秋の!北海道一周自転車旅 16日目 2017/9/17 富良野〜札幌
ここ最近、疲れがだいぶ溜まって全然起きれない。
気がつけばもう10時とかになっていた。日が差しているということは、天気は問題ないか。しかし、台風18号がもう東京の方まで来ているようだ。
まさに行楽日和です。この山あいに囲まれたのどかな風景は気持ちいいんだけど、なにせものすごい向かい風で進まない。北海道は風がいつも強い。
市街地に入ると、なんと看板に「帯広」の文字が。もう10日ほど前にいた街の名前が再びやってくる。
富良野ワインの販売店が並び、市が経営しているワイン工場まである。
あまりに富良野市街が栄えていたのでこの先もコンビニがあるだろう、そう油断していた。
この先、山道に入ります。車通りが多いからなんかしらあるだろうと思っていましたが...
なんにもないまま、富良野を越え芦別市(あしべつし)に入りました。まともにご飯を食べてないのですが、しばらくダラダラとした峠が続いてかなりつらいです。
道道最長のトンネル、富芦(とみあし)トンネル。全長2733メートル、路肩もほぼないのでかなーり怖い。バックミラーと反射ベスト、警笛にリアライト。死なない為の必需品。
せっかく登っていった標高を台無しにするかのように、下り坂が現れるのでかなり気が滅入ります。知床峠よりもきついかも、、
標高が200メートルの富良野市街から、アップダウンを繰り返し、一度400メートルほどまで上がる。富芦トンネル、大滝トンネルとくぐると一度長い下り坂に入りまた200メートルまで落としにかかる。
が、
「プシューーーー」
あああああああ。聞きたくない音。信じたくない。けれど、重くなってくぅぅぅぅ
やってしまいました。後ろのタイヤがパンクです。前後ともタイヤはビットリア製ルビノプロ23cを履いていたのですが、無理もありません。おそらく5000キロ以上走り続けていたんだと思います。苫小牧でタイヤ買っておいてよかった〜〜。
歩道もないので落ち着いて修理ができません。おまけにお腹が空いたのと、お腹が痛くてトイレに行きたいのとで焦燥感MAX😌
かなり交通量が多い道なので何をしているのだろうと、いろんな車にジロジロ見られていました...トホホ
ポルシェのオフ会?何台ものポルシェが車列を作ってツーリングしている。
足早にパンクを直し少し登っていくと三段滝に到着します。その名の通り三段に分かれて落ちる滝は大迫力!
お!いいところにトイレがあるじゃないか。お腹痛くてたまんなかった〜〜😙
あ?😌
トイレットペーパー🙃
できないじゃん😔
お腹痛くて死にそう。
登って登って降りて。登って登って降りて登って降りて。200メートルまで落とされた標高をまた428メートルまで上げる。スマホの電波が悪く頻繁に圏外になる。
三笠市に突入!
この辺から下り坂に差し掛かるのですが、左側には桂沢湖があります。大規模な橋の掛け替え工事をやっていて湖がよく見えません。下り坂で相当飛ばしていたので写真が撮れませんでしたが、湖にはポツンと恐竜らしきものが建っています。
1977年に三笠市で発見されたティラノサウルスの仲間、エゾミカサリュウの化石が発見されたのを記念して建てられたよう。
が、しかし...
これは恐竜ではなく海生爬虫類モササウルスの仲間だったらしい...
(NAVER まとめより)
かわいそうに....全然恐竜関係ねえやん...
https://matome.naver.jp/m/odai/2142751092551712001
道道116号線に道を変え、三笠市街にくだり続けます。幌別線の幾春別(いくしゅんべつ)駅跡が左手に現れ、ようやくそこで久しぶりのトイレ休憩。。まじでお腹がしんどかった。
その隣にはあいすの杜という屋台が出ていて、この石炭ザンギというのが名物です。真っ黒だけど焦げている訳じゃないよ。石炭を再現したザンギなんだけど、この色はイカスミで作ってるらしい。小麦粉も鶏肉も、もちろん北海道産。
あいすの杜だけにソフトクリームも食べた。さっぱりしてて美味しかったんだけど写真を撮るのを忘れた。
三笠まで来ればあとは札幌までゆったり漕ぐだけです。畑ではタマネギの収穫がピークを迎えていました。
岩見沢市突入。旭川で走った国道12号線に再び入ります。日本一長い直線道路は、ここから5キロ旭川方面に行くと始まる。
久々の幹線道路で距離は稼げそうですが、ものすごい向かい風に見舞われる。
江別市。だんだんと街並みが都会になって行く。ベッドタウンなんだろうなあ。
この辺一帯、獣医学部で有名な酪農学園大学!カメラに収められないぐらいめちゃくちゃ広い(笑)
大麻駅。たいまえき?いや、おおあさえき。
北海道で初めて、渋滞を見る。5、6キロ詰まるほどの大渋滞。いくら北海道でも都会は混むのね。
ついに来たぞ札幌市!道内唯一の政令指定都市なので住所に区が現れます。
厚別(あつべつ)区、白石(しろいし)区と抜け...
整備されたサイクリングロードに入ります。白石こころーどって言うんだって。
到着〜!!豊平(とよひら)区にあるライダーハウス、ねこじゃらしです。一階が居酒屋、二階がライダーハウスになっている。一泊1200円(自転車)と少し割高ではあるが室内はかなり清潔、そしてなんといっても自転車バイク用にガレージが完備されております。これで台風が来ても一安心。
どうせ明日には台風が直撃するから2泊することにしました。
ライハには6人泊まっていた。八畳ほどの部屋なのでわりと狭いが。台風なので全員連泊するようだ。
リュックも後ろの荷物も全部外して身軽な状態にして札幌観光!
25kgほど一気に軽くなった自転車と鍛えてしまった脚によって恐ろしく速くなっている(笑)トルクが大幅にアップだ。
藻岩山(もいわやま)!自転車で麓に自転車を置き、ロープウェイとモーリスカーを乗り継いで山頂まで行きます。
オレンジ色の暖かい光が、町中を包み込む。カメラでは全く伝わらないほどの光量で、感動しますよ。
チケットは中腹駅までと山頂駅までとあるのですが、中腹駅は何も見えません!1700円と高めですが一度はぜひ行ってみて欲しい。
この日は雨雲が近づいていて、山頂は息が苦しいレベルの強風でした(;ω;)
次に札幌で絶大な人気を誇ってる、らーめん信玄。夜11時でしたが行列。1時間待ってやっと食べれました。
味噌ラーメン。野菜と豚骨を50時間以上煮込んだスープとよくからむ卵強めの麺は今まで食べてきた味噌ラーメンの中ではダントツにうまい。ラーメンの中でも味噌ラーメンは、美味い不味いが一番差が出ると思っているが、正直ここの味には衝撃を受けた。
チャーハンも大人気らしく、食べたかったが切らしていた(ToT)
24時まで営業している温泉、壱乃湯で休憩し深夜のススキノへ。。。
ででん。すすきの交差点。このニッカウヰスキーの看板は誰しもが見たことあるだろう。深夜の2時を回っているのに街はものすごく元気。スーツ姿の男性が自分と同世代くらいの女の子をナンパしていたり。人がたくさん歩いている。家に帰らないのだろうか。
東京でいう新宿歌舞伎町のポジションだろうか。
テレビ塔は真っ暗。
こちらは深夜1時半の札幌駅。さすがにここは寝静まっている。
やがて雨が降り始め、ライハに帰宅。寝る準備をしていたらライハ仲間に誘われコンビニの前で飲み会。電通大の院生で家が近かった。気がついたら、朝4時になっていた。