町が統合されたところであります。

住所である久遠郡せたな町の後には瀬棚(せたな)区とか、北檜山(きたひやま)区、大成(たいせい)区とか異例な感じで区が付けられます。

一番北側が瀬棚区。セコマがあったりバス待合所があったり、奥尻島行きフェリー乗り場があったり。

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いつぶりかのセコマで食料を買い込む。セコマ様万歳!

 

なんだか眠くなってきたのでもうちょい先で眠るとしましょう。

5キロ南にいくと北檜山区へ。

雨が降っているのでとにかく軒下を探すも、全然ない。

 

 

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結局、せたな町情報センターの軒下で仮眠。テントを張る力もないので、そのままシュラフで。

雨と雷で150kmほどしか進めず。残りは1日、250kmほどの道のりです。

 

街灯があるって落ち着くなあ。

 

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