秋の!北海道自転車一周旅 14日目 2017/9/13 遠別町〜旭川
↑ここ(バス停)で寝ていました。
結局ベンチの上にマッドを敷き、その上に寝袋を敷いて寝た。
撤収がすぐに行えるのでテントよりかはいい。
全部ガラスだったから見てはいけないものが見えてしまった...ことはなかったが霊感強い人ならありえるかも。
昨夜降り続いた大雨は朝にはあがっていた。
ここ二日間は100キロ未満の走行が続いていたので、今日はどうしても距離を稼がないといけない。なんてったって今日で北の地に来て2週間。残された日数はあと1週間もないのだ。
雨上がりの朝は、空気中のチリを全て地に流しているから、とても澄んでいる。
距離を稼ぐために朝ごはんも食べずに朝の5時半から走り始めた。
↑道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ 星の降るまちと言われている。
日が昇り始める。こんな朝早い時間なのに、10人ほどで走っている大学のチャリサー集団とすれ違った。この時期に合宿やってる大学があるとは。女の子もちらほら。自転車旅をしている女の子ってものすごいギャップ萌えですよね?
オロロンラインは国道232号線に道道から名前を変えて南に下る。道の駅が20キロごと、自転車なら1時間での間隔になるのでしばらく困ることはありません。温泉併設のところが多め。
なにも食べていないので初山別村(しゃさんべつむら)のセイコーマートで朝ごはんを食べることにしました。
イートインがあったので音楽を聴きながら優雅に朝食。
のはずでした...
「ピポンピポンピポンッ!!ピポンピポンピポンッ!!ピポンピポンピポンッ!!」
けたたましい通知音がiPhoneから鳴り響く。いや初めて聞く音だな?
えっとあれだ、彼女とかから着信すると違う音で鳴るように設定してたんだっけな。
いやまてよ僕には三年彼女がいないはずだぞ?iPhoneが彼女を探してきたのか?
果たして...
え?(;_;)
そんなことってある?(;_;)
北の大地から北の大地に向かってミサイルが発射されました泣
幸いにもコンビニの中なので、野ざらしよりは生存率は上がるでしょう。
急いでradikoに切り替え速報を聴きながら慌てふためいていたのですが、セイコーマートの店員さんなにも気にしていない笑
しかもあの刈り上げ 委員長、北海道に打ってきよった(;_;)
頭の上を通過した!
まさかミサイル発射に遭遇するとはな。
気を取り直して出発だす。
初山別村に現れる、 辺り一面のひまわり畑。北海道だから規模も壮大である。ひまわり畑の地平線って言いたいところだが、その奥には日本海の水平線も映る。
昨日同様、こんな道を進む。もしかしたら一番北海道を味わうことができる道路なのかもしれない。
↑道の駅 ほっと♡はぼろ
♡ってなんやねんって突っ込んだら負けな気がします。ここにも温泉がある。
朝早くて開いていなかったため通過。
バラ園が併設されているものの、改築中であった。
ほっと♡はぼろから10キロ走ればすぐに次の道の駅 風Wとままえが現れる。
なんて読むかって?風Wで「ふわっと」である。風力発電がたくさんあるだろう。それにしてもキラキラネームである。
名前に気になってしまったので意味もなく寄ることに。ここも温泉併設で開いていたが、どうせこのあとも汗をかくので入らない。
そして同郷、横浜市出身の日本一周チャリダー「とらぶった君」に会った。
横浜以外の彼との共通点、それは...
MARIN製の自転車に乗っていた!!
MARINとはアメリカカリフォールニアのマウンテンバイクメーカー🇺🇸
フレームの頑丈さに定評があるのだが、生産台数が少ない。
そんなレアな自転車、そして同郷ということで話が弾む。
北海道に上陸して自分は2週間、既に自分の方が長老と化していた。これから時計回りに走るということなのでいろいろな情報を教えました!
彼のブログにも当日のことが紹介されてます→
いや〜いい天気だ。久しぶりにこんな快適なサイクリングができる。
オロロンラインもやがて姿を変え、快走路に入る。さらには追い風でかなり快適な速度で日本海を右手に巡行することができる。
ミサイルが発射されたからだろうか、自衛隊がものすごく多い。
「何を干してるんですかー?」
「コンブを干してるのじゃよーー!」
道の駅ラッシュも終盤、道の駅 おびら鰊番屋(にしんばんや)
名前の通りにしんを使った料理がレストランで食べれます。
迷うことなくニシン丼を注文。ふっくらと柔らかく、味付けが薄いので本来の味が楽しめます。量もしっかりあって、チャリダーにはかなりおすすめ。
本場の地で食べるって気分的にもなんだかいいですよね。
道の駅から約10キロ南下し、留萌(るもい)市街に到着。気のせいか道北より暖かくなった気がします。
このオロロンライン、稚内から小樽まで続いている長い道路なのですが、一度この留萌市街でお別れ。
一度ここから内陸に入ります。
どこに行くか?
旭川!!!
留萌川沿いに国道233号線を内陸に上る。これに沿って深川留萌自動車道が通行無料の高速道路として走っているため、交通量は少ない。
内陸に入るとはいっても小高い丘(美馬牛峠-びばうしとうげ)を登る程度でそんなに苦ではない。
北海道も気がついたら米の収穫時期を迎えてました。辺り一面黄金色。季節は本当に秋に姿を変えてしまった。さようなら、ぼくの夏休み、、、
ということで秩父別町に入ります。
これでちっぷべつって読むんです。ちっぷべつ。多分なんとなく響きがエロいランキング13位に入りそうです。
昨日の何もない感じとは変わって、のどかな田園地帯が広がる。
深川市に入るとやがて日本一長い直線道路で知られる、国道12号に入る。旭川〜札幌をつなぐ幹線道路で車通りもかなり多い。
※日本一長い直線道路は美唄(びばい)市~深川市の29.2km区間
↑石狩川
旭川方面のトンネルは自転車が通れず、となりのサイクリングロードに迂回させられる。
↑迂回するサイクリングロード。途中森林の中を通りクマが出るんじゃないかとうっすら期待してしまう。
途中左手に神居古潭(かむいこたん)という景勝地があらわれる。
やがて地方の大都市のような、久しぶりにみる光景が現れる。例えるなら岡山市とか静岡市かな。旭川、かなり栄えてるんだな。
旭川の自転車屋さん はっとりスポーツ商会 にピットイン。親子二代でスポーツ自転車屋を経営しており、パーツの品揃えも北海道のなかでも最大級かも。チェーンからスプロケから、ディレーラーエンド修正など7000円でかなり直してもらいました。スプロケの在庫が切れていたようですが、旅人だからいいよ!と、わざわざ売っている完成車から移植していただきました。
目の前のイオンモールはかなり充実している。ヴィレッジヴァンガードとか1ヶ月ぶりに見たな。
中をブラブラ見ていたら、小さい姉弟が駆け寄ってきて、「がんばってください!!!」って声かけられた。なんで知ってるんだろう??????
あ、リュックにデカく「自転車で北海道一周中」って書いてあった。恥ずかしい笑
11度。もう冬だよーーー
旭川駅。予想をはるかに超える都会だった。飲み屋がたくさんあって、金曜日らしく人で賑わっていた。こりゃ、また来たい街リストに入れておこう。飲み歩きたい。
旭川には高砂台という市街地から5キロほど走ったところに万葉の湯があります。ここの温泉は朝まで営業しており、仮眠室も完備されているのでそこで朝を迎えることにした。