秋の!北海道一周自転車旅 12日目 2017/9/13 猿払〜宗谷岬・ノシャップ岬
昨日からの暴風でなかなか眠れない夜だった。
テントが吹き飛ぶことはないけれど、ものすごく揺れ不安になる。
AM7:00起床。テントを開けると雨はまだまだ降り続いていて、走る意欲が削がれる。
道の駅併設のコインランドリーが9時から使えるということで、ツーリングマップルをぼーっと見ていた。
洗濯物を突っ込み、さるふつまるごと館で朝食。
ホタテを自分で焼く。北海道でホタテを食べるのは何回目だろうか。
味はとても大きく磯の香りたっぷり。さるふつバターをたっぷりかけていただく。
さらに牛丼も。玉ねぎがとても甘い。13度の寒い朝に味噌汁が体に沁みる。
↑猿払村で大学生専門学生は、ほぼ無料でゴルフができる。こんなに奮発する?
道の駅には日本一周チャリダーたちが溜まっていた。19歳〜60歳まで様々。二階が休憩室になっていて雨で彼らは停滞すると言っていた。
長々と雑談や情報交換で時間を潰し、もう正午になっていた。
全員稚内方面からやってきたということで、聞いた情報をもとに観光することに。
ほんの少し走るとすぐに稚内市に入る。相変わらずの雨。体力がどんどん奪われていく。
あの先っちょが最北端・宗谷岬か?と期待を膨らませるも、ことごとく裏切られてしまう。
ウミネコの群れ。
寒冷な土地には木がないから、地形の起伏がそのまま見れる。
宗谷岬までは強烈なアップダウンが続く。下り坂に差し掛かると、海がめちゃくちゃ上に迫ってくる。
日本最北端の小学校!ここまでくればもうちょい。
ついに着いたぞ!今まで来た中で一番観光客で賑わっていた気がする。
初上陸!最北端に到達です。北海道一周はここ無くして何も語れません。
にしても、こういった大ボス感がある通過点に着くときはいつも雨です。景色が良くないし、カッパを着ているから土方か警備員にしか見えない。
晴れているとサハリンが臨めるのですが...
👆岩が宗谷岬の歌を歌います。
道を挟んで向かい側の売店では、お土産が買えます。宗谷岬のステッカーが売っているので、自転車に貼った。(なぜNACK5のステッカーがw)
突風が吹き荒れていて、あまりの風に転んでいた観光客もいた。
2日前、網走湖で出会った愛知のチャリダーにまたもや遭遇した。お互い違うところに泊まっているのに、同じ時間に同じ場所で出会えるのは何か運命を感じる(男だけど)
1時間ほどで最北端を後にして、稚内市街を目指した。
今回の旅4度目のキタキツネに遭遇!まったく警戒心がなく初めて鮮明な写真を収めることに成功。
ここまで40キロほどしか走ってないのですが、時刻は15時。稚内を過ぎてしまうと70キロ間本当に何もない恐怖の道路、オロロンラインに入ってしまうため近いところで寝床を探そう。
・みどり湯
「稚内 ライハ」でググるとトップに出てくる。1000円で泊まれる。独特の風習があり、みんなで必ず謎の歌を歌わないといけない。
・最北端 みつばちの家
600円or1000円で泊まれる。マイカーでもOKらしい。
・ノシャップ岬 漁師の店
2500円と他のライハに比べて割高だが、朝夕食・お酒・おつまみ付き。
で、今まで出会った旅人の口コミから、漁師の店に泊まることにした。
「夕食の17時半までにチェックインしてくださーい」
早い(笑)
稚内駅 兼 道の駅わっかない。二階には映画館もあり全部のせ感、しかも全て最北端。
ここの観光案内所では最北端到達証明書(本土四極のやつ)がもらえます!みんな必ずもらってね。
さて稚内の駅からすぐ近く、猿払の道の駅で会った旅人で教えてもらった喫茶店、デノーズへ!
米軍バーガーを是非食べて欲しいと勧められたのである。
どれどれ...直径18センチのバンズ???
いやいやいや。恐ろしいデカさ。タバスコの小瓶を余裕でこえてますからね。
意外にすんなり食べれるものの完食した頃にはお腹いっぱい。
これと同サイズのパティに、チーズを大量にぶっかけたスラッピージョーも名物になっている。
稚内を訪れた際にはぜひ一度挑戦していただきたい!
さて、漁師の店があるノシャップ岬へ急ぎます。稚内の公園には普通にシカが歩いている。市街地なのにシカがいるって、、、奈良か。
漁師の店に到着です。この日はバイク4台、チャリ1台。
全然チャリダーと遭遇しない(;_;)
建物の二階がライダーハウスになっており、中はかなり広い。が、天井が恐ろしく低い(笑)自分は4回頭をぶつけた。
ライダーハウスを始めて10年になるそうだが、壁や天井には歴代の旅人によるメッセージがぎっしり残されている。
驚きなのが、もともとこの建物は一階建てで、この二階部分はオーナーが手作りで建ててしまったらしい。もともとチャリダー向けにライダーハウスを作ったそうだ。
そしてなんと夕食はウニ丼!!!豪華すぎだろ。ウニ丼って北海道で食べると2500円〜3000円はするんですよ。しかもウニ特有のツーンとしたやつが弱くまろやかなのだ!さぞかしいい昆布を食べて育ったのじゃろなあ。
食べ終わるとみんなで手分けして皿洗い。このセルフサービスが寮生活感を味わえて良いのだ。
バイクライダーの皆さんと4キロ先の稚内温泉 童夢で汗を流す。お風呂から上がると、
「雨で湯冷めするから乗ってきな!」
なんと漁師の店のオーナーが軽トラで迎えに来てくれた!!!!なんて親切な方なんだ。
夜はオーナーと旅人たちで小宴会。お酒とおつまみも用意していただきました。全く見知らぬ人たちと楽しくお酒を飲める北海道、素晴らしいな。
あれ...これに朝食もついて2500円...???