秋の!北海道一周自転車旅 5日目 2017/9/6 帯広(大正)〜釧路
北海道のつらいのは、100キロ以上走っても車のナンバー地名が変わらないところ。600キロぐらい走っているのに、函館→室蘭→帯広と3つしか変わっていない。
カニの家に泊まっていたのは5人、やっぱ旅人のピークは終わったようだ。チャリダーは自分だけ、あとは茨城千葉埼玉滋賀のライダー。
帯広駅に特に用もなく、豚丼も食べたので大正からそのまま釧路に向かうことにした。
(あとで幸福駅を見とくべきだったと後悔)
道道62号線を進む。
朝露で湿った大地の横をゆっくりと走る。「北海道産大豆使用」みたいな写真に使えそうだ。畑がずっと広がっているんだけど一体何が栽培されているのかは正直分からない...
そろそろ朝ごはんを...と立ち止まったところにたまたま猫ちゃん。女の子っぽいんだけどものすごく懐かれてしまう。その場を離れようとするとすごく切ない瞳で追いかけてくる。ああ癒し。。。
小高い丘を登り降りしながらようやく国道38号線と合流!朝9時の時点で釧路まで90キロ。余裕だろう。
豊頃町。十勝川の河川敷にポツンと立つ二本のハルニレの木。樹齢推定140年、何もないところに二本だけ生えていて哀愁漂う。
浦幌で補給。自転車旅は莫大なエネルギーを消費するため、カップ焼きそばは必需品。北海道ではいわゆる「ペヤング超大盛」が売ってなく代わりに、やき弁こと「やきそば弁当」を食べる。一番大きいサイズで200g1169kcal。これでも3時間ぐらい走ればお腹が空きすぎてヘロヘロに...燃費悪い。
この辺からすれ違うチャリダーが一気に増える。8月は大学の自転車サークルが集団ツーリングに来るのが大半だが、9月になると自分のようにひとり旅が多い。道の駅うらほろで出会ったこのチャリダーもそう。聞けば同じ横浜市民、横市大三年生であった。彼は来年休学をして自転車で世界一周をするという。半端ねえ。
ツイッターを教えていただけますか?と聞くと既にお互いフォローしていた。旅人あるある。
北海道は景色が変わらないといいますが、一日ごとに見えるものは確実に違う。平坦でまっすぐの道を...というイメージを裏切るほどのアップダウン。。。海沿いの道を走っているはずなのに気がつけば峠道に、この辺は四国と似ている気がする。
そして雲行きがあやしい。(↑電光掲示板には「釧路地方 雷注意報発令中」)
嫌な予感は的中、やがて小雨と向かい風がセットでやってくる。北海道の風はクソみたいに強いから追い風と向かい風の走行ギャップが顕著に出る。
この辺は馬主来と書いて「ぱしくる」と読む。途中トイレで立ち寄った駐車場には誰一人姿がなかった。家屋が立て続けに倒壊していて不気味だ。
向かい風アップダウンに苦戦しながら久しぶりのセコマ休憩をすると、東工大三年のチャリダーがいた。彼はこれから釧路の空港から飛行機輪行で帰るのだが、自炊で使うガスボンベの処分に困っていた。道の駅で「ご自由にお持ちください」と置くも誰も持って行ってくれなかったそうだ。(そりゃそうだ)
あれ...それってギアTですか??(それあれ)
見るからに軽装備の彼にしばらく前を引いてもらった。風よけがいるのといないのとでペースが全然違う全然違う💦
彼と別れ、道の駅しらぬか恋問へ。恋が叶うポストなるものが大きく置かれている。隣にはローソンとラーメン屋があるのでおススメです。時間を潰している間に雨が本降りになってきたのでここから進もうか寝ようかを悩みながらラーメンをすする。野良猫が歩いていると思いきやキタキツネ!可愛いけどエコノキックス症候群の媒介で絶対に触ってはいけないのです。
↑大楽毛と書いておたのしけと読む。おたのしけぇ〜〜〜
結局濡れることを決め、釧路市街へ。カッパを出すのが面倒で、ずぶ濡れです。途中駐車場から出てきた車に撥ねられかけました。めっちゃ謝ってた。
スーパー銭湯に浸かり洗濯を済ませるとネカフェに着いたのは深夜の2時。ここから一週間天気は悪いらしい。どうしようか。。。
釧路はセコマよりもローソンが多いです